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初めての八日市駅

先々月観たシネマスコーレでの映画。 『夢見る小学校』と『夢見る校長先生』というドキュメンタリー作品。シネマスコーレでは昨年から月一回は春馬くんの作品を上映してくださることで何回も行くようになった。そこでは産業映画だけでなく、とても視野が拡がるような素敵な作品もいつもたくさん上映されている。春馬くんの作品を観るために来てもこの映画みたいな〜と思うことも多い。
その日は私が大好きな春馬くん10代の作品『恋空』を観るために。チケットを窓口で購入するために。いつものように朝のうちに着くように向かった。

『恋空』は確か午後からの上映。チケットを購入したのは9時前。いつものようにすぐ近くのカフェでモーニングか早めの昼食を食べておこう。とも思ったが。シネマスコーレに前来たときから興味のあったその時上映されているポスターを見た。時間を確かめると、『恋空』の10分前に終わる!
それなら2本とも観ることができる!観るなら今!
ということで『夢見る小学校』に続き『夢見る校長先生』も観ることに。
見たあとはわくわくしてとてもいいドキュメンタリー映画だった。特に『夢見る小学校』は実際にそこに通っている小学生や中学生。そこで共ににいる本来先生という立ち位置にいる「おとな」の方々。そんな小学校があったら私も通いたかったわ!とも想った。しかも私立だけでなく。数は少ないけれど公立小学校でもその理念をもとに過ごす子どもや先生も存在するという事実。ほんとに驚いてしまった。と同時に羨ましかった。

自主上映的な映画なので、観るためには自主上映している地域を探すこと。
探してみると一番近い上映先は隣の県の八日市という場所。ここは東近江市らしい。それが12月2日の午前と午後に一回ずつ上映されることが頭にあった。

12月2日はずいぶん前から地元の友人が誘ってくれて隣の市に演奏を聞きに行くために空けていた日。友人とは元同じ混声合唱団のメンバーだった方。団が解散したあとは、何回かリコーダー演奏などで施設ボランティアをしている仲間。今は少し前から少人数で月一回の合唱も復活したグループのメンバーでもある。たまたまその演奏会へ行けなくなったので1日空いていた。よかったら『夢見る小学校』というドキュメンタリー映画を一緒に行かないかな?もし観に行くなら、せっかくなので近くの観光地にミニ日帰り旅でもしないかな?と提案してみた。二人とも行ってもいいとのお返事をもらい早速その映画の予約だけしておいた。

からの今日。12月2日にまず10時からの上映時間に合わせて電車を乗り継いて向かった。途中の車窓から虹が見えた!住宅地から出ているような虹🌈虹が見えることは嬉しい!


車窓から見えた虹
虹の元がよく見えた!



近江鉄道八日市線で八日市駅へ。


八日市駅に行ってみると、昨年娘と京都の鈴虫寺に行き帰る道すがら行った『天外者』のロケ地、近江商人の街並みの場所にとても近い。ということがわかった。


八日市駅から降りて。ちょうど乗れたコミュニティバスにで会場に向かった。
市の施設である場所に着く。

受付にて上映代金500円を払う。
上映するところは靴を脱いで上がる広めのお部屋で、座布団が敷いてある場所と椅子がいくつおいてあった。
親子連れや私達より少し若めの方々が観に来ていた。

私は2回目。それでもわくわく昨品を観ることができた。映画の中で歌っていた宮沢賢治の作詞『星めぐりの歌』のメロディが聞こえてくると、今度この歌を合唱曲としてうたってみたいな〜と思った。  


映画終了後施設の入口にあった木製のクリスマスツリー


上映が終わり少し遠いけど来てよかったと思い、交通手段が時間的になかったので、タクシーを頼み八日市駅まで向かった。タクシーの運転手さんに『近江商人』の街並みはどこですか?とお聞きすると。ここから車で15分くらいと教えてくださった。やっぱり近いところまできていたんだとわかる。昨年来たときも京都の帰りで電車、駅前からのバスを乗り継いでいった場所。八日市駅は初めてだと思うけど。もしかしたらここから違う経路のバスに乗り行ったのかしら?とも思ったが思い出せない。

タクシーで八日市駅の近江鉄道八日市線に乗り今日のミニ観光として選んだ近江八幡の街並みへ。八日市線を走る電車は色がカラフルで、水色、ピンク、黄色といろとりどり。記念にパチリ!


イラストつきのカラフルな八日市線の電車
先頭部分
爽やかなブルー
「鉄道むすめ」とかいてあった!


近江八幡駅から街に出るのは、私は初めて。一人の方は小学校の教員なので子どもたちと一泊研修の行事で来たことがあるらしい。もう一人の方は来るのも初めて。
駅前の観光案内にて近江八幡の街並みへの行き方、観光スポット、美味しい食事処を聞きに行く。見事なわかりやすい話し方でポイントを教えてくださった。すごい!案内のプロ!

すぐ近くのバス停に、ちょうど停まっていたバスに乗るとすぐに出発。近江八幡の観光スポットに着く。古い街並みを川沿いに歩く。ドラマなどで見たことのあるお堀のような川の向こうからお客様も乗った船が来ていた。なんとなく船頭さんがぎっちらとぎっちらと漕ぐイメージではあったけど。電動だった。でもきっと昔はかいで漕いでいたに違いない。
ゆっくり歩き近江牛が食べられるお店を探す。駅前でも教えてもらってそこに入ろうとしていた「近江牛創作料理 久ぼ多屋」さんは貸し切りで入れず。
お肉屋さんが隣で経営している「近江牛レストラン まるたけ近江西川」さんは混んでいたけれど、順番を待つことに。
30分ぐらい待ち案内される。近江牛のすき焼きを注文する方も多く周りにはとても美味しそうな香りがする。
私たち3人は焼き肉弁当を頼む。牛肉の焼き肉いがいにもコロッケやイカフライ他のおかずも入っていたから。
来たものは焼き肉もたくさん入っていてとても美味しかった。


美味しかった!
夫婦たぬき?


外は思っていたより寒くもなく、何と言っても風のない日だったからとても過ごしやすかった。
次は八幡ロープーウェイで琵琶湖の方を見に行くことに。


八幡山ロープウェー入口


八幡山ロープウェーがある八幡山の上からは琵琶湖、西の湖、旧城下町近江八幡が見渡せるとのこと。
近江八幡は秀吉の姉ともの子として生まれ、八幡城を築き城下町を開いて近江八幡を商都として繁栄させるのに大きく貢した豊臣秀次が築いた城下町。秀吉の養子になり一度は関白になるも、淀の方の子(後の秀頼)が誕生したため後継者を巡り自害させられたという。享年28歳。戦国の時代にはそんなことがあちらこちらであったと想われるが。家族としての想いを考えると悲しくなる出来事。

八幡山ロープウェー
紅葉している八幡山


ロープーウェイの山は紅葉する木々が沢山あるためか山全体が紅葉していた。
少し前に京都の瑠璃光院にいくことができたが、またそことは違う紅葉の仕方。
ロープウェイで上に上がるに連れて街全体が見え始めた。街並みの向こうは田んぼが広がりそのむこうにそれほど高くない山々がずらりと見えた。
ロープウェイから降りると真っ赤な紅葉の葉っぱが色づき、下には絨毯のようにびっしり葉っぱが落ちていた!
琵琶湖が見える方の山道を少し歩く。平地や登る道が続くが、私たちの地元の山の上のお城に行く道よりも楽に歩けた。ロープウェイで登り降りてからお城に行くまでは意外と歩いて登らなくてはならない。昨年の6月に鈴虫寺の帰りに娘と行った彦根城も、見た感じよりも上りになっていてお城に着くまでにはけっこうな道のりを歩いて大変だった気がする。



紅葉したもみじ


黄色や赤に紅葉した紅葉


螺旋状に穴を開けて光を出すオブジェ


少し上りを歩いて、下がると琵琶湖が見えるスポットに着いた。そこは「恋人たちの聖地サテライト」の場所。八幡山ロープウェーは縁を結ぶ恋のパワースポットに選定されているとのこと。
ハート型のモニュメントの下で八幡山の下の景色をバックに二人で写真も取れるようになっていた。そこで私たちある程度歳を重ねた3人で一緒に自撮りなどしてみたりした😆ここで世の男性に一言!
女性はいくつになっても乙女。いつまでもそんな気持ちを持っているということ。それを忘れないでいてほしい✨
私達だけではないはず。その場所できゃっきゃと笑いながら写真を撮ることがとても楽しかった!
下には琵琶湖の景色が広がっていた!


ハート型のオブジェ💓


琵琶湖が見えた


下に見える低い山と近江八幡の街並み


下りのロープウェーに乗ると少し先に京都方面行きの新幹線が走行しているところが見えた。4分なのですぐに地上に着いた。

降りてから、ふもとにある日牟禮(ひむれ)八幡宮をお参りする。ここは千年以上の歴史を誇り、古くから近江商人の信仰を集めたところ。4月には八幡祭が開催されること。りっぱな馬の象が飾られていたのでパチリ!



 馬の像


次はさっき八幡山ロープウェーに来る時に見つけた「たねや」さんへ。


どっしりとした表の構え


威厳がある暖簾

お店入口は古い門構え。前に柿色の暖簾。扉は両方に開けるタイプの手動。
扉を開けて入ると正面から右手にはショーケースに入った生菓子やおまんじゅうや最中などが。
左手には奥にある甘味処への道。「つぶら餅」という丸いちょうどたこ焼きぐらいの大きさのお菓子。お餅のような食感のものの中に餡が入っているものを炙ってあるお菓子。私たちはそのつぶら餅と抹茶のセットを頼んだ。


囲炉裏風のテーブルと小豆茶


つぶら餅と抹茶

広めのの木のテーブルと椅子が多い中。私たちは中央の、囲炉裏風の席に案内された。囲炉裏の周りを囲むように設置された長椅子が4つ。それぞれ2〜3人座れる。すでに周りの方は座っていて。全体にぜんざいを召し上がる方が多かった。
待つ間、囲炉裏風のものを見て上から下がっている鍋を引っ掛ける棒や鍋を置くところ。周りの藁などを見て、長野の古くからあった家の床板を外して出てくる囲炉裏の灰や天井の太い横から出ている柱を思い出していた。囲炉裏を実際に使うと天井がすすで黒くなる。黒くなると虫除けになりいいと聞いたことがある。その家はもう取り壊してなくなった。

とてもいい雰囲気でホッとしていたら。つぶら餅と抹茶を持ってきてくださった。一口目を食べるとあったかくて思っているよりお餅に近かった。甘いつぶら餅と抹茶はぴったり。
 いただいたあとは、出てすぐ前にあるクラブハリエへ。ここは洋風のお菓子。特にバームクーヘンが有名。ここのバームクーヘンは頂いたことがあるが、他のお菓子は見たことがなかった。ショーケースを見るとりんごがぎっしり入っていそうな「アップルクーへン」が濃厚で美味しそう。ひと通り見て今回は他にもお土産を買ったので、小さめのカップに入ったリーフパイを。


お店から出てその道の入り口辺りに売っていたもの。ずっと気になっても食べることができていないし。中々食べる機会がないもの。「ふな寿司」に釘付け。
独特な臭みもあり好きか嫌いか分かれる発酵食品。迷ったけど。お店の方の赤ワインに合うよ!の一言か決めてで購入。お店の方が食べ方を教えてくださる。
頭の部分はうま味調味料を一振りしてお茶漬けに。それ以外の身は日本酒にも会うけど。チーズのような味がして赤ワインが合う!と言われた。
またいつか食べた時の感想をnoteにあげますね!


ふな寿司のお店。


ふな寿司!どんな味か楽しみ!


日が暮れてきたのでそろそろ帰ることに。
車道まで出て歩道を歩いていると、近江八幡駅行きのバス停とバスが来るのが見えた。少し足早になり間に合った。お客様は一人。3人と座る。京都のラッシュ状態の混みようとは違う。ゆったりできる。混んでいるバスも混んでないバスもそれなりに楽しい。
駅に降り立ち校内に入ると5分後に米原行きの電車が来る。それに乗り米原へ。ここまでは西日本鉄道。米原より東は東日本鉄道。会社が違うのでいつも東海地方から関東で使えている交通系ICカードは会社を西日本と東日本またぐため使えず。なので今回の旅のJRの部分は往復切符を購入しておいた。だからスムーズに改札の出入りができた。精算機械がなかったり無人駅という場所もあるから。米原駅からは東日本鉄道。思っていたより早く3人共通の駅に到着。駅では12月になったということで電飾が美しく光っていた。


ひょうたんを利用した電飾
象徴の像と共に


その後は駅の中のお店で一日のお疲れ様乾杯。おつまみ程度の枝豆、刺し身、カキフライ少しを頼み、生中を一杯だけ飲んで一日あったことや他のことをいっぱいお話をした。


天気予報では全国的にもとても寒くなると言われていたので、いつもより着込んで行ったけれど。思ったよりも風もなくあったかい散策日和の一日だった。

今回は映画を観る目的で東近江市八日市まで行き、近江八幡まで足を伸ばし街並みに行くことができた。

秋の紅葉を見ながら静かな場所へ美味しいものも食べての。とても気の合う友人とともにできた旅。心が穏やかになるような楽しい一日でした!割と近くではあっても、まだ行っていないところはたくさんある✨
ここのところ私はあちらこちらの旅をしているけれど。働く時はそこにしっかりと集中して。春馬くんの気配探し旅も続けながら。まだ行ったことのないところに。友人と行く一日旅もなかなかいいものだな〜と認識しました。お世話になりありがとうございました✨

これからも機会があれば思いついた時にふら〜っと。一日旅もいいなと想う。
無事に楽しくできた3人旅でした。
またどこかに行けたら?と思います。
今度は青春18切符なども利用してみたいと想います。











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