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#おすすめ名作映画

映画は、人生の厳しさからすばらしさまで、さまざまな感情を私たちに教えてくれます。自分にとって“名作” だと感じる映画作品をぜひ教えてください。

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人間の「深み」を学べる映画10選

平日が勤務であった人も、 GWの後半戦スタートです! この休みが始まる前日の夜が 1番ワクワクするんですよね~笑 共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨ 教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌 どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。 共育LIBRARYりょーやん、元教師です。 「飲み会に行かなければ嫌われる。そんな動機で行く飲

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ひかりのまちにうまれたこどもたち

「ひかりのまち」 というタイトルの映画を僕は果たして劇場で見たのかそれともDVDで見たのか、そんな基本的なことすら、すっかり忘れてしまった。 同じ監督の他の作品は、すべて大きなスクリーンとドルビーサラウンドで見たという記憶がはっきりあるというのに。 けれど、そんなふうに自分がいちばん好きな映画だけ記憶が曖昧なのは、 要するにそーゆーことなんだな と妙に納得している自分がいる。 確かに映像も音楽もサイコーなのに(なにしろサントラはあのマイケル・ナイマンだし)、そんな

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水の迷宮でつかまえて -映画で観るヴェネツィア

【木曜日は映画の日】 私が熱望してもまだ行ったことのない都市に、ヴェネツィアがあります。なぜそこが私を惹きつけるかと言えば、水に接している都市だからです。 家々の並びのすぐそばに川と橋が張り巡らされ、ゴンドラで行き来し、都市全体が海を臨む。それは、通常の都市とは違う、魅惑的なイメージがあります。 都市全体が文字通り水に浸かった、水の迷宮のようなイメージです。 以前、ヴェネツィアを描いた絵画をモチーフにした小説を書き、そこで、幻想のヴェネツィアを立ち上げたの

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疾走する若さ -傑作映画『出発』の美しさ

【木曜日は映画の日】 青春映画の美しさの一つは、「期限」があることだと思っています。 終わりは決められている。終わりを分かっているからこそ、そこまでの時間が大切で、甘美に感じる。 ポーランドの映画監督、イエジー・スコリモフスキが、ベルギーで撮影した1967年の映画『出発』は、そんな時間の甘美さと終わりの痛切さを鮮烈に描いた作品の一つです。 ブリュッセルの美容師見習いの青年マルクは、カーレーサーになることを夢見ています。車は持っていないので、夜な夜な店

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リアルを味わうこと -エリック・ロメールの映画の美しさ

【木曜日は映画の日】 シンプルだけどお洒落な服を着て、友達と哲学や愛についてシャレた会話をして、ちょっぴり危険な恋愛に揺れたりしつつ、ナチュラルに、自分らしく生きる。 よく「フランス映画的」と言われるようなそうしたイメージがあります。エリック・ロメールの映画は、そんなイメージにぴったりはまるような映画です。と同時に、そのイメージだけに決して留まらない、複雑で豊かな広がりを持った映画でもあります。 エリック・ロメールは、1920年フランス生まれ。本名はジャン・マ

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夫婦で紡ぐ音楽 -映画『アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記』の美しさ

私たちは普段、映画をフィクションと思って楽しんでいます。しかし、ドキュメンタリーでなくても、あらゆる映画には、記録という側面があります。 そんな「記録」としての様々な層が積み重なって、夫婦の「愛」を、音楽という形で創造した美しい映画があります。それが、ジャン・マリ・ストローブとダニエル・ユイレによる映画、『アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記』です。 ストローブとユイレは、それぞれ、1933年と1936年フランス生まれ。パリで出会い結婚し、初期ヌーヴェルヴァーグ

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大人になる学び -名作映画『妻よ薔薇のやうに』の魅力

【木曜日は映画の日】 ドラマで重要なのは、二つの対照的な要素の対立だと、よく言われます。主人公とライバル、善と悪。 しかし、多くの人が知っている通り、人間は簡単に善と悪に分けられたりしません。それゆえに、単純な二項対立に分けられないドラマは、ある種人間の深みを表してくれます。 成瀬巳喜男の1938年の映画『妻よ薔薇のやうに』は、そうした二項対立に一見沿っているように見えながら、それを崩して、しみじみとした気持ちにさせてくれる名作です。 成瀬巳喜男は1905

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(コミック)VRおじさんの初恋

暴力とも子(コミック) + NHK 夜ドラ (内容紹介) 「現実世界」と「バーチャル世界」 2つの世界を行き交いながら、 中年サラリーマンの初恋を描く 新しい形のヒューマンドラマ 人生において成功体験と言えるものが無い、 中年の独身男性・直樹(野間口徹)。 年下の上司から生活態度について叱られ、 大した実績を上げることも出来ない。 そんな直樹の生きがいは、 VRの世界で制服姿の女の子 ナオキ(倉沢杏菜)となり1人で過ごすこと。 直樹の愛するVRゲーム「トワイライト」は

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野のゆり

原題:Lilies of the Field 制作年:1963年 製作地:アメリカ 上映時間:94分 監督:ラルフ・ネルソン 視聴日:2024年3月8日 あらすじ 黒人ホーマーは、ステーションワゴンに大工道具を積んで、気ままな旅をしていました。 アリゾナ砂漠でエンストしたことで、東ドイツから亡命していた5人の修道女に出会います。 彼女たちは立ち寄っただけのホーマーを「神が使わせた男手」として、屋根の修理をはじめ、タダ働きさせようとするのでした。 シスターといえば迷える子

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ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔(2002)

観る価値のある作品にした 視覚効果技術で生み出された迫真の映像 2001〜03年にかけて、ニュージーランドの異才監督ピーター・ジャクソンがトールキン原作の人気ファンタジー叙事詩『指輪物語』3部作の映画化に取り組みました。 第1部『旅の仲間』(01年)はアカデミー賞で13部門ノミネートという高評価を受けましたが、結局、受賞は視覚効果賞を含む3部門にとどまりました。 でも、それもそのはずでしょう。映画を成功させた立役者は、最新技術を結集した視覚効果技術にほかならなかったか

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奇跡のシンフォニー(2007)

音楽がつなぐ親子の絆 偉大な音楽の力を実感 まだ見ぬ両親に会いたいと願う孤児の少年のひたむきな思いが奇跡を起こす――。 『奇跡のシンフォニー』という壮大なタイトルがぴったりなドラマチックなファンタジーです。 両親にその存在を知られていないエヴァンが、どうやって両親にめぐり合えるのかと興味を引くストーリー展開には、やや強引さも見受けられますが、音楽が3人を結びつける奇跡のラストには素直に感動できます。 クラシックやロックンロール、ゴスペル、ニューヨークの喧騒まで、ジャン

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好きな映画を決めるぞ【ディズニー編】

そろそろ一番好きな映画を決めたい!!!映画をそれなりに見るようになって、友人におすすめの映画を聞かれたり、好きな映画を聞かれたりする機会がグンと増えました。 おすすめ映画ならまだしも、好きな映画は?と聞かれると頭を悩ませてしまうのです。 そこで今回は、私の好きな映画ベスト10と題して、好きな映画を聞かれたときのアンサーをここに残していきます!! なお、今回【ディズニー編】としたのは、私は映画全般好きなのですが、中でもディズニー作品は特別好き好き大好きなので、別枠で捉える

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今さらですが、映画『小さいおうち』の最後に涙(ネタバレ:ほぼなし)

10年前の映画であり、劇場ではなく、TV録画で観ました。 山田洋次監督の映画シリーズで、この翌週には前年に公開された『東京家族』を録画したはず。 録画データはどうしても連続ドラマから観てしまい、まとまった時間が必要な映画は後回しになってしまう。 戦前の日々が『回顧録』に従って展開される映画で、登場するキャラクターは基本的にみんな『いいヒト』。けれど、やはり胸の中に秘めたる熱い思いがある。 回顧する部分の、特に会社関係者を演じる男優陣の会話がややぎこちなく、例えれば、小津安二

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【2024春】みて良かった!Netflixドラマ&映画5選

ここnoteの世界にはたくさんの素敵な感想記事で溢れているので、それぞれを記事にするほどではないけれど、ここ2ヶ月で見た心に残った作品を5つ、選んでみました! 私にしては割と新作を抑えられているのでは?と自画自賛していますがどうでしょう。笑 まだ観ていない方はぜひご覧頂いて、一緒に感動を分かち合えると嬉しいです☺️ ①すずめの戸締まり2022年公開の新海誠監督による本作品。 なかなか観る機会を得られていなかったが、2024年4月からNetflixで配信されたことを機に鑑

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哀れなるものたち(2023)

自由を求める女性の刺激的な冒険 大胆で挑戦的な映像世界は驚きの連続 2023年度の第80回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。今年3月に発表された第96回米アカデミー賞では、11部門にノミネートされ、4部門で受賞。複雑すぎる内面を持つ女性役に果敢に挑んだエマ・ストーンが『ラ・ラ・ランド』('16年)に続き、2度目の主演女優賞を獲得しました。 作品への高い評価は、社会にはびこる偏見や既成概念へのアンチテーゼのような奇妙な物語を、豊かな想像力を駆使し、大胆かつ刺激的なビジ

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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002)

魔法魔術学校の闇の世界へ誘う第2作 キャラクターたちの悩める姿が共感を呼ぶ 2002年に公開された映画シリーズ2作目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、原作の魅力をしっかりと伝えた作品です。 1作目『賢者の石』(01年)は原作に忠実だと評価されましたが、プロローグとして物語のガイド的な役割があるために、映画的要素と原作の持ち味とのバランスが難しかったような気がします。 視覚効果をふんだんに使った映像は圧倒的に楽しく、不思議の国の舞台となるホグワーツ魔法魔術学校の魅力のみ

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映画BLUE GIANT感想

映画BLUE GIANTを見ました。 岡山へライブ遠征へ行く飛行機で Dアニメストアで念願の視聴。 映画館で見たかったなと後悔しました。 音が聞こえる漫画と話題になったこともある、JAZZを題材とした主人公成長系の漫画。 わたしが好きな映画監督の立川譲さん(ex モブサイコ100、幼女戦記等)が監督・絵コンテ・音響監督しているという理由で、漫画未読のまま見ました。 映画は5巻以降の東京編だそうです。 ☑︎感想 まず、ストーリーは王道で見やすく、共感が常に胸に響く、

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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020)

天才ローズメイカーが育てたのは人との絆 バラ色に染まった美しくて、爽快なヒューマンドラマ フランス郊外のバラ園を舞台に、人生につまずいた《はみ出し者》たちが再起をかけて、世界でたった一つのバラづくりに挑戦します――。 新緑がまぶしく、バラが美しく咲き誇る季節にぴったりの、明るく、爽やかなヒューマンドラマです。 更生中のフレッドに“盗み”をさせてしまうエヴは、農園を守るためなら一歩も引かない頑固者。彼女に振り回されながらバラ園で働く3人と、エヴとの日常がコミカルに描かれま

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【フランス映画入門】 あかるくたのしいフランス映画紹介 #06

こちらはフランス映画に馴染みのない読者の皆さんが、「フランス映画って楽しそう!観てみたい!」と感じていただけるよう、明るく楽しい作品を紹介していく試みだ。 今回はその第六弾である。 それではスタート。 #16 『ぼくの伯父さん』 Mon Oncle (1958)監督:ジャック・タチ 主演:ジャック・タチ アカデミー賞で外国語映画賞、カンヌ映画祭で審査員賞を受賞。 監督のジャック・タチ自らが主演を張っていて、"ユロ伯父さん (Monsieur Hulot)" と名のつく愉

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色褪せない名作映画!

今月は異様なほど忙しく、帰宅するとシャワーして食事をして少し横になるといつの間にか寝落ち…そんな日々になってしまっている。 言い訳に過ぎないのだが、今週はnoteもサボり気味になってしまった。 忙しいのは元からだが、とにかく今月は日中の運転距離が長過ぎてシンプルに肉体的疲労感でヘロヘロになる。 身体が疲れていると書く内容も思い浮かばなくなり、考えながら寝てしまう…を繰り返してしまった。 今日も往復5時間の運転をして、正直すぐに寝たいのだが幸い明日は休みだから少しだけ余

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