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有馬記念 出走馬個別メモ ライラック


【競走馬特性面】

M2 【後半勝負型・バテ差し型】【後半型】【万能型】
【専用メモ】
使える脚は短め?
【所感メモ】22年エリ女王杯で後半勝負に徹する形で進境見せる
【最終更新日】2022.11.14 

【前走結果・レース展開】

エリザベス女王・4着(0.3秒差)
S(スロー)後半型 後半SP持続型 61.1-59.6 

ラップ推移を見ると後半のSP持続力の展開だが、中身は緩い流れからの純粋な後半勝負の形。週末の雨の影響があって馬場が重めなのか、速いラップを問われる形にならなかったし時計も少し要した印象

【前走予想コメント】
怖さはあるが・好勝負
【調教】好気配示す

【エリザベス女王杯に向けてのポイント】
昨年の2着馬。後半型の競馬に徹する形で好走を見せている馬で、前走の府中牝馬Sでも直線半ばまで包まれ気味だった事で脚が貯まった感じで、最後1Fで鋭く伸びを見せて来た。貯めれば一瞬ではあるが鋭い脚を使えるので、まさに足の使い処ひとつで浮上があってもいい。

【前走決め手】
直線序盤で進路噛み合わずも・スローの後半勝負では限界が?
【前走個別レース回顧】
まずまずの発馬から後方中目の位置取り。道中は終始後方位置で進めて、3~4角で中団馬群の中目からジリっと押し上げて行って、4角過ぎで動いて直線へ。直線は序盤で包まれ気味になって追い出しを待つ形。半ばで中目から内目に進路を見出して最後1Fで一気に前との差を詰めてきたが、ゴール前では少し甘くなる感じも見せて最終的には4着まで。
 
ちょっと直線入口から序盤で進路が噛み合わず後手を踏んだ感は強い内容。確かに進路を見出してから最後1Fでも伸びには見所があったのだが、ゴール前では僅かに甘くなって差し届かずという感じだし、元々が使える脚が限定的な馬なので直線序盤の進路が真面であったとしても上位馬に迫れたかどうかは微妙なところ。むしろスローの後半SP持続力の中で最後は良く伸びて来たと思えるし、後方待機の直線勝負で目一杯の後半要素を引き出したと見たい。本質的に前が止まる展開でないと浮上が難しいタイプだからね…。

【前走関係者コメント】
(戸崎圭太騎手)「スタートはうまく出てくれました。もう少し内枠なら、いいポジションに行けました。道中は外から来られる形でしたが、我慢していたぶん最後に来られました。もう少しいいところが取れたら良かったです」

【2走前結果・レース展開】

府中牝馬S・3着(0.1秒差)
S(スロー)後半型 瞬発型 48.0-46.1 

緩い流れからの後半3Fの加速勝負の展開。ただこのラップは逃げた勝ち馬(ディヴィーナ)で、3角手前からはほぼ単騎の逃げに近い形で、直線入口では後続に4.5馬身の差をつけて進入している。それでいて最後3Fは11.3-11.2-11.4だから2番手以降の馬は直線区間で相当な末脚を問われた事になる

【2走前予想コメント】
【休み明け初戦】大駆けあるか・春とは違う
【調教】小気味いい走り
【直前・変わり身診断】坂路で以前のように唸る様な感じは無いが体は仕上がっている

【2走前決め手】
道中~直線半ばまで包まれ通しで・最後1Fで猛追も差し届かず
【2走前個別レース回顧】
発馬五分から中団中目を追走の形。道中は終始中団馬群の中でレースを進めて、3~4角もそのまま中団馬群の中で回って来て直線へ。直線序盤も中団馬群の中で包まれる感じになったが、半ばで馬群がバラけて外目へと持ち出してようやく進路を確保。その後追い出しの態勢に入るまでに少しモタついて、イザ追われた時には既に最後1F地点。それでも最後の1Fで中目から鋭く差し込んで上位に迫ったが、差し届かずの3着まで。

道中は終始包まれ気味で、結局は直線仲半ばまで包まれ気味で明確な進路確保が叶わなかったのが響いている内容。まぁ3~4角で中団馬群の中を嫌って、鞍上も外への誘導を意識している様子は見られたが、残念ながら直線半ばまで包まれ通しだった。それでも明確な進路を得られず…という状況下でそれなりに脚が貯まったのだろうか、最後1Fで鋭く伸びを見せてゴール前ではあわやの勢いで突っ込んできたのが印象的。今回は緩い流れの後半勝負で内容を残せたという感じではあるが、やはり前半は無理せずに道中しっかりと脚を貯める形の方が後半要素を引き出せる感は強い。まぁまだ信頼しきるには疑問があるタイプだが、1800mである程度の内容を残した事は今後に繋がると思う。

【2走前関係者コメント】
(戸崎圭太騎手)
「久々に乗せてもらったが、けいこの感触が良くて、それが競馬につながればと思っていました。東京の切れ味勝負は少し分が悪いけど、よく頑張ってくれました」

【3走前結果・レース展開】 

宝塚記念・17着(1.5秒差)
M(ミドル)平均型 後半SP持続型 58.9-59.9
 
ハイペースよりの平均ペースと言う感じ。ただ実際には前半がかなり流れる形になっているものの、中盤では結構緩む形になっている。その中で最終的には後半4FのSP持続力勝負の形。序盤の先行争いで流れる形になっているので、先行馬には苦しい形になったし、結果的に後方で脚を貯める形から後半勝負に徹した馬が上位を占めた印象

【3走前予想コメント】
恵まれないと・好枠生かして
【調教】先週好調教
★後半型の競馬に徹してどこ迄 時計要する馬場、持続力勝負寄りで浮上の余地

【3走前決め手】
中団内目追走・3~4角内通す・最後1F脚鈍る、鞍上早々に諦め
【3走前個別レース回顧】
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【3走前関係者コメント】
(M.デムーロ騎手)
「前走は展開が向かなかったので先生(相沢調教師)と相談して前に付けました。馬場に脚を取られましたね。一番いいところ(ポジション)をいっていましたが」

【有馬記念に向けてのポイント】

過去には中山のコーナーでも勝負できるところを見せており、適性面そのものは結構合うタイプになる。現状では道中貯めての後半勝負の形であれば末脚を引き出せる印象もあり、徹底した後半勝負の形で浮上があってもいい。ただそれでも先行馬がバテた所でどこまで差し込めるかがカギになる。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。
また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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