【ドラマで見る女性と時代】その4の拾玖『光る君へ』清少納言は中宮・定子にゾッコン。初対面時、定子の高貴な輝きに口を大きく開け恍惚としていた。女官達の仕業で三日に一度は何かを踏まされ足の裏が傷だらけでも、中宮様が笑うだけで幸せになると声高らかに言い切る。心酔する対象があるのは強い。
【ドラマで見る女性と時代】その4の弐拾『光る君へ』中宮・定子の兄弟が帝の母や叔父・道長を呪った騒動。真相は道長の妻・倫子の策略らしい。自分が呪われたも同然として帝は定子を実家へ帰す。定子は、屋敷に乗り込んできた検非違使達の前で自ら髪を切り落とす。髪は女の命、自害という意味だろう。
【ドラマで見る女性と時代】その4の拾陸『光る君へ』まひろから文字を習っていた貧しい少女・たね。その暇があるなら畑仕事をするよう両親から厳しく言いつけられる。やがて疫病にかかり、悲田院でまひろにみとられる。架空の存在だが、華やかな平安貴族に目が行きつい忘れがちな、名もなき民の姿。
【ドラマで見る女性と時代】その4の拾八『光る君へ』中宮・定子を妹に持ち関白を狙う藤原伊周。帝が政権のトップに選んだのは藤原道長。怒りに震える伊周は定子に、こうなったら残された役目は御子を産む事だ、早く御子を産め、と呪う様な罵声で八つ当たり。産め産めと言われ同じ女性として大変不快。
【ドラマで見る女性と時代】その4の拾柒『光る君へ』まひろの父・為時の妾の娘・さわ(父は他の貴族)。石山寺詣を共にする仲だったが嫉妬心からまひろを拒絶するように。が、疫病で身内を亡くし人生の儚さを知り、再びまひろを訪ねてくる。友情を取り戻した二人の笑い声で、こちらも嬉しい気持ちに。