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大谷選手と水原元通訳について◆(違法賭博事件と浮気男のはなし)

◉この事件の陰謀説



数週間前に、水原元通訳の違法賭博事件が

報道されるとすぐに

「ギャンブルをしていたのは大谷選手」で

「水原氏は大谷の代わりに罪を被ったのだ」

という記事が出た。

理由は、

◉6億円もの大金がなくなって気づかないはずがない。
(実際はそれ以上)

◉大谷選手の口座から送金するのは大谷選手しかできない。

だから、

ギャンブルをしていたのは大谷選手で

それがバレそうになったから

罪を水原元通訳になすりつけているんだ。

「悪いのは大谷だ」

と彼らは陰謀説を唱えた。

彼らは大谷選手が記者会見で

水原元通訳の違法賭博事件について

「自分はなんら関与していない」

と釈明しても信じず

「大谷は怪しい」とSNSで発信し続けた。

だが先日、

大谷選手は無実であり

「被害者」だと認定された。

◉大谷選手を認めない心理


今回は、

どうしても大谷選手を悪者にしたかった

人間の「心理」を深掘りしてみた。

「なぜ大谷選手を悪者にしたかったのか?」

嫉妬もあるだろうが、

もうひとつは、

聖人君子みたいなすごい人間が

いることを認めたくないから。

メージャーで大活躍し、寄付はするわ、

グランドでゴミは拾うは、裕福だわ。

結婚してめちゃ幸せそうだし♪

「あ~こりゃこりゃ、こんな人いるのか?」

「いやいや、そんなはずはない。

そんなキレイな人間などいないさ」

「きっと裏では、汚いことをしてるはずだ」

「そうだ、そうに違いない。

いや、そうであってほしい!」

(澄んでない心が叫んだのだろうか)

「大谷はしょうもない俺とは大違いだ。(失礼)

比較されたら俺の価値がなくなる」

「だから大谷もひどいヤツということにしよう。

そうすればおれは救われる」(なんのこっちゃ)

だんだんワケのわからん思考になってるが、

そんなところか。

「そもそも自分で勝手に大谷選手と比較してるよね?」

なのだが。


これは、

相手を引きずり落として安心する

「思考パターン」だ。

(自分も上に行くとかいう発想ではない)

◉浮気男のはなし


先ほどの

相手を引きずり落として安心する

「思考パターン」

「浮気男の話」と似ている。

正確には「浮気をしない男の話」だ。


仲の良い夫婦がいる。

この旦那さんは浮気はしない。

何年経っても奥さんが好き。

この話を聞いた近所の奥さんが

浮気をする自分の旦那に

「〇〇さんて、

あんないい旦那さんがいてステキね」と漏らす。

旦那は嫁に

「おまえ、そんなはなしを真に受けてんのか。

浮気しないだと?

いやいや、そんなはずはない。

そんなキレイな人間などいない。

きっと裏では、浮気してんだよ」と言う。

「そうだ、そうに違いない。

いや、そうであってほしい!」

そうでないとお隣の旦那はいい人、

自分は悪い男になるじゃないか。

つまり、

「大活躍し振る舞いも素晴らしい大谷選手」と

「いつまでも嫁を大切にする浮気しない旦那」

を見て「おまえらがいるから困るんだよ」

だって「おれのしょぼさが目立つから」

だから「おまえらも悪人であってほしいんだ」

という心理になるのかもしれない。

よって、

いくら大谷選手本人が

「賭博に関わってません」と言っても

そして、

浮気しない男が

「浮気しないです」と言っても

彼らは「そんなはずはない」と

思いたいという心理が働くのだろう。

◉おまけのはなし


ついでに言えば、

大谷選手はお金を盗まれた「被害者」

なのに、

「お金の管理ができない社会人!甘い!」

などと非難される。

「お金を盗まれた上に非難される」のだ。

非難されるのは盗むほうだろう、と思うが。


こんなはなしがある。

道を歩いている時に

財布をすられた男がいた。

そのことを知り合いの先輩に言うと

「おまえバカだなあ。

ボーッとしてんじゃねえよ」
(チコちゃんか)

「ちゃんと歩けよ」と非難された。

彼は「言うんじゃなかった」と思ったが、

その先輩もその後、

スリではないが置き引きの被害にあった。

「ボーッとしてんじゃねえよ」
(チコちゃん返し)

別にみんなボーッと生きてるわけではないと思うけど。

「何か盗まれた人」「盗む人」

どっちが迷惑だろうか?



以上です。


最後までお読みくださってありがとうございます♪

Thank you for reading!

Have a good one!


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