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有馬記念 出走馬個別メモ プラダリア


【競走馬特性面】

SM2 【SP持続力・後半型】【後半型】【持続型】【直線加速型】【重馬場】
【専用メモ】長い直線向き 重馬場 末脚持続型 後半SP持続力型
【所感メモ】パワーと末脚の持続力が武器  2200~2500m向き?
【最終更新日】2023.10.10

【前走結果・レース展開】

京都大賞典・1着(-0.0秒差)
S(スロー)後半型 後半SP持続型 重馬場 61.6-59.8

平均寄りのスローという流れから3角で少し緩んだ後に再加速して後半4FのSP持続力勝負という展開。重馬場という馬場状態でもあり、その中で意外と速いラップを問われた形になると思う

【前走予想コメント】
上積み大きく・直線平坦ベスト
【調教】毛ヅヤ冴える・毛ヅヤ共に申し分なし、フットワークも力強い
【事前予想】
詰めが甘いと言うか常にワンパンチ不足する印象の馬。ただ万能型と言うか総合力そのものは高い方で、後半のSP持続力の展開の中で持続力を生かす形なら出番がありそう。渋馬場なら更にチャンスありそうだが。

【前走決め手】
直線不利受けるも差し返しての勝利・位置取り、力の要る馬場が向く
【前走個別レース回顧】
若干出負け気味の発馬も即座にリカバーが効いて1角までに好位の内目を確保。道中は終始好位内目の3番手付近で流れに乗って、3~4角もそのまま内を馬なりで回って来て直線へ。直線序盤で軽く仕掛けられてスッと伸びを見せると半ばでゴーサイン。ただ追われてからの伸びが地味で、逃げていた5着馬(アフリカンゴールド)との差は詰まらず、さらに内から来た2着馬(ボッケリーニ)には体当たりをされて外に弾き飛ばされた間に交わされてしまう。それでも最後1Fでは差し返すように伸びてきて、ゴール前100mで逃げる5着馬を交わして先頭。そこから2着馬と併せ馬状態で激しい争いとなるが、ゴール前でグイっともうひと伸びが効いて2着馬をねじ伏せて勝利。

好位内目から直線しぶとく伸びきる形で、直線は一旦は交わされた2着馬(ボッケリーニ)を差し返すしぶとさを見せての勝利。特に直線半ばでは明らかに2着馬に体当たりをされており、それを最後はねじ伏せるようにゴール前でのひと伸びが非常に印象的。まぁ出負けがありながらもリカバーが効いて好位内目の位置を取れたのは大きかったし、重馬場でパワーを要する馬場というのもこの馬にとっては噛み合う形になったと思う。現状の距離適性では2000mは短く3000mは長いという感じであり、今後は2200~2500mが主戦場となると思われる。その中で力の要る馬場での後半SP持続力勝負なら好勝負できそうな感じ。

【前走関係者コメント】
(池添謙一騎手)
「調教の動きがレースに直結するタイプの馬で、今週の調教、返し馬がすごく良かった。状態がいいなと思ったので自信を持って乗りました。重賞戦線であと一歩のレースが続いていたけど、このメンバーで勝てたことでもう一回、上のメンバーに挑んでいけます」

【2走前結果・レース展開】

新潟記念・4着(0.3秒差)
S(スロー)後半型 後半SP持続型 60.6-58.4

スローペースからの後半SP持続力勝負の展開。中盤でソコソコ緩む形になってから4角からジワッと加速しての直線勝負。半ばで加速を問われているが11.3-11.2秒とそこまで極端な加速を問われておらず、直線はスムーズな進路取りとSP持続力を引き出せた馬が上位に来た感じ

【2走前予想コメント】
一連の安定感・追う毎に良化
【調教】仕上がり良好
【事前予想】
距離短縮が鍵になる馬。現状では後半の総合力では勝負になりそうだが、加速面でそこまで目立ったものを見せてはいない。パワーと持続性の脚が武器と言う感じなので、道悪なら浮上の余地があっていいかも

【2走前決め手】
中団外追走から最後1F伸びきれず・距離?展開的にこれが限界?
【2走前個別レース回顧】
発馬五分から中団外目の位置取り。道中はそのまま中団外目で流れに乗って、3~4角はそのまま外を回って直線へ。直線序盤まで持ったままの手応えで来て、半ばで満を持して追い出しを開始。追われてからグイっと伸びを見せたものの、最後の1F地点からは少し伸びあぐねる感じに。その間に外から来た2着馬(ユーキャンスマイル)最内から来た3着馬(インプレス)に交わされて4番手後退。それでも5着以下の馬を何とか振り切って4着を確保。
中団外目から終始外々を回る形だったし、どちらかと言えば正攻法の競馬だったとは思う。直線半ばでは加速も引き出せていたが、最後の1Fでの後ひと押しが利かなかった感じ。元々がそこまで加速型の馬でもないし、パワー型の印象が強いタイプ。直線半ばの加速区間(11秒台前半だが)で一気に脚を使って甘くなったとも受け取れるし、スピード面を問われて少し苦労した感は強い。距離的にも少し短かった可能性もあると思う。

【2走前関係者コメント】
(池添謙一騎手)
「夏バテで厩舎に戻ってきましたが、クーラーがあるので、徐々に回復していきました。ただ、まだ緩さが残り本調子ではありませんでした。それでもしっかりとしたレースができました。次に期待です」

【3走前結果・レース展開】

宝塚記念・6着(0.4秒差)
S(スロー)後半型 後半SP持続型 60.6-58.4

スローペースからの後半SP持続力勝負の展開。中盤でソコソコ緩む形になってから4角からジワッと加速しての直線勝負。半ばで加速を問われているが11.3-11.2秒とそこまで極端な加速を問われておらず、直線はスムーズな進路取りとSP持続力を引き出せた馬が上位に来た感じ

【3走前予想コメント】
上積みあるが・一発狙って
【調教】脚取り確か
★加速を問われぬ形なら 位置取り、立ち回り噛み合えば 後半要素の勝負でどこ迄
【3走前決め手】
3~4角内通す・最後1F脚色鈍る・後半要素で見劣り
【3走前個別レース回顧】
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【3走前関係者コメント】
(菱田裕二騎手)
「内が良かったのでインにこだわりました。直線の反応はすごく良く、脚を使ってくれました。乗りやすい馬でした」

【有馬記念に向けてのポイント】

前走の京都大賞典では、力の要る馬場で後半SP持続力勝負で強さを見せた内容。初となる中山コースの対応が鍵になるものの、適性面では普通に推せる馬になる。当日の馬場が重くなるようなら一気に浮上があっていい。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。
また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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