時速50kmの祖父と時速500kmの三輪車

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私の思い出。護守り付きのお砂場遊びから半ば強制的に三輪車に乗せられ、よろよろ運転のなか後ろから押すのを止められ「1人で走るの怖い!」と号泣するも私のもとから走って消えていったスパルタ方式の時速50km祖父。結局1人でペダルを漕ぐしかなく私は時速500kmの三輪車を会得した。続く。

私の思い出2。時速500kmの三輪車で私は祖父を物凄い速さで追い越してしまい、日本を飛び越え海面を滑り進み、三輪車のブレーキの存在に気がついた頃にNYの夜のスラム街に到着した。日本の公園のお砂場とは雰囲気が全く異なりめちゃくちゃダークで絶望と悪意が蠢く世界がひろがっていた。続く。