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ブログ「My blessed days」

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仕事のこと、子どもたちの日々のこと、私自身のことなどを書いています。
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#母の雑記帳

はじめの一歩は小さい方がいい

はじめの一歩は小さい方がいい

明日で我が家の小学生の子どもたちの夏休みが終わる。

その時を察していたかのように、朝起きると虫かごの中にいたカブトムシたちは全員虹の橋を渡っていた。

私のこの夏のレコーディングの悩みの種であった蝉たちの鳴き声も、すっかり秋の虫の声に入れ替わっている。

キャンプに行く前に急いでしまって放置していたビニールプールを丁寧に拭いてたたむ。

暑い中、きちんと拭き切らずに慌てて家を出てしまったツケが回

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銀座に背中を押されて。

銀座に背中を押されて。

転勤生活で一番困ったのが、

「行きつけ」を一から探し直さないといけないところだった。

歯医者だったり、美容院だったり、自分のしっくりくる場所が見つからないと、なんとなく生活が落ち着かない。

7年ぶりに東京へ帰ってから、一番落ち着くのは、もうすでに「行きつけ」がある、ということだ。

だから、毎回というわけにはいかないけれど、地方転勤がひと段落し、東京に戻ってからは独身時代からお世話になってい

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「雨だから遊べない」は大人の言い訳。

「雨だから遊べない」は大人の言い訳。

この前の雨の合間を縫って公園へ行ったときのこと。

ブランコも濡れていて、「今日は遊べないねー」と何気なく言うと、

いつもより目を輝かせて水溜りに子どもたちは向かっていった。

大急ぎでスコップを取りに帰り、一緒に遊びに来た友達と、少し離れた水溜り同士をスコップで地面を掘って繋げて、凄まじいチームワークで水路を作り始める。

その集中力、輝く笑顔、全てが「あー汚れる」という私の口から出そうになっ

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どんな育児書よりも大切にしたいこと。

どんな育児書よりも大切にしたいこと。

昨日は長男の通う園でライアーの演奏会があり、子どもたちと参加したついでに、一曲ライアーと共演させてもらった。

ライアーは初めて聴いた時、「なんて小さな音なんだ!」と思ったけれど、耳を傾けていくほどに自分の中に静かな空間が出来て、それは瞑想をしているときような感覚にとても近いと思う。

それに、自分の中に静けさがあると、子どもたちの言葉にならない声も私は感じやすくなる。

昨日はそんな経験をしたこ

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次男が教えてくれたこと

次男が教えてくれたこと

三人兄弟の真ん中、というのはなかなか切ない立ち位置だなぁと見ていてつくづく思う。
歳が近いから、本当に気をつけて意識的に心を向けてあげないと、ついつい素通りしてしまう。

次男が生まれるまで子どもは遠慮とか、がまんはしないものだ、とどこかで思っていた。でも、それは大きな間違いだったと今では思う。

イヤイヤ期もいいところで、トイレに1回行くのに1時間押し問答をしたりしていた次男だけれど、この時期を

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子どもたちの成長と共に移ろいゆくもの

子どもたちの成長と共に移ろいゆくもの

なんだか気付いたら長女もあっという間に離乳食の時期になりました。

机にちょこんと座って、スプーンを差し出したら嬉しそうに重湯や潰したお豆腐などもぐもぐと頬張ります。

長男もお兄ちゃんがしっかり板について、抱っこも随分上手くなりました。

子どもの成長は早いなぁと思うけれど、同じ分だけ私たち大人も歳をとっているんですよね。ついつい棚に上げてしまいがちになります。

でも、先日インフルエンザが呼び

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「わたしのもの」はなにもない

「わたしのもの」はなにもない

今日はお隣さんのお家のワンちゃんの2歳の誕生日。

ワンちゃんにまでクッキー焼いたのは初めて。(笑)

我が家の隣には私の祖父母くらいのご夫婦がお住まいで、3日に一度はおかずのやりとりをしたり、子どもたちもふらっと遊びに行かせてもらったりと、交流があります。

遠くの親戚より近くの他人で、このインフルエンザの間も、玄関までご飯を届けてくださったり、本当に救われました。

最近、自分が周りの人たちか

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「いいお母さん」の定義

「いいお母さん」の定義

金曜日。

お迎えが終わると、
ほっと肩の荷が降りる。

今日は子どもたちと自分へのご褒美も含めて、棚で大切に寝かせていた真っ黒のバナナで米粉とバナナのシナモンナッツタルトをおやつに焼いた。

クッキー一枚まともに焼けなかった私に、お菓子作りの楽しさを教えてくれた今井ようこさんのレシピ。

「食べる」は昔から好きだったけど、「作る」の楽しさを知ったのは食べてくれる子どもたちが生まれてきてくれてから

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