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もう一度

繭果あこ様にいただいた漫画から胸キュンnovel1000本ノック995

胸キュンnovel000本ノック1000

“星”灯る、雨露の街

4か月前

春の星々、ふりかえり|140字小説

2000作の小説を書いた人

7か月前

…人は獣、牙も毒も棘もなく、ただ痛むための涙だけを持って生まれた… 僕が君を好きになったのは些細な歌詞の読み違えからだ 「いたむって言葉、痛みの方だったんだ」 惜しむらくは、幾十年がたち僕より先に逝ってしまった君の前で、その美しさをほめる歌が言葉にならないことだ ー墓前にて

1か月前

140文字小説159「勇者の匂い」

仲間内でどんなに騒いでも、時おりあの子はつめたい火に灼かれるような孤毒にとらわれ、気づけば口を閉してる 俺にできるのは慰めでも励ましでもなく、彼女を慰み者にする奴らに目を光らせることけだ いつかあの子も誰かに言えるように 仲間は守るもんじゃなく、信じるもんだって -視界の隅で

1か月前

140字小説まとめ8

胸キュンnovel1000本ノック999

胸キュンnovel1000本ノック997

#文披31題(未完)|140字小説

許されないのは、裏切るより遅れをとること 求められたのはきつい抱擁より、愛された末の自分を知ること むせかえる金木犀の香、つきまとう晩秋の空気、でも新しい朝だ 洗面台に映る顔はそっけなく、ひとり黙々とヒゲをそり始めた 望まないのは、地べたを這うより足を止めること ―自己紹介

1か月前

胸キュンnovel000本ノック994

140字小説まとめ9

クリぼっちの連中を集めた「寂しくなんかねぇよ会」の夜更け、皆ほぼ酔い潰れた席で俺は冗談めかしてある子に言った 「俺、お前のために他のやつら裏切っても平気だから」 長い沈黙の後、その子はやっと答えた 「…わたしも」 二人は共犯になり、俺は25日の朝に散々なじられた -X'mas

1か月前

近所のラーメン屋のBGMが、EDMからゴリゴリのギターロックに変わった 店員も髪型を変え、客にイジられるたびキレた 「モヒカン違ウ!コレハ、トロージャン!」 間違いない、日本は変革を迫られている 俺は静かに息を吸い込み、言った 「アブラニンニクマシマシ」 -俺たちはどう生きるか

1か月前

十年前の自分の肩を叩き「お前は未だ自己表現の方途を探しあぐね彷徨っているんだよ」と伝えたらブチキレるかなと思いニヤけてたら、誰かが俺の肩を叩き、振り返るとどこかで見たよな、でも少し老けたツラと目が合って、互いに口を歪めた。でもそいつは俺より少しマシな笑い方だった -世の涯から涯へ

1か月前

「世界に一つだけの花は枯れるしかないさ。同種がいて交配して、はじめて生きてけるんだ」 俺はマスクを被る前の最後の一服をする 「あの歌は何が言いたいんだ?」 相方も手持ちのバールを点検してる 「勝つ手段は正攻法だけじゃないこと。今夜はトクベツになるぞ」 -ミッドナイトバンクロバーズ

1か月前