どのようにしてアルミニウムはアルツハイマー病を引き起こすのか

アルミニウム(Al)は
コリンアセチルトランスフェラーゼ能力を引き下げ
GABA濃度を下げる

アルツハイマー病は
水からのAl摂取量が増えると
増加することがわかっている

Si(ケイ素)はAlに拮抗することが知られている

水中のSiはAl-Si結合体を生じ
Alの消化管からの吸収を抑制する
フッ化物もAlに影響を与える

AlはZn、P(リン)、Ca、Mgに拮抗する

経口Ca摂取量が少ないと
Al吸収量が増加する

Al吸収量は
副甲状腺ホルモンとビタミンD濃度により
大きく影響される

Caが少なくAlの多い食事を与えたラットでは
骨と中枢神経でのMg濃度が低下した
Alは骨と軟部組織のZn濃度を低下させる
Mg不足になると腎結石を生じる

Alは酸性の水に最もよく溶ける
フッ化物を含んだ水は
アルミ製の調理器からAlが容易に溶け出す

お茶やレモンジュースでは
アルミ缶からAlが容易に溶け出す

アイソトープを使った実験で
Alを注射すると容易に血液脳関門を通過し
5日間かけて小脳内に取り込まれ
70日かけて脳内のAl濃度が上昇する

Alが脳内に入ると
Al-L-グルタミン酸結合体となり
このものは神経毒性があり
酸化ストレスが増大する

脳内に入ったAlは
酵素やタンパク質にあるCa、Mg、Zn、Pに
置き換わり結果的に酵素活性が低下する

Alはグルコース代謝酵素である
グルコース6P脱水素酵素のPに結合し
酵素活性を低下させる

高濃度のMgがあれば
この反応を改善させることができる

Alはコリンアセチルトランスフェラーゼ酵素活性を
低下させアセチルコリン合成が阻害させる

コリン不足があると
ホモシステイン濃度が上昇する

Alはカテコールアミン合成も阻害する

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