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クリスマスに、本を。

みなさん、メリークリスマス。
こんにちは。はるおです。

「今年のクリスマスはみんなに本を贈ろう」。
日々本屋さんで働いている私は、ふとこう思いつきました。

私の活動拠点、だいかい文庫。

その人のことを思い浮かべて、本を選んで、贈る。

「あの人は今ちょっとしんどいだろうから、日常を離れられる内容がいいかもな」
「美術館によく行ってるからその特集も、いいかな」
「豊岡に来てみたいって言ってたからガイドブックはどうかな」
「この本欲しいって言ってたな」
「なんとなく、好きそうかも」

プレゼントって、色んなものがあるけど、本だとより一層その相手の心境を慮って贈る必要がある気がした今回。

選ぶの、楽しい。

しんどい時は、心の柔らかくなりそうな言葉やビジュアルのものを。頑張りたい!って時は、きっとヒントになるかもしれない知見が得られそうなものを。

プレゼントは、それを選ぶ過程で相手へ想いを馳せる時間、それも含めて贈られるものだと思う。そんな気持ちが沸いてくるあたたかさが好きで、私はよく誰かに贈り物をします。

我が家、毎年クリスマスプレゼントを家族間で贈り合うのですが、母と妹は物へのこだわりが本当に強くて、プレゼントをしても好みじゃなかったら使わないだろうな〜とか、匂いとかにも敏感なので難しいな〜とか、選ぶのが大変なんです、毎年。笑

それでも何とか選んで贈った、今年の本のプレゼント。
とても嬉しい言葉を返してくれました。

妹とのLINE。

母からは、「練りに練ったようなプレゼントがきたよ(笑)」というLINEと、送ったプレゼントを実家の壁に並べられた写真が送られてきました。

なんというか、『プレゼントを選ぶ過程で相手へ想いを馳せる時間、それも含めて贈られる』ということをまるごと受け取ってくれたようで、本当に嬉しかった。


今年贈った本たち

・私を美術館に連れてって: いつでも鑑賞できるミュージアム(山下裕二 壇蜜 著)
・図解はじめて学ぶ物理のせかい(ファース,レイチェル著)
・タイミングの社会学: ディテールを書くエスノグラフィー(石岡丈昇 著)
・本屋で待つ(佐藤友則  島田潤一郎 著)
・すき好きノート(谷川俊太郎 著)
・したてやのサーカス(髙松夕佳 著)
・ことりっぷ 城崎温泉 出石・豊岡

「ブックサンタ」ってご存知ですか?

さてさてこんな話題だったので、最後にご紹介を。
みなさん、「ブックサンタ」ってご存知ですか?

私が大学生の時から関わっている、NPO法人チャリティーサンタが全国の大変な境遇に置かれた子どもたちに本を贈るため2017年に書店と連携してスタートした社会貢献プロジェクト。
本を贈りたいと思った人が本を買うと、チャリティーサンタをはじめとした全国数百のNPOを通じて、子ども達へ本のプレゼントが届きます。

今年はタイミングが合わずなかなかできなかったんですが、来年はやってみたいなと思います!
よかったらちょっと覗いてみてくださいね^^

それではみなさんいいクリスマスを過ごせますように!

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