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ぼくと南アフリカの9ヶ月ビザ申請闘争①

南アフリカに滞在するためには、もちろんビザが必要だ。
今日は、そのビザとの戦いをお話ししたい。
とても長い話しになる。

結論、現在はVISAの申請を行い、許可待ちの段階である。
それがあまりにも長い期間に及んでいるので、滞在ができ、他国への渡航もできている状況である。
この答えが出るまでに、様々な出費も伴い日本滞在時からの時間もあわせると、9ヶ月ほどにも及ぶお話だ。

日本人でこれまで南アフリカに、私と同様の方法で長期(6ヶ月以上)滞在をしようと試みたことがある人は、中々いない。
そこで、ワーキングホリデーを使わず、学生ビザも使わず、就業ビザも使わない方法で、なるべく長く滞在する方法をお伝えする。
これは、2024年4月の段階で、おそらく今後ノマドビザの普及が広がれば状況は変わるかもしれないが、現時点でのベストプラクティスをご紹介する。

僕は、2023年11月に渡航をしたが、渡航する前に漠然と半年以上、1年程度、あるいはできるだけ長く。というようにぼんやりと滞在期間を決めていた。状況によって国を変えればいいし、面白いなら長く居ればいい。と。
しかし、そのためには何かしらの方法でビザ、つまり滞在許可証が必要となる。

語学学校に行けば、学生ビザを取得したり延長したりすることができるので、南アフリカにくる多くの人はそれで滞在していると思う。
そもそも、南アフリカで長期滞在しようとする人は、業務上かパートナーがいるか。学生か。
この3パターンしかほぼいない。
そのため、僕のようないわゆるノマドワーク的な形で滞在しようとする人自体が、ほぼいなかったようだ。

南アフリカは、観光や短期業務が目的で、90日以内の滞在であれば、ビザの取得が必要ない。
ここに滞在しているノマドワーカーは、90日近づいたら一回他の国に出て、その後また戻ってくるというような方法をとっている人が多い。しかし、これはデンジャラスゲームでもあり、オススメはしない。
だが、そのデンジャラスゲームの勝率は割と高い。
この街の気候や人、自然などを愛するが故、このゲームをしている外国人が非常に多い状況でもあり、少し問題にもなっている。

国の機関が推す、”曖昧すぎるビザ取得方法”

僕は、デンジャラスゲームをすることは、考えていなかった。
そのため、どうやったら長期滞在ができるのか、何か抜け道はないかと思い、東京の半蔵門にある南アフリカの大使館を訪れた。
23年の8月末のことである。

半蔵門にある南アフリカ大使館

結果的には、ポジティブだが不安な答えが帰ってきた。

「特に日本で申請などできることは無い。南アフリカに着いた後、数週間後に領事事務所に行ってみてくれ。そこで長期滞在したいのだが、という申請を行えば、それで滞在の延長ができるよ」

今考えてみても、ゾッとするが、国の機関がこの曖昧な答えを提示してきた。(笑)
こんなに適当で、大丈夫なのかこの人たち。とネガティブな感想を抱いた。

その後も、メールと電話で、別の担当者に連絡をしてこういう答えをもらったのが、本当なのかと確認を取ったが、その方法くらいしかないですね。の一点張りだった。
日本語で検索することしか、頭になく(英語で調べていたら答えがあったかも)、調べてもこれに対する答えらしいものが見つからない。そのため、もう大使館の人たち(しかも日本人)を信じるしかない。と決意をかためた。
こうして、滞在期間のゴールが見えないまま僕は南アフリカに飛んだのである。

日本領事事務所、答えを知らず。

渡航数日後にケープタウンにある領事事務所を訪れた。
事情を話し、そういうわけだから、手続きをお願いします。と。
僕は日本にある大使館にそう言われているんだから、そりゃ発行して滞在してもらえるわよね。と言わんばかりに。堂々と。
(実際は、久々に見つけた日本人に対しての感動が勝り、非常にハイテンションであった)

しかし、答えは...。

「そんなもの知らない」だった。

先述したが、領事事務所は、留学生や就労、結婚などを目的に渡航してきた日本人に対してのあらゆるコミュニケーションの架け橋は行う。
そのため、わざわざ日本から22,785kmを離れたこの国に、ノマド的な働きを目的として滞在しようとする人間の相手をしたことがない。
こいつは、何を言っているんだ。というため息混じりの反応だったことを覚えている。

それでも、2つの情報を得ることができた。
1つ目は、VFS Globalというサービス(機関)がありそこに行けば何か情報が得られるかもしれない。ということ。
2つ目は、延長申請をするためには、いくつか書類を準備する必要があるということ。
それは、犯罪経歴証明書と健康診断書と戸籍謄本である。

そして、僕の手元には、それらは、ない...。

ここからまた、めんどいめんどい時間とお金をかけたビザ習得戦争の幕があけた。

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