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彼、闇の声を聴くもの也。

プロンプト記述でAI画像を生成、そこに改良を加えていくと、思わぬ方向性と出逢うことがあります=MicrosoftCopilot.

そんな一連を、AIアートからインスピレーションを得た即興の短文を添えて、絵物語に仕立ててみようかと。以下、参ります。


彼は—呼ぶならば彼と呼ぶのが建前。実際にはそのどちらでもない巫覡ふげきである—世界の色を知らなかった。花の赤も、夕焼けの茜も、朝焼けの朱も。彼の者にとっては同じだった。



彼の者が知る赤は、いつも黒を帯びていた。風に晒され錆び付いた鉄屑のように、あるいはこびり付いた血糊のように。




燃える。
燃やす。
それは命の灯火か、
それとも宿業のほむらか。


それを不幸と呼ぶなかれ。
それを幸福とはき違えるな。
それを決めるのは定めそのもの、
彼の者が定めの、そのことわりから
解き放たれた後に決まること。


その時、彼の者は——


永遠の証たる、あおをその身に纏うであろう。


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<©2024春永睦月 この絵と文章は著作権によって守られています>
(©2024 HarunagaMutsuki This picture and text are protected by copyright.)

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