見出し画像

【雑記】私が小説執筆の際に気を付けていること②+「4:2:4の法則」

こんばんは、鳩谷です。
今回は、前の記事で少し触れた「ログラインを作る」について、ご説明させていただきます。

※ただ私は、小説に関してはあくまでも趣味で執筆している素人なので、参考程度にご覧いただければと思います。
※2時間くらいで書いた記事です。誤字脱字はご容赦ください。

 ===

【ログラインとは】

ログラインとは、その物語を一文で表したものです。

①どんな状態の主人公が、
②どんな目的や願いを持って、
③どんな選択や行動を起こし、
④どうなる話

です。実際文章にすると、

例「余命半年と言われた15歳の主人公が、出来る限り長生きしたいと願い、手術やリハビリを一生懸命頑張って、30歳まで生きる話」

など。
これはちょっと長いので、私はログラインとは別に「ズバリ一言で表すと?」というメモも残します。
私なら、一言メモは「余命宣告された主人公が長生きする話」とつけるかもです。


【ログラインの効果】

・軌道修正
このログラインを設定しておくと、執筆中に「あっ!天才的なネタが降ってきた!」「こんなエピソード入れたらオモロイのでは!?」となっても、そのネタ(エピソード)が本当に物語の大筋に必要かどうかをちゃんと再考することが出来ます。

おもろくても、物語の「ノイズ」になってしまう場合は削ったほうがいいです。読者にストレスを与えるのは避けるべき。
どうしても書きたい場合は、番外編とか後日談とかで別途書いたほうが良いらしいです。

・目標の明確な設定
「物語」をひとつの「山」だとします。山頂がゴールです。
執筆という山道を進む中で、横道に逸れそうになったとき、軌道修正してくれるのがログライン、そして前回お話した「テーマ(主題)」です。

小説はとにかく、最後まで書ききることが大切で、完結させないと賞に応募できないし評価されません。
物語を一本書き上げたという「成功体験」が執筆のモチベーション、ひいては執筆の継続にもつながります。
なので、目標をあらかじめ設定しておくと、執筆が気持ちの上で楽になります。


【ログラインの注意点】

・①と④は対になる
②と③を試しに消してみても、「①誰が+④どうなる話」として文章の意味が通じるようにします。
④はハッピーエンドでもバッドエンドでも構いません。

・エピソードに深みを出すには「テーマ」を絡める
上述の例文
「余命半年と言われた15歳の主人公が、出来る限り長生きしたいと願い、手術やリハビリを一生懸命頑張って、結果的に30歳まで生きる話」

これだけでもストーリーとしては成り立ちますが、平易で物足りない印象を覚えます。
ストーリーに深みや重みを出すために「テーマ」を意識する必要があります。

例えばテーマが「恋愛」なら

①余命半年と言われた15歳の主人公が <病院で愛らしい少女と出会い、恋に落ち>
②<彼女と結ばれるために> 出来るだけ長生きしたいと願い
③<少女に励まされ、ときには喧嘩をしながらも> 手術やリハビリを一生懸命頑張って
④<やがて少女と結ばれ、結婚し> 30歳まで <幸せに> 生きる話

こんなふうに付け加えると、物語の展開に緩急や起伏ができてドラマチックになります。
(ここまで書き込むとプロットになりますが)

 ===

今回はここまでです。
前回の記事に思いのほかご反応をいただけたので、調子に乗って書いてみました。
何か参考になりそうな部分があれば、ハートマークを押していただけますと幸いです。
私のモチベーションアップにつながります。


【おまけ】4:2:4の法則

小説執筆には「4:2:4の法則」というものがあるそうです。

この「4:2:4」は、「インプット:実筆:推敲」。
このくらい時間を割いて取り掛かりなさいということらしく、インプット(下調べ)と推敲がとても大事だということを教えていただきました。
初稿は下書きなので、勢いのままにバーッと書くのがいいらしいです。

私はこの法則を知るまで、「3:6:1」くらいで書いていました。
というかインプットと実筆を同時進行し、結果推敲の時間が無くなって、拙いものを公募に出す羽目に……。
誤字脱字ならまだ可愛いほうです。書き上げた直後はアドレナリンドバドバで気づけないのですが、冷静になってみたら

「あれ、締め切った部屋なのにカーテンがはためいてる」
「主人公はソファに腰掛けたって、ここ玄関やん……? 玄関にソファがある……?」

という致命的な矛盾がもうドバドバと出てきたり……。はずかし。

推敲は本当に大事です。


それでは、ここまでご覧いただき有難うございました!