はる/田舎暮らし

東京から、信州高遠の山村「三義(みよし)」に移り住んで18年 /40代、 シングルで子…

はる/田舎暮らし

東京から、信州高遠の山村「三義(みよし)」に移り住んで18年 /40代、 シングルで子育て/ 農業、保育士 / 村の仲間と「三義で暮らさん会」を結成し、田舎暮らしの魅力を発信している/ こんな地域で暮らしたいなぁ、と思ってもらえれば嬉しいです(^^)

最近の記事

無農薬田んぼの記録⑥【代かき&田植え】

記録をとっておこうと思ってたのに、忙しくてすっかり書けずにいた。 無肥料の自然栽培田んぼの挑戦、 着々と始まっている! 代かき(5/16)普段やっている、慣行の田んぼの代かきは、 水少なめ、ゆっくり深く3回は走行。 でも、自然栽培の田んぼは、正反対。 水多め、速く浅く1回だけ走行。 できるかな〜、、ドキドキ。 時速3.4キロ 2200回転 PTO2 こんなもんかな。 田面から出てる土を平らに。 田面から出てない土は、浅くおこす。 意外とできるもんだ!! 慣行の田んぼ

    • 〜ネズミと格闘する古民家の話(続編)〜

      朝、台所に足を踏み入れたら、 ん?? なんとなく異変が。 目を凝らすと、ネズミの通り穴のまわりに、木のカスが散らばってる、、 まさか!! ネズミが来たか?! これまでの、 我が家とネズミの格闘については、 こちらから↓ それ以来、ネズミは、姿を消したので、我が家の台所は、平和を取り戻していたのだ。あー、安眠できたなー。冬の間は。 そういえば、最近一回だけ、ネズミの仕業か?と疑った出来事があった。前の晩に次女が作っておいたお弁当のおかずが、翌朝、忽然と消えていたことが

      • 田んぼやりたい人、集まれ〜

        今日は、“田んぼ勉強会”なるものが、 村で開かれていた。 その名の通り、田んぼをよくしたい!やってみたい!という人たちが集まって、田んぼのことを勉強する会だ。 田んぼ見学ツアーで、ちょうど、私の田んぼに見学に来たところ。 30代、40代を中心に、この村の将来の担い手が集まり、田んぼについて語り合う。 小さな子供達もいて、賑やか。 友達のパパさん。 「田んぼやりたいんだけど、土日疲れて動けなかったりするんだよね〜。夜勤明けなんかぐったり、、でも、やってみたーいなぁ」

        • 無農薬田んぼの記録⑤

          トラクターでおこす(4/14) と、その前に、掘った溝を元に戻さなきゃ! 目標は「荒く浅くおこす」 えっと、スピード速くして、回転数はどうするんだっけ?半年ぶりのトラクター操作に、緊張の糸がピンと張る。 機械オンチなのに、やむにやまれず大型特殊免許を取ったような私だから、何日も前から、今日のこの日のためにイメトレをしてきた。「うまく起こせなかった〜」と嘆いて近所の友人に助けてもらう夢まで、前夜に見ている(笑) ところが!! うまくおこせた!! 正夢にはならなかった

        無農薬田んぼの記録⑥【代かき&田植え】

          自然農畑の記録④

          初植え! ジャガイモの定植(4/7)今年から初挑戦の自然農の畑に、 初挑戦のジャガイモ。ドキドキ、、 美しい!と自画自賛して、 早速、近所の博士のところに飛んでいった。 「博士〜、綺麗にできたよ〜」 ところが! 博士の育てる玉ねぎは、包丁で切っても目が痛くならないから、涙が出ないらしい。野菜の常識がことごとく覆されるミラクル畑だ。 (詳しくは、こちら↓) 博士語録、メモメモ資材の罠にハマるな 今回、ジャガイモは、茎を一つに束ねるため、支柱を立てた。そのために、90セ

          自然農畑の記録④

          春がやってきた!

          あった! フキノトウ! 土気色の地面に、ひょっこり顔を出した、 パステルカラーのフキノトウ。 まだまだ寒くて「春はまだ〜?」と思ってしまうこの時期に、一番乗りして芽を出すフキノトウを見つけると、嬉しくて「やぁ!」と声をかけたくなっちゃう。 フキノトウと言えば、小学校の国語の教科書に出てきたのを覚えている。東京で育った私にとっては、春にでてくる何やら不思議なもの。なんだろう?と子供心に謎だった。 それが今はこんなに身近な食べ物に。 あのフキノトウの文章を田舎の子供が読ん

          春がやってきた!

          村のなかで「映画会」を企画①

          “三義(みよし)というこの村で、 100年先もずっと暮らせるような 村づくりをしよう” そんな思いで立ち上げた、 三義で暮らさん会。 メンバーのKちゃんが、「映画会をしたい!」と声をあげたので、村で楽しめる映画会を企画することになった。Kちゃんは、一軒一軒歩いて、映画のお誘いにまわる。とにかく思いは熱い。 村の公民館にて。 映画は、『よみがえりのレシピ』 山形で受け継がれてきた、在来種の野菜を作る農家の話。 今も焼畑でカブを作っている農家がいる。それも、山の斜面で。

          村のなかで「映画会」を企画①

          山は、子供たちのサイコーの遊び場

          農閑期になって、保育士の仕事を始めた。 運よく働けることになった、地元の保育園。その保育園は、すぐ近くに裏山があり、ほとんど毎日、山の中で子供たちは遊んでいる。 長野県の「やまほいく」という認定も受けている。 おもちゃがなくても、子供たちはずっと遊んでいる。 木のツルにぶらさがってブランコ 倒れてる木にまたがって電車ごっこ 急な斜面は滑り台 木の枝を拾って鉄砲に見立てて 「バンバンバン!」と闘いごっこ 枯れ木の根っこを、宝物のように、 大事に抱えて持って帰る子供たちが

          山は、子供たちのサイコーの遊び場

          無農薬田んぼの記録④

          ワラの天地返し(1/13,20) 去年の秋にワラを撒いて安心、している場合じゃなかった。ワラの風化が進むように、天地返ししなきゃいけないと知り、久しぶりの田んぼ仕事。 溝を掘ったおかげで、去年に比べて、圧倒的に田んぼが乾いているけれど、それでもまだ、表面の土が湿っている。表面の土が湿っていると、ワラが乾かないから、風化しにくい。風化=手でちぎれる。まだまだ全く手でちぎれない。 ワラはお米の重要な養分→いかにワラを風化させるか→いかに田んぼを乾かすか 結局、いかに田んぼ

          無農薬田んぼの記録④

          新年スタート!

          長男長女が帰ってきて、にぎやかなお正月。 「散歩に行こう!」がなんとなくの恒例。 このあと、みんなで本気でグリコ。 「チ、ヨ、コ、レ、イ、ト」 あ、グーは、勝ってもなかなか前に進めないんだった。重松清の『きみのともだち』を思い出す。なかなか前に進めない不器用な子が、たまに勝ってもグーだから少ししか進めない。でも、少しずつでいいんだよ、という話。 さて、今日は、自分の誕生日。思いきって、仕事を半日休んで、友人の整体教室に行ってみた。 心と体をほぐす方法を教えてもらった。

          古くて新しい、しめ縄づくり

          近所の公民館で教わる、しめ縄づくり。 これがないと、年が越せない。 ワラで縄をなう。 近所にいる、達人のおじさんが、丁寧に教えてくれる。 昔の人はよく考えたもんだ。細くて短いワラを、太くて長い縄にするなんて。手に水を付けながら、キュッキュッと編んでいく。毎年教わってるけど、慣れたころに終わるので、毎年初心者(笑)。 ワラは、3の倍数の本数にするとか、縄の向きは、通常は右巻きだけど正月飾りだけは左巻きにするだとか、習わしがある。 そこには、人智を超えた自然に対する畏怖があ

          古くて新しい、しめ縄づくり

          漬物の季節が始まった

          霜に当たって甘さを増した、 菜っ葉が美味しい。 この美味しさを冬の間ずっと味わうために、 今、漬物づくりが、忙しい。 毎年、隣村に住んでる友人の農家が、 「野菜、採りにおいで〜」と言ってくれる。 飯田カブ菜という菜っ葉。野沢菜のように、醤油味で漬ける。 この水道は、山の川の水を引いている。 この時期は、漬物のために野菜を洗うことが多いから、冷たいけれど、ありがたい恵みの水。水道水で洗ったら、水道代が大変なことだからね、、 隣のおばさんは、 「私達は、川とともに暮らしてき

          漬物の季節が始まった

          ねずみは、昔話の世界だけじゃなかった〜ねずみと格闘する古民家編〜

          毎日、ねずみと格闘している。 台所に置いているお米や野菜が食い荒らされるから、「ねずみ捕り」を仕掛けて、寝る。 ゴキブリホイホイみたいな、粘着によって捕まえるタイプのねずみ捕りだ。夜中にねずみがどこをどう通ってるか、ねずみの行動を予測して仕掛ける。こちらも本気だ。 すると、一晩で親ねずみが、、 2匹もかかった! すると、子ねずみ達が、親を失って慌てたように、あちこちに警戒心なく現れるようになった。 そこでまた、ねずみ捕りを仕掛けると、 3匹かかった!翌日は、2匹。さ

          ねずみは、昔話の世界だけじゃなかった〜ねずみと格闘する古民家編〜

          冬の楽しみは、干し柿

          今年も、干し柿づくりが始まった。 いざ、渋柿のなる木に! そういえば、上の子供たちも干し柿が大好きで、こうして一緒にむいたなぁ。みんな、これで包丁使いが上手になった。 中高生になった今は、もう、参戦してこない。たぶん出来上がった干し柿には群がってくるだろうけど、むくのは面倒だからと、毎晩それぞれの部屋にこもって独自ワールドを築いている。 末っ子だけが、まだ「むきたい!」って言って、居間で一緒にむいてくれるから、嬉しいなぁ。 子育ては、いっとき。 あっという間に、母親

          冬の楽しみは、干し柿

          自然農畑の記録③

          排水口を作る 博士いわく、 畑の溝に水が溜まらないように、必ず、 排水口を作るべし。 なんて大変なの〜〜!! 今まで、博士に習って、たくさんの溝を掘ってきたけれど、この排水口の溝が、一番骨折れた。何しろ、小石がごろごろで、スコップの刃がたたないのだ。途中で何度、スコップを投げ出しそうになったか、、 やっと川まで到達!!! と思ったら、、 最後の最後に、石垣にぶつかったのだ。 ガッツーンという、スコップが石垣に当たった瞬間の、これまでの小石とは何やら違うもっと重くて

          自然農畑の記録③

          「文化祭」という、楽しい行事がある村

          私の村には、毎年11/3文化の日に、 「文化祭」がある。 運動会に並び、村のビックイベントだ。 運動会の記事はこちら見てね↓ 学校じゃないのに、文化祭がある?! はい。村民の村民のための文化祭があります。 これが4年ぶりの開催で、大賑わいだった! その他、子供たちの合奏、親たちの合唱、民謡クラブの歌や踊り、絵画や工芸品の展示などなど、文化の香り高い出し物が、盛りだくさん。 何しろ、文化の日だから! 最後に、みんなで「ふるさと」を歌った。 歌いながら、胸に熱いものが込

          「文化祭」という、楽しい行事がある村