わたしは何のために働くのか
あなたはいま、何のために働いていますか?
昨年の5月に第一子を出産し、この1年はほぼ育児中心の生活だったところから、この4月からフルタイムで仕事復帰をする予定というのもあり、改めてこの問いを考えてみたくなった。
まだ0歳の子どもと過ごす時間を差し出して、私は何のためにはたら行きたいのか。
20代の頃はある種、働くことが当たり前の中にあった。
大学を卒業したら就職する。働く。
その働くということは前提の上で、じゃあ何をやりたいか、ということがあって企業選びをしていたように思う。
・自分の夢に近づくため
・成長するため
・実現したい社会に近づけるため
このあたりに働く理由があったと思う。
では、30代になった今はどうなのか。
目的は上とあまり変わらず、より具体的に言えば、
「ひとりひとりの個性や強みがもっと輝く世の中になったらいいな」
「ひとりひとりが輝く組織が増えたらいいな」
「いきいきした人生を歩む人たちが社会にたくさん溢れるといいな」
そんな想いをいま持っている。
そして最近考えているのは、
では、その理想の社会が実現した先には何があるのか?
目的が叶ったら、わたしはどんな感情や感覚になるのか?
そんな風に、目的の、さらにその先にあるものを考えてみた。
すると、でてきたものはとてもシンプルで、
「嬉しいな、楽しいなという気持ち」
そんな想いが浮かんできた。
同時にふと、過去のことも思い出した。
そういえば「何のために働いているんだろう?」って考えるときは、だいたい辛い時ややりたくない仕事をやっているときだ。
仕事に没頭していたり、目の前の仕事が楽しい時は、そもそもの目的を考えたりはあんまりしなかった。
さらに、それって何故だったんだろう、と考えを進めてみると、
辛い時ややりたくないときはどうしても行動が鈍ってしまうが
「何のために働いているんだろう?」と改めて目的や原点に立ち返ることによって
「これは自分で選んでいる道なのだ」
と主体的に捉え直すことができるようになり、自分の行動を喚起していたのかもしれない。
「あぁそうだ。わたしはこういう世界を実現するために、この会社で働いているんだった。」
「このタスクの先には、こういう社会が待っている。そうそう、そうだった。」
そんな風に目の前に立ちはだかるちょっと気が重いことに対しても、意味付けをすることで捉え方が変わり、
それまでのやらされている感覚や、嫌々やっている感覚から、
自分を大事にできている感覚や、主体的に生きている感覚のようなものを
取り戻すことができていたのだと思う。
そしてまた走り出すことができる。
つまりは、そもそもの取り組んでいることが楽しかったり、極論目的なんて私にとってはどうでもいいのかもしれない、と思った。
好きなことややりたいことに対しては自然と行動力を発揮するし、
興味関心があることは、仕事時間とか関係なく調べたり勉強したりする。
楽しいことはずっとやっていたいと思う。
じゃあ何が私は好きなんだろう、楽しいと感じるのだろう、と思うと、
過去書いたこのあたりにヒントは散らばっているのだと思う。
そんなこんなで巡り巡って、
私のいま感じている働く目的は、
「楽しさや充実感を感じるために働く」
「楽しいから働く」
といった感じだ。
もちろんその構成要素には、実現したい社会のためや、この人の力になりたいといったような思いや、好奇心とか成長意欲とか、色んなものがある。
それぞれが時には目的になったり、手段になったりしながら、究極は、
思いっきり人生を楽しみたい!充実させたい!
というのが、いまの私の働く目的の最上位にあるようだ。
ちょっぴり複雑で、でもとてもシンプル。
なのでこれからは、いかに仕事を面白くするか、楽しくするか、
好きなこと、やりたいことだけで埋めつくすことができるかにもっとフォーカスしていきたいと思っている。
もう少し違う言葉だと、熱狂とか没頭とか夢中とか。
そんな風に仕事をしていきたい。
(前のnoteでも言ってたな。笑)
その方が結果的に社会も会社も私もみんな嬉しいと思う。
自分が嫌いなこと、やりたくないことも、それが好きで得意な人はどこかに必ずいるもので、そういうものは他の人にお願いしたほうが圧倒的にうまくいくことも知っている。
なので、私は絶対ひとりでは働けないな、というのも同時に思っている。
それは能力的な意味でもそうだし、私が仲間のために発揮する力がいちばん大きいという、自分の強み的な観点からもそうだ。
だから私は仲間と働く。
楽しいという感情を人生でもっと味わいたいし、
食や旅行といった趣味から得られる楽しさとはまた少し違った楽しさが仕事にはあると思っている。
だから私は働く。
素直でシンプルな感情を大切に、これからも社会と自分にとって価値ある仕事をしていきたい。
あなたはいま、何のために働いていますか?
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