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2020年3月の記事一覧
孤独のタクシー飯 ride.6 天の救いぞ、チーズインオムライス
38歳、2人の子供がいる。東京大学に11年間在籍した後、文筆家になるという夢を追い始めた。しかし、夢とは夢で稼ぐことではないと気付き、家族を養うためにタクシー運転手を始めた。
お客様にご乗車頂きながら辿り着いた街で、今日も、独り飯を食う。
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今思うと出発前から少しおかしかった。ロッカールームに忘れ物をしたと思って一度戻り、タクシーの内部点検を始めたら、もう一つ忘れ物をしたこと
孤独のタクシー飯 ride.5 倉庫街のオアシス「マグロ卸のマグロ丼のお店」
38歳、2人の子供がいる。東京大学に11年間在籍した後、文筆家になるという夢を追い始めた。しかし、夢とは夢で稼ぐことではないと気付き、家族を養うためにタクシー運転手を始めた。
お客様にご乗車頂きながら辿り着いた街で、今日も、独り飯を食う。
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土曜日はタクシーの利用者が少ない。思い切って道を覚えればいいではないかと開き直って、文京区を流してみた。
そんな中、東大の赤門の前を通
孤独のタクシー飯 ride.4 荻窪「中華徳大」で半ラーメンの前菜としての可能性を思う
38歳、2人の子供がいる。東京大学に11年間在籍した後、文筆家になるという夢を追い始めた。しかし、夢とは夢で稼ぐことではないと気付き、家族を養うためにタクシー運転手を始めた。
お客様にご乗車頂きながら辿り着いた街で、今日も、独り飯を食う。
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若手のタクシードライバーと縁が出来て話してみると、食事に時間を掛けているドライバーはほとんどいなかった。食事をすると眠くなるため、コンビ
孤独のタクシー飯 ride.3 ビジネス街でもちもちの天然銀鮭定食を食べたものの……
38歳、2人の子供がいる。東京大学に11年間在籍した後、文筆家になるという夢を追い始めた。しかし、夢とは夢で稼ぐことではないと気付き、家族を養うためにタクシー運転手を始めた。
お客様にご乗車頂きながら辿り着いた街で、今日も、独り飯を食う。
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まだ3乗務目。研修を入れても5乗務目に過ぎないのだが、仕事にもだいぶ慣れてきた。そんな中、都心からとあるビジネス街にあるホテルまでお客さ
孤独のタクシー飯 ride.2 道灌山下にR's KITCHENという幸せになれるお店を見つける
38歳、2人の子供がいる。東京大学に11年間在籍した後、文筆家になるという夢を追い始めた。しかし、夢とは夢で稼ぐことではないと気付き、家族を養うためにタクシー運転手を始めた。
お客様にご乗車頂きながら辿り着いた街で、今日も、独り飯を食う。
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まだ2乗務目の新人なので、土地勘のある江東区を中心に回ろうと思っていたのだが、知らないうちこそ色々行った方がいいというアドバイスを頂いた
孤独のタクシー飯(仮)一晩目 蔵前「元楽」で甘いラーメンと豚飯
38歳、2人の子供がいる。夢を追う暮らしをしていたが、夢とは夢で稼ぐことではないと気付き、タクシー運転手を始めた。
タクシーはお客様を目的地に運ぶ仕事である。自分が行きたいところに行く仕事ではない。
ちょうど小腹が空いた頃、辿り着いた街で、今日も独り飯を食う。正確にいうと今日から独りで飯を食う。
墨田区でお客様を降ろし、母校である安田学園高校の横をすり抜け、蔵前橋を渡ると「元楽」があることを