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【グループホームへ引越し】この町で暮らした2年3ヶ月の思い出と音楽【嵐】

こんばんは。

春野太陽です。

今回はただただ私の記憶に残しておきたいものを書き記すだけの、

他の人が読んでもなんの得にもならない備忘録です。

私は2022年2月に親と絶縁をしました。

同じ市内でも実家とは真逆の方角で一人暮らしをしてきました。

そしてこの2024年5月末に精神障害者向けグループホームに入居する予定でいます。

手続きも最終段階まで進み引っ越しも迫るさなか、

絶縁をした2022年2月から2024年5月までの

この土地での2年3ヶ月の暮らしをふと思い返すのです。

そしてその思い出には私の大好きな嵐の音楽が寄り添っていました。

それをいつまた見返したくなった時に見返せるように

残していきたいなぁとしみじみ思ってここに書いています。

いろんな思い出がいろんな曲にある中でも

10曲にセレクトして、

曲の繋がりに合わせて曲順もつけてみました。

名付けて


【春野太陽オリジナル嵐思い出セレクション】

1君のうた
2春風スニーカー
3To be free
4always
5Hey yeah!
6One step
7僕が僕のすべて
8PIKA★★NCHI DOUBLE
9LIFE
10愛を歌おう


以下はそれぞれの曲の思い出を書き残します。
※『』内は私の心情。「」内は歌詞の抜粋です。

1君のうた

この街への、ここで出会った素敵な人たちへの、感謝を込めた一曲目です。
なんせ「移ろいゆく風景の中 ずっと大切な人」が最初の歌詞ですからね。
歌詞の中で『出会いと別れ』『永遠の絆』『溢れ出す愛を君へ』『この街の思い出を忘れない』をメッセージとした、優しくあたたかくそっと寄り添ってくれる楽曲です。
こんなに今の心情にぴったりすぎる曲は他にありません。
この曲から幕を開け、今までの思い出を語ることにしましょう。

2春風スニーカー

私の毒親を筆頭に、世には自分の過去の栄光や昔話の自慢をいつまでもし続けて目の前のことには向き合わない、押し付ける、そんな大人がいます。
そのような大人を見るたびに、1番サビ歌詞の
「立派に胸張って言えることが全てじゃない」
が頭によぎり、憤りと共に反面教師にしようと何度誓ったことか。
すごく爽やかでタイトル通り春の風を感じながらスニーカーで自転車を漕ぎ出したくなる曲なのですが、この深い真実を突きつける歌詞に
『私の人生つらいことばかりだけど、胸張って言えることがすべてじゃないから大丈夫』とたくさん励まされてきました。

3To be free

この曲はこの2年3ヶ月の間、私の中では「春風スニーカー」とセットで聴いている曲でした。
今まで、毒親の知る世界の型にはめられ、世間や一般常識という枠にはめられ、身動きが取れず苦しくてあがきつづけ、それが精神病となって私をむしばみ、そしてまた精神障害者や毒親育ちへの偏見や誤解にも葛藤してきた私。
タイトル通り『To be free=自由になりたい』の願望が強く共感となって私を揺さぶったのでしょう。
この曲は編曲が特に大好きです。イントロから強い風が吹いてきて、それはまるで砂埃が立ちそうなくらいの渇いた荒野が想像できます。向かい風で人間が吹き飛んでしまうんじゃないかって思うけど、そこから始まるドラムの力強い縦のリズム。主人公が確実に着実に地に足をつけて一歩一歩荒野を進んでいる風景が浮かびます。自由には責任も困難も伴うけれど、それでも一歩一歩自分の信じる道を風の吹くままに行くだけ。

4always

この曲は2011年のアルバムの中の楽曲です。簡単に言えば『1人じゃないよ』というメッセージの曲なのですが、フレーズフレーズが強すぎるのと作曲編曲も強すぎてマジでこれ聞けば困難を耐え抜いていけそうって感じ。
このニュアンスをわかってほしいんだが、
『困難を乗り越えられそう』じゃなく
『困難を耐え抜いていけそう』ってところね。
大震災の後にリリースした曲だから余計にその感覚と結びつくんだけれども、被災って解決が簡単にできるものじゃないじゃないですか。だから『乗り越える(困難が終わる)』ってのはもっともっと先の話で、それよりも直近の数年間は『耐え抜く(つらいのが続く)』っていう現実。そして毒親育ち問題もそれは同じ。
だからつらいことには変わりはなくってどんなに励まされてもやっぱりつらいんだけど、それでも言い続けてくれる「きっと巡り会うために…」「君と僕はここで出会うために生まれてきた」「君を感じてる 共に生きてゆく」の言葉に『つらいのは終わらないけど一緒につらさを分かち合える』って思えて泣けるんだ。
孤独感や希死念慮を感じるたびにこの曲に助けられてきたな。これからもきっとお世話になります。

5Hey yeah!

「幸せってなんなの?」
「それじゃ夢ってなんなの?」
とそれぞれ問いかけてくる歌詞がある。
「笑顔あふれること」
「でっかい目印さ」
がそれぞれの問いへのアンサー。
この問いとアンサーをふとした時に思い出して、自分の夢と幸せが足元に転がってないか立ち止まって確認したこともよくあった。

ラップが最高なんだよ。
「悩みは尽きずof all time
全てが順調などそうない
your lifeと俺だって同じさキョーダイ
オーライ(オーライ)
宇宙すら包み込む愛情 不安も包みゆくmy soul
いつでもそばいるから大丈夫
hi-ho I’m your 相棒」

「I’m your 相棒」は韻の踏み方も最高すぎるし、歌詞構成としても最後の最後で『(不安でも大丈夫。なぜなら)俺はあなたの相棒だから!』って強すぎる。強すぎる。最高。

6One step

ズンチャッ ズンチャッとテンポを刻むこの曲。音からしてワンステップずつ歩んでる感。
この曲はお気に入りのフレーズがあるとか強烈に焼き付いているフレーズがあるかと言えばそういうタイプではないが、曲全体がまとう雰囲気やざっくりとしたメッセージ感が穏やかでなめらかなのがお気に入り。
「To be free」みたいに荒野の中をドシドシ進むのもいいけど、「One step」みたいにリズムにのってテンポよく進むこともあるし、人生も歩き方もタイミングでそれぞれだもんな。
「涙分け合えたら be okay」!

7僕が僕のすべて

「もし僕があの日少し違う未来を選んだとしたら…」で始まるこの曲。
自分の違う人生を想像してみるときもふとたまにありますが、それでもやっぱり「僕は僕の人生も運命も抱きしめていこう」で勇気を沢山くれます。
大好きなのが「明日もそう夢に向かって悩んで笑って笑って」という歌詞。
「悩んで×1」の次に「笑って×2」が続くんです。悩むより笑う回数の方が多く終われるのが素敵だなって思います。そしてそうなれるように生きていきたい。「今以上に自分のこと信じるよ」。

8PIKA★★NCHI DOUBLE

20代ならではの悩みを歌詞に詰め込んで、私の代わりに消化してくれてるお助けソング。
もともと「PIKA★★NCHI DOUBLE」は映画の主題歌だし、「ピカンチ」は「青春とはピカイチでハレンチなものである」という意味の造語だし、映画の内容は『団地に住んでた5人の少年が高校を卒業しいつのまにかバラバラになってしまった。再会した20代の5人は。。』ってな感じだし。
ある人は団地を守るためにビル建設反対運動にのめり込んだり、ある人は料理人の修行に行くと言って仲間を裏切って団地を出たのにホームシックで実はこっそり団地に戻ってきてたけど裏切ったから本当のことを言えず隠し事をしてたり、、、。
そんな映画の中の出来事が私のリアル生活でこの2年3ヶ月の間に起きたので、『20代ってほんとに仕事にさまよったり居場所作りに必死だったりそのせいで怪しい活動にカモにされやすかったり長い友人歴でも亀裂が入ったり、本当なんだなぁ。』としみじみ実感しました。

歌詞も『あの頃の青春がいつのまにか過ぎ去ってしまったなぁ』と更けるところもありますが、「刻まれた思い出が騒ぎ出す」とも歌っていて、将来のことなんて考えずにバカバカしく仲間とつるんで過ごした輝かしい日々は終わっても、それは胸に刻まれてていつでもあの頃に戻れるんだよって伝えてくれてる気がします。

9LIFE

この曲は、障害者雇用で働き始めた頃、すっごく歌詞の内容に共感して聞きまくっていました。
歌詞の「10年前夢見た今の僕。「10年後?分かんないや」って今の僕。」という部分があるのですが、この歌詞がこんなに刺さったのはこの時が1番でした。というのも、とにかく障害者雇用での就労で、上司や人事にこの上なく恵まれた。
『不幸な人生だと思ってたけれど予測できない幸せな未来が今訪れてる!』という自分の立場に置き換えて何度もリピートしていました。
自分から積極的に動いて掴み取った内定。
この『予測していなかった幸せ』も、奇跡なんかじゃなくて自分の力で頑張った成果。
そう思ったら「奇跡など待たないよ 陽の差す方へ」というフレーズもまたスーと身体に染みたんだ。
まぁその後仕事はクビになるんですがね苦笑
それもまた予測できない未来だったってことで。

10愛を歌おう

春野太陽オリジナル嵐思い出セレクションのラストを飾るのは「愛を歌おう」。
感謝や愛と共に全世界平和への気持ちもあってこの曲の壮大さがそれにふさわしいかと思いました。
障害も病気も高齢も子供も独身も子持ちも日本人もそれ以外の国の人も女性も男性もLGBTも白人も黒人もアジア人も、みーんなが自分をまず認めて周りも受け入れられる穏やかで平和な世界が訪れますように。
幼少期から訳のわからない理屈の通らない理不尽な目に遭わされ続けた中で、今改めて分かる「毒親自身も毒親育ちだった事実」「私の親は子供の成績が良いことでしか自分の価値を見出せない弱さの塊だった」ということ。
他人を否定や肯定する前に、自分をいっぱい愛そう。その愛が満ち足りて溢れた時にその溢れた分を他人に分け与えればいい。
もっと自分を大切にして人類で友達になって一緒に生きていこうよ。なんだかそういう気持ちが私にはあります。
「悲しみなんて底がない」けど、「you’re my 道を照らす灯台」だから、「夢へと刻む帆を張り」「果てなき海を前に前に行進」していきたい。



本当に我得の備忘録です。

きっと読み返して今のこの気持ちを思い出す時も来るんでしょうね。

タイムカプセルの蓋を開ける時が来るのを、
今の私は待ってますよ。

未来の私、ちゃんと休んで自分を大切にしてるかい?

この時は私こんなこと考えてたんだよ。

親との絶縁してから2年3ヶ月、1人でここまで頑張ったよ。

だからまた大丈夫だからね。

じゃあまた会おうね、未来の私。


2024.05.12(Sun)
春野太陽

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