メディア運営と出版社化をめぐるお金の話 前編
3月は更新スケジュールがちょっときつめです。例年、3月、8月、12月はきつくなるので、中村の出動が増えていきます。
1月 7本
2月 5本
3月 6~8本
OWL magazineの安定的な運営を考えると、記事をもっと他の人に頼む方が望ましいわけです。が、毎日更新を達成するには、ぼくが埋めないといけない事情が2つあります。
まずは、単純に記事数が足りないからです。毎日更新というのは、月30記事が必要です。これまでのOWL magazineは12~15記事だったので、15~18記事も増やす必要があります。ある程度はみんなに書いてもらっているのですが、やはり生産能力に限界があります。
中村慎太郎は書き手としてのキャリアが長いので、その気になれば20~30記事を書くことは出来ます。ただ、それだとどうしてもネタが枯渇してくるし、マガジンとしても単調になってしまいます。また、OWL magazineではサッカー文化について書いていく著者を育成しているわけですが、ぼくだけが書いていると著者の育成が出来なくなってしまいます。
そして、もう一つの理由が、中村が自分で書けばお金がかからないからです。ぼくも報酬があるに越したことはないのですが、今はOWL magazineを維持するだけで精一杯です。当初は月10万くらいなら入るだろうという見込みで始めたんですけどね。
ただ、ぼくはお金以上のものをたくさん頂くことが出来ました。それがOWL magazineの仲間であり、読者の皆さんです。こんなにも読者に感謝されるメディアはなかなかないと思うし、支えてくれるメンバーからも常々感謝してもらっています。
OWL magazineというビジネスからお金を回収したいという気持ちは驚くほどなくて、もっとOWL magazineを大きく、有意義なプロジェクトにしていくことで、恩返ししていきたい気持ちが強いです。
ぼくの収入にならなかったとしても、タクシー業や他の執筆業で稼ぐことは出来るので、そこは全然気になりません。貧すれば鈍するという言葉がありますし、貧困ライターの罠に陥ってドツボにはまっていた時代も長くありました。しかし、今は、貴族の嗜みとして文章を書くこと、あるいは、メディアを運営するという仕事に打ち込めています。
というわけで、江戸川区のアブラモビッチとして、育成型クラブOWL magazineと共にこれからも歩んでいこうと思います。
さて、何をきれい事を言ってるんだとお思いの皆様。お待たせ致しました。これから「お金」の話をします。OWL magazineをスケールアップさせていくためには、お金の問題と向き合う必要があるからです。お金は、ぼくが今までの人生でずっと避けてきたテーマでもあります。
この記事では、OWL magazineを取りまくお金の事情を隠さずお伝えしようと思います。月にどのくらい売上があるのかについてはもちろんのこと、この先出版社化していくにあたって、どのくらいお金が必要なのか、どうやって集めるのか。そして、どのくらい稼げる見込みがあるのかについてご紹介します。
副業としてスモールビジネスに興味がある方にも参考になる話だと思います。
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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌
サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
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