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行き場のない手土産は、私のお腹の中へ

年末に実家に帰省したとき、わりと大きめのサービスエリアによりました。

サービスエリアには、ご当地スイーツをはじめ、美味しそうなお菓子がたくさん。

ちょっとした手土産にちょうどいいサイズのものから、職場などで”バラまき”を想定されたとにかく数が多く入っているものまで。「〇〇へ行ってきました」と文字が印刷されたクッキーは、バラまきお菓子の王道ですよね。いまだ健在でした。

東海地方のサービスエリアにもかかわらず、なぜか北海道の「白い恋人」や「六花亭   バターサンド」が。アナタたち、なぜここに?

全然違う地域のお菓子が何食わぬ顔で存在している光景、なかなかシュールでした。

さてさて、私はサービスエリアで年始のお土産をいくつか買ったんです。習い事の先生用、よくお菓子をもらうママ友用、ご近所さん用。

ところが、お菓子がひと箱、余ってしまいました。

ダックワーズという、甘いお菓子です。おいしそうだったので、誰にあげるか決めずに衝動的に買ったお菓子でした。

人に差し上げるために、相手に喜んでもらうために買ったはずのダックワーズ。いつの間にか、大きな紙袋の中にひとりぼっちです。

なぜ彼(ダックワーズ)だけが残ってしまったのか。
誰かにあげたいと思いつつ、心の底では「私が食べたい」と思っているからでしょう。

「自分で食べたい」という気持ちがあるので、彼(ダックワーズ)をお土産として家から持ち出すことに躊躇してしまっているんですよね。

でも、彼(ダックワーズ)ったら、キレイな箱に入っているし、お土産としてピッタリなのです。自分で食べちゃうのも、もったいない気がして。

ぐずぐずしていたら、賞味期限が近づいてきてしまいました。

そういうことなら、こりゃもう、人にあげたら失礼ですよね。うん。自分で食べたほうがいいですよね。

では、今晩のおやつにいただきます!


・・・初めからそのつもりだったでしょ?

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