見出し画像

来談者中心療法

メンタル心理カウンセラーのアウトプットです!

今回は多くのカウンセラーに支持されており、カウンセリングでも使用されている「来談者中心療法」についてです。

クライエントと信頼関係を結び、クライエントの自己成長を促すことで、自らの問題解決能力を身につけることは非常に大切なことです。

来談者中心療法における3つの態度についても紹介しています。


来談者中心療法

ロジャーズの来談者中心療法は、多くのカウンセラーから支持されています。より多くの人に適応でき、信頼関係を結ぶ際、とても効果的だからです。

ロジャーズは、独自の人間観に立ち、心理療法は「個人のパーソナリティの成長にある」と捉えて、人間には本来自然な成長能力があると信じました。

非指示的なカウンセラーの態度が特徴的で、クライエントのペースや主張を大切にしながらカウンセリングを進めていきます。

クライエントの成長を支える姿勢は、ただ優しいというだけではなく、心の深い内容を扱い、クライエントの自己成長を促す作業です。カウンセラーはその作業が効果的に進むように臨んでいきます。

カウンセラーの3つの態度

来談者中心療法で重要なカウンセラーの3つの態度は、①無条件の肯定的配慮(受容)、②共感的理解、③自己一致 です。

無条件の肯定的配慮(受容)

無条件の肯定的配慮(受容)とは、カウンセラー側の個人的な見解を一時的に棚の上に置いて、クライエントの話を聴くことです。

無条件とは、クライエントの全てを受け入れることではありません。カウンセリングの枠を超える提案は、受け入れることはできません。

カウンセリングの目的とカウンセリングという場の意味を明確にしましょう。

共感的理解

共感的理解とは、カウンセラーがクライエントの立場に立って、理解していくことです。

重要なのはクライエントと同じ状況に立つことではなく、カウンセラーは「自分がクライエントと同じ立場なら、どういう風に感じるだろう?」と親身になって考えることです。

クライエントの気持ちが理解できて、より深い共感を示すことができるようになります。

自己一致

自己一致とは、首尾一貫して表裏のない状態のことを言います。カウンセラーが自分自身についてきちんと理解できていることを指します。

クライエントは、他者からの評価や否定的な視線に非常に敏感です。カウンセラーが言動と反する感情を持っていると、敏感に察知し信頼関係が崩れてしまうことがあります。

カウンセラーは自分の心と身体(行動)が一致している状態を保っておかなければなりません。

まとめ

・多くの人に適応でき信頼関係を結ぶ際に効果的
・クライエントの自己成長を促す
・無条件の肯定的配慮は個人の見解を横において話を聴く
・共感的理解はクライエントの立場で理解する
・自己一致はカウンセラーが自分自身をきちんと理解すること


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今回の記事は以上になります。

面白かった、共感できたなどありましたら、ぜひスキボタン、 フォローボタンをポチっとお願いいたします!

X(旧Twitter)で情報発信しています。理学療法士HASEに興味を持っていただけた方、応援していただける方はフォロー、いいねをお願いいたします!

関連記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?