キャッシュレスなんて言葉がないほどに現金を使わない生活
南アフリカは、日本よりも、他のどの国よりも現金を使う必要がない。
そのため、久しく現金払いで買い物をしていない。
日本の場合は、地方は飲食店を筆頭に現金払いしか受け付けていないお店が多い気がする。
東京もそのようなお店がある。
カード払いができるお店であっても、店側の手数料支払いもあるのか嫌悪感を抱いてくるところもある。
対して南アフリカは、ほぼどこのお店でも現金を使わずに生活ができる。
Grocery storeを筆頭に、カフェ、キッチンカー、パン屋、
田舎にあるカフェやランドリー、サーフレッスン教室でさえも現金の必要がなく、持ち運び可能な端末を使いカード決済が可能だ。
日本は、〇〇Payが多すぎる。
南アフリカでは、支払い業者が乱立しておらず、
クレカ決済かsnapscanというケープタウンの決済代行サービスくらいである。
snapscanでは、paypayのようにQRコードを読取支払いができる。
ケープタウンで利用できるカードブランドは今のところ、VISAかMasterで、時々amex(肌感2割くらい)という状況で、
snapscanはダイナースやamexの登録ができるという点においては、便利だが、それを除けばカード決済で何ら不自由はない。
それに、カード決済も差し込んで暗証番号を入れてという面倒なことはせずに、Contactless(タッチ決済)で支払いができiPhoneにクレカをいれている僕は、ほぼカードも出さずに毎回お会計ができているという生活スタイルだ。
この端末が、コードレスでどこにでも持ち運べるため、テーブル支払いでもこの端末を持ってきてくれるので、スムーズに支払いができるのである。
このようなもの以外にもYocoという企業の端末があり、おそらくこれは、wifi環境がなくてもスマホと連動するだけでスマホの電波を使うことで決済ができてしまう。
これがあれば、サービス提供側は最も簡単に決済が行えるし、お客側も非常にusefulに会計が可能だ。
日本では決済会社に支払う手数料が問題となり、渋っているケースがあるようだが、南アフリカでは現金を使うことによる犯罪リスクの方がデメリットとして大きいのだろう。
あまりお店に現金を置いておきたくないということもあり、これだけクレカ決済が発達しているのだと思う。
この一端だけをもって、南アフリカが発展しているとは言わないが、このようにテクノロジーにおいては最早世界に格差はないなということをとても感じる。
むしろ、無駄な既得権益で動きの遅い日本よりもよっぽど、南アフリカの方がこのような進化は一気に進んでいる気がする。
あと、ZAR (南アフリカの通貨"ランド")は、かなり使いずらい。
なぜなら、札で最も大きい金額は200ZARで、日本円にすると1,600円にしかならないのである。(笑)
なので、例えば50,000円(約6,000R)を払おうとすると、
200zar札でも約30枚の札束が必要なのだ。
ちなみに、200ZAR, 100ZAR, 50ZAR, 20ZAR, 10ZARが札である。
以前全く現金を持っていないのも、何かあったらと思うと保険をかけて、2,000RをATMでおろそうとしたら、200R10枚か100R20枚がくるかなと待ち構えていたら、50Rが40枚機械から出てきた時には思わず笑った。
ちなみに、さらに悩ましいのが、家賃の支払いだ。
ぼくはいま住んでいる家賃10万円(12,500ZAR)を現金で支払う必要があり、ATMで現金を下ろしても、ほとんどのATMでは100 ZAR札しか出てこないようで、125枚の現金を準備している。(笑)
知識が深い人に伺いたい。
なぜ200ZAR札以上を南アフリカは作らないのか。
まとめると、南アフリカはテクノロジーの進化は欧米諸国と同様で、決済については現金を使わずに全く生活できる。
シンガポールに行ったときも全く使わなかったが、もう世界はクレカがあれば余裕だ。
最後に余談だが、一度ATMに現金を郵送しているところを目撃したことがある。
彼らは、重装備をして、映画で見るようなマシンガンを抱えていた。これは日本でも同じなのか?
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