文学の森殺人事件 第六話
「彼女が盗作していたのに認めないから腹が立ってそう叫んでしまったのかもな。俺は気が短い方だから思ったことを口に出さないと気が済まなくなる時があるのさ。もちろん、今では後悔しているよ。でもさ、まさか死ぬとは思っていなかった。疑われるのは仕方がないけど、俺は犯人ではないよ」
「二階堂ゆみが盗作していた?」
「死んだ人のことを悪く言いたくないが、彼女は盗作して富や名声を得ていた。それはネットやSNSでも指摘されてる事実さ。歌手やバンドがメロディや歌詞をアレンジして使うように、二階堂