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有馬記念 出走馬個別メモ ドウデュース


【競走馬特性面】

M2 【SP持続力・総合万能型】【後半型】【万能型】【直線加速型】
【専用メモ】
機動力 反応良 加速力 長い直線向き
【所感メモ】貯めての直線勝負型? スローで極端な加速勝負になると?
【最終更新日】2022.5.30

【前走結果・レース展開】

ジャパンカップ・4着(0.9秒差)
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 57.6-60.7 

HペースのSP持続力勝負で直線は失速していくラップ推移。ただ最後1Fを除くと大逃げとなったパンサラッサが刻んだラップであり、2番手以降で団子状態の集団2秒近く遅い59秒台後半から60秒台くらいの流れと推定。その中で後半のSP持続力という印象

【前走予想コメント】
今回本領発揮・変わり身を期待
【調教】好馬体目につく

【ジャパンカップに向けてのポイント】
天皇賞秋は速い流れ(Mペースだが)を掛かり気味で追いかける形で直線は失速。前走で後塵を拝したイクイノックスという強敵を倒すのは至難の業になるものの、東京2400mの舞台で本来の後方待機策での巻き返しの可能性があってもいい。ただイクイノックスを差し切れるだけの後半要素を引き出せるかどうかが最大のカギになる。

【前走決め手】
中団待機も道中若干掛かり気味・道中脚を貯め切れずの感?
【前走個別レース回顧】
発馬五分で早々に内に潜り込む形で中団内目を追走も、前半は若干ではあるが掛かり気味。向こう正面で何とか折り合いをつけて中団内目を追走で、3~4角をそのまま内々を回して4角過ぎで動いて直線へ。直線は序盤で外目持ち出して追い出しを開始。半ばでグイっとひと伸びを見せて最後1Fも外から脚を伸ばす形を見せたが、最後は若干脚色も鈍り気味。結局最後は3着馬に少し詰め寄る程度で4着まで。

道中は上手く中団の内目で運ぶという理想の形になったと思うのだが、なにせ今回も若干掛かり気味での追走で後半要素を出し切れたかどうかは微妙なラインになる。レース運び自体はある程度噛み合っているのだが、それにしても最後1Fで伸びあぐねる感じを見せたように道中脚を貯め切れなかったのが影響していると思う。これが展開的な問題なのか、はたまたこの馬自身の位置取りの問題なのか…いずれにせよ現実的な問題として道中力んで走っているのは見えているので、この辺りが影響して脚が貯まり切らなかったような印象を受ける。まぁこの馬の後半要素をフルに発揮したとしても勝ち馬(イクイノックス)を捉えきれたかどうかは懐疑的ではあるが、真面なら2.3着の牝馬を捉えきれてもおかしくは無かったと思う。まあ主戦の武豊が乗れなかったというのは大きな要素なのだろうが、天皇賞秋から何らかの要素が微妙にズレ始めたような気はする。

【前走関係者コメント】
(戸崎圭太騎手)「前走より気負っていないし、状態は上向いていました。道中もいいポジションを取れたし、改めて力があるなと感じました」(友道康夫調教師)「少し噛むところはありましたが、力は見せてくれた」

【2走前結果・レース展開】 
ドバイターフ・出走取消

【2走前予想コメント】
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【調教】---
【事前予想】---

【2走前決め手】
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【2走前個別レース回顧】
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【2走前関係者コメント】
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【3走前結果・レース展開】

京都記念・1着(-0.6秒差)
M(ミドル)平均型 瞬発型 59.5-59.0 
 
ペースは平均的な流れだが中盤でかなり緩む形からの後半3Fの瞬発力勝負。単純な後半要素の勝負となった印象

【3走前予想コメント】
【休み明け初戦】注目の復帰戦・力出せる状態
【調教】馬体重めも動き良
★海外遠征帰り状態面カギ 持続力勝負は未知数?

【3走前決め手】
後方から外回って正攻法の競馬・後半要素の違いを見せつける
【3走前個別レース回顧】
若干出負け気味から後方待機策。道中は後方で折り合いに専念する形から3角過ぎから外を回ってジワッと進出を開始。4角では好位集団の外にまで押し上げ、直線入口で外から軽く仕掛けて直線へ。直線序盤で追われるとスッと加速を見せて直線半ばであっという間に先頭に躍り出る。最後の1Fもそのままシッカリと伸び続け後続を完全に突き放して3馬身半の差をつける圧勝。

ややスロー寄りの平均ペースで中盤で結構緩む形になっての後半3F勝負の展開。まぁこの展開になってしまえば当然という感じの勝利で、直線の加速力で他馬を圧倒した形。後方からの競馬で勝負所から外々を回って4角で好位集団に取り付いて…という完全な王者の競馬だし、後半要素で他馬との明確な違いを見せつける内容。2人気エフフォーリア(競争中止)が一昨年までの完璧な状態ならマッチレースが期待できたかもしれないが、こればかりはどうしようもない事。時計面でも2.10.9は優秀だし、海外遠征帰りの疲れや不安などを感じさせない完璧な勝利だったと思う。

【3走前関係者コメント】
(武豊騎手)
「状態はすごくよかった。この馬を知り尽くしているスタッフですし、いい状態で(復帰戦を)迎えることができました。ポジションにはこだわらず、前半は急がせないように乗ろうと思っていました。向こう正面で少し行きたがりましたが、それだけ元気がよかった。(直線は)この馬らしい反応でしたし、早く全力で走りたかったと思う。今日はらしさを出せて良かった。昨年のダービー馬ですし、もう一度最強と呼ばれるぐらいの結果を出したい」

【有馬記念に向けてのポイント】

昨年のダービー馬も今年秋の2戦が強敵イクイノックス相手に大きく差をつけられる内容。鞍上がケガから復帰となる武豊に戻るのは魅力で、さらに3歳時の弥生賞、皐月賞の内容からも中山コースで後半型の競馬に徹するなら浮上の余地は十分ある。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。
また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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