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一年生のランドセル

小さい身体に大きなランドセル。

先週の午後3時ごろですかね、集団下校する小学生の中で一際目を引く小さな男の子。

信号待ちの交差点で横断報道を渡る小学生の列、上級生に誘導されて歩くその小さな男の子の背中には、不釣り合いなほどランドセルが大きく見え、おそらく一年生なのでしょうか、黄色い交通安全のカバーがつけられていました。

可愛かったんですよね。

背中はランドセルで全て覆われ、後ろから見ると頭が少し見える感じ、背中どころかおしりにもランドセルがかかってる状態で、教科書がたくさん入ってたりしたら大変じゃないのかなとか。

うちの子らもそれぞれにランドセルを準備した時期があって、入学してから初めて登校する日、あんな大きなランドセル背負って歩いて行けるんかな、そう感じてたことをふと思い出して、あの小さな男の子の親御さんも同じように心配してるかも、そんなことを考えてました。

今のランドセルは頑丈ですよね、使い方にもよるんでしょうが、うちの末っ子も六年間使った割には傷みも少なくて型崩れしない、比較的に綺麗な状態で役目を終えましたから。

思えば、私が小学生の頃に使ってたランドセルなんて、最後の方はペチャンコでしてね、上級生になって周りの友達も綺麗なランドセル背負ってる子は少なかったように思いますし、その傷み具合がカッコいいみたいな。

物を大事にと教えられてきたような気がしますが、ランドセルは雑な扱いしてました。

申し訳ないあの頃のランドセル。

そんな昔のことを思い出しながら、あの小さな男の子も、成長していく毎にランドセルが小さくみえるようになっていくんだろうなと感慨深い信号待ちの出来事でした。

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