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走馬灯シリーズ②安く買った物



突然ですが…

これを読んでくださっているあなた様にお伺いします。

「人生で初めて 定価以下で安く買ったもの」って
覚えていらっしゃいますか?

僕は小さい頃、母と一緒にスーパーにお買物に行った際、
「お一人様一点限り」(今もありますよね)の白砂糖を
2つ買う為に駆り出された記憶はありますが、
いや、そうではなく…

僕が初めて定価以下で買った物

幼少期の記憶なので正確ではないです。
しかし、一番印象に残っている
「大きな買い物」ですので、間違いないと断言します。

今も販売されているロングセラーの玩具です。
知ってる方もそれなりにいらっしゃると思っております。

サッカー盤

エポック社のサッカーゲームです。
対戦でこのバージョンではキーパー含めて6体の盤上の人形を操作し、
相手ゴールにボールをシュートして競い遊ぶものです。

僕は地元西友の玩具売場にて、年末シーズンにこれを購入しました。
おそらくファミコン(ファミリーコンピューター)の登場前だったので、
1983年より前だと推察されます。

確か定価は9000円くらいだったと思います。
小学生の自分には当然高額商品でしたので
クリスマスプレゼントとして
親からお金をもらって買いに行きました。

もちろん、当時は「消費税」はまだありません。
1000円の物が1000円で買えた時代です。
(戻りたい…)

玩具売場にて、このサッカー盤を購入し、帰宅。

後日、レシートを持って再び西友へ。
上層階の催しコーナーに行きました。

そこでレシートを提示し、回収かハンコを押され、
なんとなんと!
購入金額の1割である900円がその場でキャッシュバックされました!!

当時、これはデカかった感動を今でも覚えてます。

ディスカウントショップ

ファミコンが発売され、ブームになり、
色んなお店でゲームソフトが僕の行動範囲でも販売されました。
これまた幼く残る記憶ですが、
僕が初めて定価より安いファミコンソフトを見たのは
駅から少し自宅方面にあった、
取扱商品も様々なディスカウントショップと呼ばれるお店でした。
場所ももう「大体あの辺りにあったなぁ」レベルの記憶です。

隣町のディスカウントショップでドラゴンクエストを買いました。
事務ノートに名前住所電話番号を記入していました。
続編のドラゴンクエストⅡも当然そこで予約したんです。
しかし…


秋葉原での値下げ交渉

都内在住の僕は書籍やCD、玩具(プラモデル)以外の買物は
電車で少しかかりますが、秋葉原でする事が多かったです。
通販もあったはあったんでしょうが、子供には敷居が高かったです。
やはり電化製品は秋葉原が最強!みたいな時代でした。
(今では改札口「電気街口」がすっかり名残になってしまいましたね…)

値下げ交渉もガキなのにしてました。
父に「秋葉原とはそういう場所なのだ」と教えられておりました。

値切り交渉品で覚えているのは、
「ポータブルカセットテーププレイヤー」(一般的にはWALKMAN)
「MDプレイヤー」
「ポータブルMDプレイヤー」
です。

表示価格よりかなり安く、しかもカセットテープをオマケしてもらったり、
購入時の高揚感は今でも覚えてます。(失敗したこともありますけど)
あと14インチのTVも担いで持ち帰りました。若さ!

消費税

1989年に消費税が導入されました。
当時は3%からスタート。

高校生の僕の当時の印象は
「まぁそれくらいなら」みたいな感じでしたが、
飲料の自動販売機はもうメチャクチャだったのは記憶してます。
何しろお釣りが10円単位でしか排出できない(今でもそうですよね)ので、
103円でなく、110円で平然と販売しても客は買うしかない。
僕の活動範囲でも、色んな場所で数多くの自販機が激増設置されました。

まだまだ個人商店での買物が多かった当時は、
「消費税はいいよ」なんてお店も多かった気がします。

そして現在は、皆様とほぼ同じ複雑な意識です。
思えば、「消費税」「24時間営業」「送料無料」ができてから、
周囲が徐々に崩れていった気がしています。

現在

2000年越えてからは、
「増加する消費税含む個人負担」
「大型店舗の栄枯盛衰」
「様々な理由で潰れる個人店」
「地上デジタル放送開始」
「多くの人がスマホを持つ時代」
「支払い方法の種類が増えた減った」
「ネットでみんな生活が便利で豊かになったね!ね?ねぇ?」

(ネットに関しては後日別記事にて自分の意見を書きます)

初めてAmazonでDVDBOXが定価の26%オフで
恐る恐る購入したら、すぐに配達されたことに魅了されました。
店頭で欲しい物を見かけても、
帰宅してPCで「相場」を確認する、
今はそれがその場でスマホです。
堅実なのか浅ましいのか、
受取り方は、人それぞれでしょう。

「対価、適正な価格ってなんでしょうね?」

だって、ただでさえ消費税で高くなったんだもの、
最近はそうでなくても色々上がってきてるし、
少しでもお得に買いたいじゃない?
欲しくないものでも勢いで買ったりもするよね?

SNSでも
「普通に買うと高いものが、こんなに安く買えました!!」
の投稿に沢山の人が多くの関心を寄せると同時に
すっかり定着した、逆に価格を吊り上げる「テンバイヤー」

プレ値でも買うよ。だってもう足で探すのも面倒だし、店舗も少ないし。
そんな方もいらっしゃるのでしょう。
僕もいつか、そう考えるのでしょうか?

維持する為のコストカット

僕の生活圏内でも「自動化」
ここ数年一気に押し寄せてます。

ついこの間ファミレスで一切店員さんと接する事なく、
注文、配膳、会計をしました。
お世辞にも「便利になった!」とは思えませんでした。
「仕方ない」と…

いつの間にか、「安く物を買う」が巡り巡って、
自分の生活の豊かさに多大な影響を与えている現在、
豊かさの定義を変える他ない現実を
受け止めるしか術はないのでしょうか?
思考は止めません。
止めたくありません。

お待たせニャン!

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