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ブログ「My blessed days」

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仕事のこと、子どもたちの日々のこと、私自身のことなどを書いています。
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2024年2月の記事一覧

我が家の「星の王子さま」

我が家の「星の王子さま」

伯父夫婦が関西の方から仕事のついでに少しだけ我が家に遊びにきた。
現在の伯父の奥さんはなんと私の年下(!)だ。

初め話を聞いた時は正直腰を抜かしそうになったが、伯父らしいと言えば非常に伯父らしく、妙に納得もした。
今では二人はとてもお似合いの夫婦で、見ていて違和感もない。

伯父は、私にとって家族の中で感性が一番近く、私の「考え」というよりは「感覚」をわかってくれる人だ。

たくさん喧嘩もしてき

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「たわし」と祖父

「たわし」と祖父

キッチンで洗い物を終えてシンクをたわしで洗っている時、
私はいつも亡くなった母方の祖父を思い出す。

私は自分の父が亡くなった6歳から、実家を出る15歳までは母方の祖父母と一つ屋根の下で暮らしてきた。

いかにも家長、という風格なのだけどとても優しく、祖父には本当にかわいがってもらった。

祖父は男ばかりの10人兄弟の真ん中で、農家の家から飛び出し、事業を始めた人だった。

そんな祖父は月初めには

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雨が連れてきた「歩く」喜び

雨が連れてきた「歩く」喜び

7年半の転勤生活で車生活にすっかり慣れてしまった私が都内の今の場所に落ち着き、自転車生活になって半年近くが経とうとしている。

転勤前に都内で購入し、10年近くまともに乗られることもなく雨風にさらされ全国津々浦々を旅してきた我が家の電動ママチャリは、ここにきてまた私の日々のお供となった。

もう少し手入れしてあげていればよかったと後悔しても時すでに遅し。

10年のサビがしっかりついたその子は、今

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詰め込んだっていいんじゃない?

詰め込んだっていいんじゃない?

私の場合、文章を書くときっていうのは
大体ゴールが見えないから書いていることが多いです。

頭の中だけで考えていると、
どれだけ頭が散らかっていても目には見えないから、
言葉にして頭の中を棚卸して整理している感じで。

でも、頭が散らかっている時というのは、
大概部屋が散らかるもので、
あながち目に見えないわけでは…ないです(笑)

だから、文章を書いて整理することもあれば、
片付けをすることで頭

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息をすることは生きること。

息をすることは生きること。

こんばんは。
シンガーソングライターの山口春奈です。

いつも子育ての話が多いですが、
ちょっとミュージシャンらしいことを書きたいと思います。笑

昨日は久々にボイトレに行ってきました。

今の私は「おかあさん業」8割、残りの2割が
かろうじで「シンガーソングライター」みたいな割り振りです。
子ども3人、やっぱり悔いなく過ごしたくて、
仕事と家庭の一番良い配分は、この8対2に今のところ落ち着いてい

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始まりの予感は些細なことから

始まりの予感は些細なことから

好きな色が変わったり
気の合う人がなんとなく変わったり

昨日まで何にも違和感を感じていなかったものが

「あれ?」

と感じる瞬間がある。

それは、新しい季節の訪れをキャッチする時と
なんとなく似ている。

「現在」と思っていたものが
ある日を境に「過去」に変わるような。

髪型を変えたいなと思うとき
模様替えをしたいなと思うとき
いつもと違うメニューに挑戦してみようかなと思うとき

きっと私

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私という人間の価値

私という人間の価値

「これからお仕事をお願いすることは難しくなります」

先日、突然在宅ワークの仕事先からメールが来た。
どうやら、会社の方針で正社員を雇うことになったらしい。

業務委託という形での在宅ワークの仕事は、
いつでも、どこでも仕事ができる反面、
いつでも、どこでも仕事がなくなる不安定さと背中合わせだ。

けれど、子育てに一番重きを置いている私にとって、
時間や場所に縛られない仕事というのは、たとえ不安定

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まだ慣れないこと

まだ慣れないこと

1月下旬から2月頭にかけて長女が熱を出し、バトンタッチをするように長男が発熱。

そこに学級閉鎖も加わって2週間近くなんだかんだと日中誰かが家にいる、そんな日が続いた。

ようやく昨日時間ができたかと思ったら、次年度PTAの副会長を務めることになったため、今期の最後の役員会に顔を出すことになって、結局帰ってきたら昼前。

ラジオの収録は静かな時でないとできないので、それが終わったらもうお迎えの時間

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「おかげさま」という言葉

「おかげさま」という言葉

「おかげさま」という言葉、
みなさんはよく使いますか?

私は結構多く使うほうかな、と思います。

それは、なにかいい事があったときや
誰かに助けてもらったときなど、

明確な理由がなくても
自分が今ここにいるのは
誰かや何かの「おかげ」だということを

歳を重ねるごとに
意識するようになったからだと思います。

そして、そうやって意識してみると
目の前に現れているいい事の
色んな背景にまで意識を

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おばあちゃんとの最後の思い出

おばあちゃんとの最後の思い出

私が6歳から一緒に住んでいたおばあちゃんは
10年前、私が長男を出産する3週間前に亡くなりました。

初めての出産前、そして
新幹線で遠方までいかなければならない
ということもあり、
最後のお別れに行けませんでした。

亡くなるちょうどその時、
家族が電話をかけて来てくれたお陰で、
私はスマホ越しに
「おばあちゃん、ありがとう、ゆっくり休んでね」
となんとか伝えることはできました。

そんなおばあ

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