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上手くいかない時は、とにかく「眠る」こと。

人間万事、「眠る」ことを最優先にすると
心身の悩みが改善されやすいのでは…と、最近考えています。

ものごとが思うように上手く行かないとき。
悲しいことや辛いことがあったとき。
なんだか未来が不透明で、心のモヤモヤが晴れないとき。
病気を持っていて、なんとなく不安なとき。
苦しいとき。

そんなとき、なんとなくスマホを手に取り、グルグルと悩みの答えをネットの海から探し出そうと検索しまくったり。
頭の中で、ずーっと悩みについて考え続けてしまいますが。

とにかく、寝てしまうのが、一番の解決策だと私は思っています。

とにかくたっぷり寝れば、朝には「何にあんなに悩んでいたんだっけ?こんなに体が軽いし、世界は明るいのに」と思えるほどには、心身が回復します。
そして、昨日までは思いつかなかったようなアイデアや解決策をひらめいたり、「これをしてみよう」と、やれることに気づける心の余裕ができています。

これは、寝ている間に、脳が記憶を整理し、「古い脳」とよばれる、われわれがおサルさんだった時代の過去からの、人類が経験してきたことに基づく叡智がインプットされている部分の脳が、「失敗を繰り返さないための良い策」を引っ張り出してくれるから、だと聞いたことがあります。

失敗や、危機の記憶は、人類繁栄のために、子孫の脳に、脈々とひきつがれていて、私達がピンチのときに、助かる行動がとれるよう、手助けしてくれるんですって。

起きてる間は、考え事をしたり活動することにエネルギーや脳活動も集中されるけど、眠っている間は、脳もリラックスして最適な状態で記憶を整理できるんでしょうね。

私は子供が赤ちゃんのとき、なかなか夜中に眠らない子で、本当に私自身も不眠で、鬱みたいになった経験があります。

そうなると、家事のやる気はでないし、未来に対する悲観しかわかないし、赤ちゃんのことを愛らしいとおもえないくらいになってしまうんですね。

幸いにも、徐々に寝てくれるようになったから助かりましたが、眠らないというのは、それだけでこれほどにも気持ちを低下させ、やる気をうばい、マイナス思考にするのだと思い知りました。

睡眠不足は、体の病気も悪化させるし、逆によく睡眠をとれば、病気も改善することがあるといいます。
眠っている間に、細胞の修復に全力を注いでくれているのかもしれませんね。

いまでもたまに、悩みで寝付けないことがありますが、そんなときはおだやかなBGMをかけたり、少しだけお酒をのんだり、できるだけ楽しかった幸せな思い出を頭に描いてみると、眠れたりします。

悩みが深いときは、睡眠導入剤を頼ってみるのもよいですし、本当に苦しくて眠れない日々が続く状態なら、メンタルクリニックでよく眠れる薬を出してもらうのもいいですよ。
(一般の内科でも、体調不良に不眠もあれば、そういった軽い薬を出してくれることもあるので、ぜひかかりつけに聞いてみてください。私も前述の赤ちゃんがねずに自分の不眠が極限になったとき、家族にも夜中の世話を頼みながら、一時的に不眠に対する薬を処方してもらったことがあり、ずいぶんすっきりしました。週末だけでもよく眠れると、ずいぶん回復しました)

寝ることって、軽視されがちですが、実は一番大事なことなのだなと思います。
年齢を経てくると、なおさら感じるようになりました。ムリは効かないから、とにかく寝よう…と。
そのうち、もっと早く起きてしまうようになる年齢になるのでしょうけど。
睡眠が短くても、心があかるく前向きならいいのでしょう。そうでないときは、少しお薬を出してもらっている方もたくさんいますしね。薬に頼るなんて…なんて思わず、「体が軽くなるくらい、眠ること」を、優先したほうがいいのではと、個人的には思うのでした。

思えば若い頃のわたしも、授業中ねむくなるし、通学通勤電車で座れたらすぐ寝ていたし、「すきま睡眠」を上手に(?)していた気がします。仕事の休憩時間に、座ったまま少しだけ仮眠するのも、午後の仕事の効率を上げてくれるらしい。それくらい、寝ることは心も体も、急速に回復させる力があるのでしょう。

これからの人生は、もうすこし「よく寝る」ことを重視したライフスタイルにしたいです。

夜中にスマホに手を伸ばすより、朝早くおきて、のんびりしたほうが、心と身体にはよいのかもしれません。

そうはわかっていても、週末はついつい夜ふかしをしてしまうのだけど…(笑)

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