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理学療法士資格保有 / 臨床経験9年 / 急性期・回復期・慢性期リハビリを経験/ リハビリに役立つ情報を発信しています!

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記事一覧

肩甲胸郭関節における上方回旋

「挙上」は特別な動きの面に限らず能動的に上腕を頭上に持ち上げる動作を表します。上腕の挙上は3つのグループにより行われます。 1.肩甲上腕関節において上腕を挙上(…

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3日前

上腕挙上時の回旋筋腱板の機能

上腕の挙上(肩関節の屈曲・外転)時の回旋筋腱板の機能についてです。 肩甲上腕関節は人体の中でも大きな可動域を有しますが、一方で非常に不安定な関節構造になっていま…

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9日前
2

前十字靭帯 〜解剖学と機能〜

今回は前十字靭帯の解剖学と機能についてです。 前十字靭帯について理解を深めることはトレーニングを導入する際にも非常に大切になります。 前十字靭帯の特性を理解しな…

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2週間前
4

10年目の学び直し

今年度で社会人・理学療法士として10年目を迎えました。 10年目を迎えても学びは続いています。日々の臨床で疑問や発見があれば文献や参考書を開いて確認してみる。知…

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2週間前
2

来談者中心療法

メンタル心理カウンセラーのアウトプットです! 今回は多くのカウンセラーに支持されており、カウンセリングでも使用されている「来談者中心療法」についてです。 クライ…

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3週間前
3

膝関節の異常アライメント 〜外反膝〜

外反膝(X脚)や内反膝(O脚)は、荷重線が外側や内側に偏るため膝関節の一側に負担がかかり、摩耗や変形、痛みが生じてきます。 外反膝(X脚)になる原因は様々あります…

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1か月前
8

もっと気楽に書いていい

本日は雑記になります。 雑記で言語化の練習も兼ねてます。 こちらの本はまだ読み掛けですが、書くことを好きな人、これからnoteやブログで文章を書こうとしている人にも…

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1か月前
3

カウンセリング後期の問題 〜クライエントとカウンセラーの依存〜

メンタル心理カウンセラーのアウトプットです。 カウンセリングが終結に向かう段階は、クライエントとカウンセラーの両者にとって不安や寂しさを抱きやすい時期です。 終…

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1か月前
9

膝関節の異常アライメント 〜内反膝〜

膝関節のO脚やX脚は見た目にも影響するため気にされやすい部位です。 O脚やX脚が進行すると変形だけではなく痛みや歩行障害を呈する変形性膝関節症となります。 変形性関…

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1か月前
5

前十字靭帯(ACL)損傷の概要

前十字靭帯損傷はスポーツ選手の怪我でも目にすることが多いスポーツ障害のひとつです。 スポーツ選手だけではなく、女性や交通事故などでも発生しやすく、将来的には変形…

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1か月前
4

カウンセリング中期の問題

本日はメンタル心理カウンセラーのアウトプットです。 カウンセリング中期に入ると扱う内容が深まります。 内容が深まるにつれてカウンセリングの中でもさまざまな変化が…

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1か月前
4

使わないと衰える!! 廃用症候群に対するアプローチ

前回に引き続き廃用症候群についててす。 症状→評価と紹介してきました。今回は廃用症候群に対するアプローチについてです。 理学療法、作業療法、言語聴覚に分けて紹介…

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1か月前
9

使わないと衰える!! 廃用症候群に対する評価法

前回は廃用症候群により生じる症候について紹介しました。 リハビリでは廃用症候群の障害像に合わせた評価・介入が必要になります。 その他の疾患と同じように生活背景を…

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1か月前
8

最初の面接 〜インテーク面接〜

本日はメンタル心理カウンセラーのアウトプットです。 クライアントとカウンセラーが初めて出会うインテーク面接についてです! カウンセリングではなくても、初対面の人…

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1か月前
10

使わないと衰える!! 廃用症候群による症状

高齢者のリハビリテーションでは、原疾患だけでなく安静や長期臥床による廃用症候群への対応が必要になります。 廃用による症状は全身に現れるため全容を把握しずらい面も…

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1か月前
10

脊椎圧迫骨折(椎体圧迫骨折)と理学療法

脊椎(椎体)圧迫骨折は高齢者の4大骨折の1つです。 高齢者が入院される病院ではリハビリでも担当する機会の多い疾患です。 発症から退院まで1〜3ヶ月くらいで、骨の…

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1か月前
8

肩甲胸郭関節における上方回旋

「挙上」は特別な動きの面に限らず能動的に上腕を頭上に持ち上げる動作を表します。上腕の挙上は3つのグループにより行われます。

1.肩甲上腕関節において上腕を挙上(屈曲あるいは外転)
2.肩甲胸郭関節において上方回旋
3.肩甲上腕関節において動的安定と関節包内運動

今回は、2.肩甲胸郭関節における上方回旋を解説します。

肩甲胸郭関節における上方回旋肩甲骨の上方回旋は上腕の挙上に重要な役割を果たし

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上腕挙上時の回旋筋腱板の機能

上腕挙上時の回旋筋腱板の機能

上腕の挙上(肩関節の屈曲・外転)時の回旋筋腱板の機能についてです。

肩甲上腕関節は人体の中でも大きな可動域を有しますが、一方で非常に不安定な関節構造になっています。

回旋筋腱板による肩甲上腕関節を安定させる機能は重要になります。

回旋筋腱板について解説していきます。

それでは、学習していきましょう!

回旋筋腱板は棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋からなります。

これらの筋は上肢を挙上する

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前十字靭帯 〜解剖学と機能〜

前十字靭帯 〜解剖学と機能〜

今回は前十字靭帯の解剖学と機能についてです。

前十字靭帯について理解を深めることはトレーニングを導入する際にも非常に大切になります。

前十字靭帯の特性を理解しないままの運動療法は症状を悪化させるリスクもあります。

前十字靭帯(ACL)損傷の概要についても参考にしてください↓↓

前十字靭帯の解剖学
前十字靭帯(Anterior Cruciate Ligament:ACL)は、脛骨高原の前顆間

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10年目の学び直し

10年目の学び直し

今年度で社会人・理学療法士として10年目を迎えました。

10年目を迎えても学びは続いています。日々の臨床で疑問や発見があれば文献や参考書を開いて確認してみる。知らないことや分からないことは尽きません。忘れてしまっていることも数多くあり焦りもあります。

現在は、機能解剖学を学んでいるところです。解剖・運動学も同時に学び直しです。症状を改善しようとすると、基本的なことから、より深く理解していく必要

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来談者中心療法

来談者中心療法

メンタル心理カウンセラーのアウトプットです!

今回は多くのカウンセラーに支持されており、カウンセリングでも使用されている「来談者中心療法」についてです。

クライエントと信頼関係を結び、クライエントの自己成長を促すことで、自らの問題解決能力を身につけることは非常に大切なことです。

来談者中心療法における3つの態度についても紹介しています。

来談者中心療法ロジャーズの来談者中心療法は、多くのカ

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膝関節の異常アライメント 〜外反膝〜

膝関節の異常アライメント 〜外反膝〜

外反膝(X脚)や内反膝(O脚)は、荷重線が外側や内側に偏るため膝関節の一側に負担がかかり、摩耗や変形、痛みが生じてきます。

外反膝(X脚)になる原因は様々あります。膝関節を構成する大腿骨や脛骨に加えて、股関節や足関節の骨が原因となることがあります。

膝関節の変形は、膝関節ばかりに注目しがちですが、股関節や足関節にも目を向けてみましょう!

外反膝・X脚の要因過度の外反膝やX脚には複数の要因が関

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もっと気楽に書いていい

本日は雑記になります。

雑記で言語化の練習も兼ねてます。

こちらの本はまだ読み掛けですが、書くことを好きな人、これからnoteやブログで文章を書こうとしている人にもおすすめです。

序文で書くことについて根本的なことに気付かされます。

「書くことが好き」という気持ちだけで書いていい。好きという気持ちだけで書いていい。原動力は気持ちだけでいい。

文章の書き方、文法は気にしなくていい。書いてい

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カウンセリング後期の問題 〜クライエントとカウンセラーの依存〜

カウンセリング後期の問題 〜クライエントとカウンセラーの依存〜

メンタル心理カウンセラーのアウトプットです。

カウンセリングが終結に向かう段階は、クライエントとカウンセラーの両者にとって不安や寂しさを抱きやすい時期です。

終結はクライエントとカウンセラーの別れでもあります。

カウンセリングでは最後まで心の問題を取り扱うため、別れに向けた心の準備も必要になります。

今回は、終結に向けたカウンセリング後期について紹介いたします。

カウンセリングの終結を間

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膝関節の異常アライメント 〜内反膝〜

膝関節の異常アライメント 〜内反膝〜

膝関節のO脚やX脚は見た目にも影響するため気にされやすい部位です。

O脚やX脚が進行すると変形だけではなく痛みや歩行障害を呈する変形性膝関節症となります。

変形性関節症はADLを低下させ、場合によっては手術療法が選択されます。

今回は膝関節の異常アライメントである内反膝について紹介していきます。

膝関節が変形するメカニズムを理解していきましょう。

前額面では、正常な膝関節の外反約5〜10

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前十字靭帯(ACL)損傷の概要

前十字靭帯(ACL)損傷の概要

前十字靭帯損傷はスポーツ選手の怪我でも目にすることが多いスポーツ障害のひとつです。

スポーツ選手だけではなく、女性や交通事故などでも発生しやすく、将来的には変形性関節症に進行するリスクがあります。

今回は、膝関節を構成する前十字靭帯(ACL)損傷について紹介します。

膝関節の靭帯損傷(断裂)
膝関節の周囲に存在する靭帯の損傷(断裂)は、無治療で放置すると将来的に変形性膝関節症をきたすおそれが

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カウンセリング中期の問題

カウンセリング中期の問題

本日はメンタル心理カウンセラーのアウトプットです。

カウンセリング中期に入ると扱う内容が深まります。

内容が深まるにつれてカウンセリングの中でもさまざまな変化が訪れます。

カウンセリング中期に起こりやすい変化とその対応について学びましょう!

カウンセリング中期とは?カウンセリング中期は、カウンセリングにも慣れてきて、深く考えていくことで、今まで気づかなかった(目を背けていた)感情に気づく時

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使わないと衰える!! 廃用症候群に対するアプローチ

使わないと衰える!! 廃用症候群に対するアプローチ

前回に引き続き廃用症候群についててす。

症状→評価と紹介してきました。今回は廃用症候群に対するアプローチについてです。

理学療法、作業療法、言語聴覚に分けて紹介しているので参考にして頂けたら幸いです。

廃用症候群は予防が大切です。早期にベッドから起き上がり、座位、立位、歩行とリハビリテーションを進めていきます。

また、抑うつや閉じこもりなどの精神活動面においては、趣味やサークル活動などを通

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使わないと衰える!! 廃用症候群に対する評価法

使わないと衰える!! 廃用症候群に対する評価法

前回は廃用症候群により生じる症候について紹介しました。

リハビリでは廃用症候群の障害像に合わせた評価・介入が必要になります。

その他の疾患と同じように生活背景を考慮しつつADLの改善を目指していきましょう。

廃用症候群の評価においては医学的情報の適切な収集が重要です。

廃用の障害像にあわせて、適宜、検査方法を選択し評価していきます。

理学療法・作業療法の視点原因疾患の予後、臥床期間延長の

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最初の面接 〜インテーク面接〜

最初の面接 〜インテーク面接〜

本日はメンタル心理カウンセラーのアウトプットです。

クライアントとカウンセラーが初めて出会うインテーク面接についてです!

カウンセリングではなくても、初対面の人と会うのは緊張するものですよね。

初対面で信頼関係を築くのは難しいと思われるのではないでしょうか?

今回はインテーク面接でクライアントと良好な関係を築くためのポイントについて解説していきます!

インテーク面接はカウンセラーにとって

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使わないと衰える!! 廃用症候群による症状

使わないと衰える!! 廃用症候群による症状

高齢者のリハビリテーションでは、原疾患だけでなく安静や長期臥床による廃用症候群への対応が必要になります。

廃用による症状は全身に現れるため全容を把握しずらい面もあります。

今回は、廃用症候群の症状について紹介していきます。

臨床現場でも数多くみられる症状もあるため廃用による影響も視野に入れて対応していきましょう!!

安静や長期臥床による活動性低下はさまざまな障害を引き起こします。

過度の

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脊椎圧迫骨折(椎体圧迫骨折)と理学療法

脊椎圧迫骨折(椎体圧迫骨折)と理学療法

脊椎(椎体)圧迫骨折は高齢者の4大骨折の1つです。

高齢者が入院される病院ではリハビリでも担当する機会の多い疾患です。

発症から退院まで1〜3ヶ月くらいで、骨の治癒や疼痛の強さによってリハビリの進行も異なってきます。

今回は、脊椎(椎体)圧迫骨折についてまとめました。臨床の参考にしていただけたら幸いです!

脊椎圧迫骨折の原因
好発は中高年者、骨粗鬆症、多発性骨髄腫、転移性骨腫瘍などです。骨

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