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研修5日目|料理をするように肥料をまく

ハニーベリー☆ハスカップ農家で新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせているハタセンです。
いつもはマーケティングや農業経営について学んだことを、日々1500〜2000文字で書いています。いつもご愛読ありがとうございます。

研修先のハスカップ農園で、施肥(肥料を入れること)とハスカップの枝の剪定せんていを行いました。

これから新芽を出して伸びてくるハニーベリー(ハスカップ)くんたちに、すくすく元気に育ってもらうために、栄養補給をするわけです。

人間にとって、必要な栄養がさまざまにあるように、ハニーベリーくんたちにだって、さまざまな栄養が必要です。

代表的なものとして、肥料の3大栄養素と呼ばれるチッソ、リン酸、カリがあります。そのほかに必要な養分として、カルシウム、マグネシウム、硫黄などがあります。

生長に欠かせない成分
窒素(N)
植物にとって最も必要な成分。茎葉や根の生育に重要な役割を果たし、主として植物が若い時期や茎葉が展開している時期に必要なので、「葉肥」ともいう。不足すると、生育不良になる、葉が小さくなったり、色が薄くなるなどの症状が出る。過剰になると枝葉が徒長し、葉は色が濃く大きくなり、軟弱になって病害虫に侵されやすくなる。
開花・結実を促す
リン酸(P)
植物の生長にかかわる栄養素で、茎葉や根の生長を助けると同時に、開花、結実を促すので、「花肥」や「実肥」とも呼ばれる。過剰でも症状は出にくいが、不足すると、葉が小型化する、花数が少なくなる、開花や結実が遅れるなどの症状が出る。
植物体を丈夫にする
カリ(K)
光合成に関係し、寒さや暑さ、病害虫に対する抵抗力をつけるので、植物を丈夫に育てるには欠かせない栄養素。特に根の発達を促進するので「根肥」とも呼ばれる。過剰でも症状は出にくいが、カルシウムやマグネシウムの吸収が阻害される。不足すると細根の生育が悪くなり、風などで倒れやすくなり、病害虫の被害を受けやすくなる。
植物体を丈夫にする
カルシウム(Ca)
肥料の3大要素に次ぐ重要な栄養素で、中量要素と呼ばれる。根の発育を促進し、土壌酸度を改良する働きがある。不足すると、トマトの尻腐れなどの生理障害や下葉の枯れ上がり症状を起こす。過剰になるとマグネシウム、カリウムなどの吸収が阻害される。
光合成にかかわる
マグネシウム(Mg)
中量要素と呼ばれる。葉緑素(クロロフィル)の中心的な要素で、リン酸の吸収や光合成を助ける。不足すると、葉脈の間が黄色くなり、下葉が落ちやすくなる。
根の発達などを助ける
イオウ(S)
中量要素と呼ばれる。タンパク質、アミノ酸、ビタミン類の構成要素で、根の発達を助ける。火山国の日本の土壌では欠乏する心配はない。

園芸の基本 肥料の効果的な施し方

これらの成分を、現在の圃場ほじょう(農作物を栽培する場所いわゆる畑)の状況を見ながら、またそれぞれの栽培方針(慣行農業、有機栽培など)に従って、適量を計算し、まいていくのです。

おもしろいのは、肥料によって、3大栄養素の割合が違っていたり(上の写真の肥料では、20kgの肥料に対してN(チッソ)が6.3%、P(リン)1.3%、K(カリ)3.2%が含まれています)、原材料が違っていたりすることで、使用用途が異なってくるのです。

これらをいい塩梅で配合し、畑に投入していくわけです。
このことによって、成長度合いだけでなく、味にも少なからず影響がでてくるわけで、まるでお料理の味付けをするために、調味料を配合してふりかけているよう。

これらの作業はすべて手作業、肥料箱に肥料を入れて、畑を歩き回って、ハニーベリーくんの周りにかけてやるのです。
おかげで、体中、肥料の匂いがしみついて、帰宅後真っ先にお風呂に入りました(^^;

今日1日で、畑の中を一万五千歩も歩いていました…。

とっても疲れたけど、とても心地よい感じがします。
まさに天塩にかけて育てるハニーベリー(ハスカップ)たち。

収穫まであと3ヶ月弱。
まだまだやることはたくさん。

つづく・・・。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また明日。

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