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視覚優位と白黒漫画

息子が休みの日はYouTube、Switch、ネトフリアマプラと目を酷使する時間の使い方しかしない。元来、視覚優位な性質なので半ば諦めているんだが、他にいい時間の使い方があるのではと側から見て思う。本人にとっては余計なお世話だろうが。
自分が子どもの頃は自室にテレビがなく、その代わり年上の姉兄がいたので漫画は大量にあった。少女漫画も少年漫画も、当時のトレンドはだいたい抑えていた。なので寝る前に息子に聞いてみた。「きみは、漫画は読まないの?」「読むよ。サバイバルの本とか。山のサバイバルがめっちゃ面白い」まさかのサバイバル。。ネトフリでドラえもんを観ていたので「ドラえもんの漫画は読んだことないの?」と聞いたら「色のついてない漫画はわかりづらい」と言われた。衝撃!!漫画は白黒という概念を覆す発言…おそらくサバイバルの本はカラーなんだろう。でも白黒の漫画は視覚優位の彼からすると“わかりづらい”のだ。これはなかなかの発見だと思った。だいぶ生きるのが大変そうだ。
私は手塚治虫作品が好きなので「中学生になったら手塚治虫は読もう。ブラックジャックを貸してあげるよ」と伝えた。「ブラックジャックって?」と言われたので医者の話であること、顔の半分の皮膚は亡き友のものであること、を伝えた。あまりピンときてなかったが、中学生になるまでに白黒漫画を読めるようになるよう、成長してほしい。

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