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葉ざくらよかげとひざしの珈琲店

かきつばたかげも花咲く水のうえ

空にきえ空にあらわれつばめの子

一つ鳴く山そのもののかっこうが

こいのぼりときにかぜ吹く人生よ

虹一重そらにしんじつのこるまで

文語俳句と口語俳句の違い 〜使う言葉が違うだけ〜短文エッセイ

いまの世におもいでの世に蛍とぶ

立ちつくすゆうぞらいろの潮干狩

消灯よ大地とねむるキャンプの夜

田一枚間をうつくしく植えてこそ

こころにもかぜをとおすか衣更え

絵はがきの風車とともに夏が来る

挿し活けて丸くひろがるかすみ草

たんぽぽようつむきのぼる坂の上

風鈴よ夜々生きたさがあるばかり

ジョギングよ後ろすがたに緑さす

瀬戸うちの島、波、月日、大夕焼

目つむってまたふるさとへ遠い夏

ちんもくにちんもく返す武者人形