【2024 NHKマイルC(G1)】徹底的に攻略データ篇 4 Haya 2024年5月2日 07:00 *「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。<2023年のレース検証>レースは、後方からとなったシャンパンカラー(9人気)が、直線で前の各馬を差し切り、ゴール前で急追したウンブライル(8人気)をアタマ差振り切って優勝。さらに1.1/4馬身差の3着にオオバンブルマイ(3人気)が入り、大波乱決着!?本命馬不在の大混戦。結局①人気に支持されたのはカルロヴェローチェだったが、単勝オッズは5.7倍。②人気エエヤン、③人気オオバンブルマイとオッズは拮抗していたが、最後の決め手は「レーン人気」だったか。ちなみに過去のNHKマイルCで①人気が単勝オッズ5倍以上となったのは07年、17年に次いで3度目で、3回共に馬連万馬券、3連単も20万を超える大波乱となっている。ちなみに07年も今年と同様に稍重でのレースだったが、この時に⑰人気で大金星を挙げたピンクカメオの鞍上も内田博騎手だった。<サンデーレーシング所属馬に注目! ①②人気なら鉄板級!?>[人 気]①人気は [2-1-1-6] と目下 7連敗中。はっきり物足りない。その替わりというわけではないだろうが、②人気 [3-2-1-4] の成績がいい。 4回ある着外も掲示板外は1回だけという安定感を誇っている。以下③人気 [1-1-1-7]、④人気 [1-1-0-8]。なぜか⑥人気 [1-0-2-7]、⑨人気 [2-0-1-7] の成績が良く、このあたりが盲点になりやすい人気順といえそう。馬連平均配当は7950円。むしろこの程度でよく収まっているな、という印象もある。ただし、3連単平均配当は 355,723円とかなりビッグ。 2桁人気馬が平気で突つ込んでくる大穴全開レース。荒れる前提で取り組んでも的中は至難と断言していい。 ⑰⑱人気も圏内という G1レースは当レースだけだろう。(netkeiba.com 想定人気)想定1人気 ジャンタルマンタル(牡3、栗東・高野友和)想定2人気 アスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一)想定3人気 ゴンバデカーブース(牡3、美浦・堀宜行)想定4人気 ボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久)想定5人気 ノーブルロジャー(牡3、栗東・吉岡辰弥)過去10年におけるNHKマイルC 人気別成績表[ステップ]出走数順に並べると、最多は二ユージーランドT組で [2-2-2-41]。次いで [2-0-5-23] のア—リントンC組。そして [1-0-1-18] のファルコンS組という順位となつている。しかし、各々の連対率が 9%、7%、5%という低水準。勝ち馬は出ているものの積極的には買えない。信頼できるのは皐月賞組 [2-1-1-9]、桜花賞組 [2-2-0-13]。やはりクラシツク路線からの転戦組はカが一枚上と見て良さそうで、皐月賞トライアルの弥生賞組からも [1-0-0-2] と勝ち馬が出ている。そのほかでは毎日杯組、橘 S組、フラワーC組、アネモネS組から連対馬が出ている。ステップは多彩だが実際に連対しているのは、ここまで出てきたレースの組だけ。ステップで絞れるレース。二ユージーランドT組 [2-2-2-41]1着 エコロブルーム(牡3、美浦・加藤征弘)=回避(右前脚に違和感)9着 エンヤラヴフェイス(牡3、栗東・森田直行)8着 オーサムストローク(牡3、美浦・伊藤圭三)16着 キャプテンシー(牡3、栗東・松永幹夫)10着 スパークリシャール(牡3、美浦・小島茂之)14着 デビッドテソーロ(牡3、美浦・小手川準)2着 ボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久)3着 ユキノロイヤル(牡3、美浦・小野次郎)ア—リントンC組 [2-0-5-23]2着 アレンジャー(牡3、栗東・昆貢)3着 チャンネルトンネル(牡3、栗東・福永祐一)1着 ディスペランツァ(牡3、栗東・吉岡辰弥)5着 ポッドテオ(牡3、美浦・畠山吉宏)ファルコンS組 [1-0-1-18]9着 シュトラウス(牡3、美浦・武井亮)1着 ダノンマッキンリー(牡3、栗東・藤原英昭)5着 ロジリオン(牡3、美浦・古賀慎明)皐月賞組 [2-1-1-9]16着 ウォーターリヒト(牡3、栗東・河内洋)3着 ジャンタルマンタル(牡3、栗東・高野友和)桜花賞組 [2-2-0-13]2着 アスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一)11着 イフェイオン(牝3、栗東・杉山佳明)14着 マスクオールウィン(牝3、美浦・牧光二)弥生賞組 [1-0-0-2]7着 ダノンエアズロック(牡3、美浦・堀宜行)9着 ファビラススター(牡3、美浦・荻原清)過去10年におけるNHKマイルC 前走レース名別成績表<攻略ポイント>①桜花賞組~買えるのは前走①~③人気、前走6着以下は苦戦桜花賞組は 17年のアエロリット以来、勝ち馬が出ていないものの、レース当日が①〜③人気なら [2-1-0-2]。 2度の着外は17年①人気17着カラクレナイ、19年①人気 5着グランアレグリア。前者はマイルで勝った経験がなく、後者は直線でゴチャついて自身が降着 ( 4着入線→ 5着 )となってしまつた。よって、この 2レースは参考外と見ていいか。何しろ上位人気は信頼できるということ。一方で下位人気、特に当日 2桁人気の馬は [0-0-0-7] とまったく走っていない。また前走着順別で成績を見ると、前走 5着以内は [2-1-0-3] と積極的に買えるが、6着以下では [0-1-0-10] と好走率は大幅に低下してしまう。桜花賞組1人気2着 アスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一)=想定2人気過去10年におけるNHKマイルC 前走クラス別成績表②馬主~サンデーRがロックオン!! 過信禁物はキャロットファーム!?明確に当レースを狙っているのではと思えるのがサンデーレーシング。 [3-3-1-11 ]という数字。出走があれば毎年のように連対しており、21年は3頭の出走で、この3頭がなんと 1〜 3着を独占した。当日が①〜 ②人気なら [3-0-1-2]。2度の着外はあるが、どちらも掲示板は確保。荒れる前提の当レースの中にあって、ほぼ鉄板級のデータと言っていいだろう。他の有力クラブはというとシルクR [1-0-1-6]、キャロッ卜F [0-1-1-8]、社台RH [0-1-1-2] と苦戦しており、サンデーRの本気度がわかろうというもの。特にキャロツトFはアテにしづらいようだ。馬主サンデーレーシング所有馬アスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一)キャプテンシー(牡3、栗東・松永幹夫)馬主キャロットファーム所有馬アルセナール(牝3、美浦・木村哲也)シュトラウス(牡3、美浦・武井亮)過去10年におけるNHKマイルC 馬主別成績表③波乱の主役~2桁人気で激走の共通点!? 小柄な追込み馬に注意!!2桁人気で馬券になったのは6頭。その 6頭に共通していたのが当日の馬体重が 480㌔未満だった点。特に420~439㌔の馬は [0-1-2-6]。3着以内3頭とも直線で鋭く追い込んで波乱を演出した。22年⑱人気カワキタレブリ |は当日420㌔。33秒 8の脚を使って3着に入つた。(追込み)前走馬体重420~439㌔の馬*今年出走予定馬に小柄な追込み馬無し!過去10年におけるNHKマイルC 馬体重別成績表【戦術ポイント】[軸馬の狙い方]アテにしづらい上位人気馬だが、サンデーR所属馬がいれば話は別。ステップを問わず軸に据えたい。逆にステップを重視するなら桜花賞組、皐月賞組から選ぶのがセオリー。クラシック路線>マイル路線の図式は忘れないようにしたい。前走5着以上、当日①〜③人気が軸選定の基準になる。ゴチャつくケースも多く、外枠がベター。過去10年におけるNHKマイルC キャリア別成績表[相手馬の狙い方]何度も触れているように2桁人気馬が平気で激走。基本的な考え方は軸馬と同じでいいが、どんな人気薄でも「小柄な追い込み馬」だけは入れておきたい。また過去のG1での健闘歴、マイル以上の重賞での好走歴も重要なファクター。ルメール、M.デムーロ、横山典騎手はマークしたい。また、忘れた頃にくる新潟2歳S好走馬に注意。過去10年におけるNHKマイルC 種牡馬別成績表[注 意 点](当日520㌔以上)大型馬が苦戦しているのが当レースの特徴。当日520㌔以上の馬体重だった馬は[0-0-0-6]。 500キロまでハードルを下げても[1-2-0-22]と苦戦は変わらない。レース創設まで遡っても520キロ以上の馬は[0-1-0-21]。 08年2着だったブラックシェルの連対例があるだけ。前走520㌔以上の馬シュトラウス(牡3、美浦・武井亮)=前走520㌔過去10年におけるNHKマイルC 性別・東西厩舎別成績表(短期免許の外国人騎手)M.デムーロ、ルメール騎手が活躍している一方で、振るわないのが短期免許で来日する外国人騎手。ウィリアムズ、ボウマン、レーン騎手ら錚々たる各国の名ジョッキーが参戦しているのだが[0-0-1-8]と連対例なし。特に縁がないのがレーン騎手。④④②①人気で挑みながらも⑩⑤⑤⑤着という成績。疑ってかかった方がいい。短期免許の外国人騎手騎乗予定馬ゴンバデカーブース(牡3、美浦・堀宜行)=モレイラ騎手過去10年におけるNHKマイルC 騎手別成績表(枠番)過去10年で完全に死に枠といえるのが [0-0-0-10] の⑬番枠。3着以内はおろか、掲示板内すらない。過去10年におけるNHKマイルC 枠番別成績表過去10年におけるNHKマイルC 馬番別成績表[注 目 デ ー タ]①前走G1(芝)5着以内orG2&G3(芝)3着以内②(芝)連対率66.7%以上③15頭立て以上の(芝)1400㍍以上の特別競走で連対実績④前走時馬体重460㌔以上の父サンデー系or父キングマンボ系ちなみに、すべて該当したのはアスコリピチェーノ 1頭のみ。 (該当したエコロブルームは回避)*「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。 ダウンロード copy 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート