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週末に脳を休ませる 小池龍之介さんの「考えない練習」を再読 30代の頃凝り固まった頭を なんとバラバラにしてくれたことか 何度も読み返すほどにいつもスタートラインに 戻してくれる そんなサプリメントのような魅力がある一冊 考えるな感じろ この一言が改めて心を打つ

1年前

老年について キケロー 友人に勧められ読み始め 間もなく読み終えた 短く 読みやすく 感銘を受ける 弁論家の対話本は古典であっても読みやすい 特に印象に残るのは この世は仮の宿 という言葉だ 1500年後に同じことを言った日本人がいた 伊達政宗である とても興味深い

2年前

NHKオンデマンドでV.E.フランクルの「夜と霧」を観る 「実学」とはこういうことをいうんだな アウシュビッツ収容所の中で体験と知識を融合させる哲学者 体験だけでは足りない 哲学だけでは机上の空論になる 彼の一言一言に 言葉と世界のつながりを感じる こういう学びをしたい

2年前

アリストテレスの弁論術 2000年以上前の「話し方入門」だけれど ここ数日でピッタリ事例に出くわした 正しいことを熱弁していても  そもそも信頼されていない そして相手は怒っている 傍で見ていて可哀想な気分になった 説得は言葉をかけるまえに大方決まっているのかもしれない

2年前

アリストテレス 弁論術 人を説得するときには よりよいもの、大切なものをアピールすべき しかし 大切なものは希少なものだろうか?皆が手に入れているものだろうか? アリストテレスの答えは どちらとも言える だ 仕事でも目的に合わせて使い分ければいい 行動心理学のようだ

2年前

アリストテレス弁論術 朝読書2回目読了 今回はノートにまとめていたので半月程かかってしまった 一ヶ月に1冊2冊のペースだけれど 一冊から得られる理解はとても多い 一度ならず必ず2回続けて読め とは誰の言葉だったか  学生を終えて20年弱 学び方をようやく学び始めた気がする

2年前

老子の言に 大道廃れて仁義ありという言葉がある ホテルの注意書きは その典型にみえた わざわざルールを語らないといけないのは それを外れる人が後を絶たないからだろう タバコを吸わず髪を染めない風土ならこれは必要ない 道徳とはそういった本来不要なものそう老子はいいたいのだろう

2年前

ヨーゼフ・ロート蜘蛛の巣を読了 WW1敗戦後の社会情勢を 退役軍人の目線で語った一冊だった 思想もプライドもなく  不満の矛先をユダヤ人や共産主義者に押し付ける人々が映る 一番驚いたのは この本はヒトラー出世の前だということ 時勢に肉薄して未来を予言した一冊 すごいにつきる

2年前

ソローの生き方 ミニマリストの源流を話すと 思いの外否定されるので慣れっこになってきた ある人曰く モノを減らす人は 減らす余裕がある人だ  ミニマリストに貧乏人はいない 金持ちの道楽だ  というもの  言葉の意味から考えるべきかもしれない 貧しいとは足るを知らない人だ

2年前

何度も同じ本を読む ウォールデンはその価値を感じる ソローが何度も心配するのは 人生の主人公が誰なのか?ということのようだ 私たちが家を買ったのか それとも 家が私たちに買わせたのか? 個人の幸せを犠牲にして全体を豊かにするのが近代化なのか? 彼は主客逆転を危惧している

2年前