Haru

大学卒業して社会人になってふとしたことから大学院生になりました。 バックパッカーとかも…

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大学卒業して社会人になってふとしたことから大学院生になりました。 バックパッカーとかもやってました 日々のぼやきとかためになった本のまとめとかせっかくなので公開します🍁

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記事一覧

人生最後のひとり暮らし

明けましておめでとうございます。 …とは言っても1ヶ月も過ぎてしまったけど 2024年の年明けは自然災害や事故に通り魔と恐ろしい事が続いた。 今年はどんな年になってし…

Haru
4か月前
6

なんだかんだ1年って過ぎていく

2023年が終わる。 何度書いたかわからないけど今年は本当に怒涛の1年でした。 たくさん悩んで泣いて頭おかしくなりそうな時も正直あった。 人のカウンセリングしてる場合…

Haru
5か月前
3

急に思い立ってとりあえずやってみる人生

現在就職活動真っ只中の私。 心理職のお仕事はいろいろあるけど、新人心理士がまともに働いて行くのはなかなか厳しい世界だと聞く。 美容院とかで話を聞かれて「心理士を…

Haru
6か月前
6

住み慣れた街を離れることでその街の良さがわかる

前回なんとなく久しぶりに自分の気持ちを綴ってからまた月日が流れてしまった。 今年の前半は本当に怒涛で、パートナーが心を病んでしまったりとか、それで私もつられるよ…

Haru
6か月前
7

心に余裕がないを理由にする日々

久しぶりに自分の思いを綴ってみようと思う。 ここに自分の気持ちを書き出そうと何度か思ったけど、ある時は時間がなかったり、またあるときは近くに人がいて小っ恥ずかし…

Haru
9か月前
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【読書メモ】カウンセリングの理論⑵

第4章行動主義 ◆精神分析やロジャーズ理論が推論に基づいて「行動の動機となる心」を対象にしているのに対して、行動主義は事実に基づいて「目に見える反応」を対象にして…

Haru
10か月前
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【読書メモ】カウンセリングの理論(第1章序論から第3章ロジャーズ)

第1章 序論 第1節カウンセリングの定義 ◆カウンセリングの実践家として自分なりのカウンセリングの定義を作らなければいけない。それには正誤はない。自分がクライエン…

Haru
11か月前
6

【読書メモ】自殺のサインを読みとる 

読んで感じたこと考えたことをピックアップしてここに残す 第1章 日本で今何が起きているか◆自殺が急増している 特に中高年は自殺のリスクが高く(不況に関係なくライフ…

Haru
11か月前
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【読書メモ】カールロジャーズ

心に残ったところだけ書き出します ◆よいファシリテーターとは、どんなことであれ、他の人にそれを自分自身で行ったのだと感じさせることのできる人のことなのです ◆理…

Haru
1年前
2

ずっとあたまの中がぐるぐるしている

ある先生の授業でこんな言葉を習った DMN デフォルトモードネットワーク 私たちは通常物事を考えながら生きているけど,デフォルトの状態というのがあるらしい いわゆる…

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1年前
3

「できる子」と思われたい呪い

M2の生活も1ヶ月が経って、後輩も入ってきて 授業ではなく実習がメインになったりと 自分の環境もやるべきことも大きく変わった。 ケースについて検討したりの時間が増え…

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1年前
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【本紹介】ころんで学ぶ心理療法⑤

初心者のための覚え書き 五感を使って面接を振り返ること 録音記録を聞き返すだけでなく、五感を使って面接を振り返る →面接室の中で セラピストとしてその時にどう考…

Haru
1年前
3

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法④

逆転移をいかしてみよう逆転移分析を自己開示技法につなげる方法 自分の逆転移分析をありのままに伝えること →自分の姿が他者の目にどのように映っているのかを知る体験…

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1年前
6

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法③

面接に慣れたと思ったら 面接が生き詰まったと思ったら 「今この場で何が起こっているのだろう?今の状況はどうなっているのだろう?」自問自答して客観的に分析すること …

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1年前
6

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法②

逆転移の傾向と対策 ベテランのセラピストはどのようにして失敗事例を克服したのかを検討する 失敗例と成功例の違いは何か ①セラピストとしての役割意識が保たれている…

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1年前
3

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法:初心者のための逆転移入門①

はじめにこの本は、心理療法家の初心者が失敗事例からどのように学び成長していくかを主に逆転移の切り口から綴ったものである。 出だしからころんだ、はじめての面接初め…

Haru
1年前
5
人生最後のひとり暮らし

人生最後のひとり暮らし

明けましておめでとうございます。
…とは言っても1ヶ月も過ぎてしまったけど

2024年の年明けは自然災害や事故に通り魔と恐ろしい事が続いた。
今年はどんな年になってしまうんだろう?ととても不安になった

でもそれで足を止める時間はない。なんせ1月が本当に山場だった。
いいイベントわるい(?)イベント含めてビッグイベントがたくさん!

修士論文に口頭試問があってパートナーは一足お先に関東へ。我々2

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なんだかんだ1年って過ぎていく

なんだかんだ1年って過ぎていく

2023年が終わる。
何度書いたかわからないけど今年は本当に怒涛の1年でした。

たくさん悩んで泣いて頭おかしくなりそうな時も正直あった。
人のカウンセリングしてる場合じゃないのではって思うこともあった。

でもなんだかんだ乗り越えて
思い通りにいかないことばかりだったのに、気づいたらなんだかんだのカタチで2023年を無事に終えようとしている。

そうか、人生ってどう足掻いても変化するんだなって感

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急に思い立ってとりあえずやってみる人生

急に思い立ってとりあえずやってみる人生

現在就職活動真っ只中の私。
心理職のお仕事はいろいろあるけど、新人心理士がまともに働いて行くのはなかなか厳しい世界だと聞く。

美容院とかで話を聞かれて「心理士を目指していて今大学院生なんです〜」というとまず心理士ってなんやねんみたいな顔をされる

「カウンセリングとかのイメージですね」というと「あー!なるほど。人の心読めちゃう的な?」とか言われたり「心理検査とかをとったりするんです」とかいうと「

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住み慣れた街を離れることでその街の良さがわかる

住み慣れた街を離れることでその街の良さがわかる

前回なんとなく久しぶりに自分の気持ちを綴ってからまた月日が流れてしまった。

今年の前半は本当に怒涛で、パートナーが心を病んでしまったりとか、それで私もつられるように心を苦しめながらなんとか生きてきたような感じだった。

そしてある意味ターニングポイントとなった今年が終わりに近づいている。
あれからパートナーが転職を決め、本当に幸いなことにとてもいい企業とご縁をいただいた。

私のパートナーはいわ

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心に余裕がないを理由にする日々

心に余裕がないを理由にする日々

久しぶりに自分の思いを綴ってみようと思う。
ここに自分の気持ちを書き出そうと何度か思ったけど、ある時は時間がなかったり、またあるときは近くに人がいて小っ恥ずかしくて書けなかったりした。

そんなこんなでもう夏になってしまった。
私の大学院生活も残すところ半年となった。本当にあっという間だったように思う。

この半年間は、本当にいろんな意味で「怒涛」だった。
もちろん大学院でしなくてはいけないことも

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【読書メモ】カウンセリングの理論⑵

第4章行動主義
◆精神分析やロジャーズ理論が推論に基づいて「行動の動機となる心」を対象にしているのに対して、行動主義は事実に基づいて「目に見える反応」を対象にしている

◆行動主義は創始者はおらず共同作業で構築されてきた

第1節行動主義の概説

◆条件反射理論(古典的条件づけ)と試行錯誤理論(オペランと条件づけ)が一つに合体したものが行動主義

◆条件反射理論(古典的条件づけ)はパブロフのイヌが

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【読書メモ】カウンセリングの理論(第1章序論から第3章ロジャーズ)


第1章 序論
第1節カウンセリングの定義

◆カウンセリングの実践家として自分なりのカウンセリングの定義を作らなければいけない。それには正誤はない。自分がクライエントに一貫した反応を示すためのもの。

私なりの定義は、「クライエントの人生を知ることであり、クライエントの理解者としてその自律をサポートするもの」だと思う(今現時点)

◆この本でのカウンセリングの定義は「言語的および非言語的コミュニ

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【読書メモ】自殺のサインを読みとる 

読んで感じたこと考えたことをピックアップしてここに残す

第1章 日本で今何が起きているか◆自殺が急増している
特に中高年は自殺のリスクが高く(不況に関係なくライフサイクル的にも自殺リスクが高い),今後日本は高齢化社会になっていくことで高齢者の自殺が問題となってくるであろう

まず感じたこととして,自殺はどの世代にも生じうるが世代によってその理由や意思決定までに要した時間は大きく変わってくるだろう

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【読書メモ】カールロジャーズ

心に残ったところだけ書き出します

◆よいファシリテーターとは、どんなことであれ、他の人にそれを自分自身で行ったのだと感じさせることのできる人のことなのです

◆理論に依拠してしまうと、セラピストは、クライエントが体験するがままにクライエントの世界に関わるのではなく、むしろクライエントを予断に基づいた認識構造に合わせようとしたり、あるいはその構造の型に押し込めようとしてしまう
→自分自身の経験の実

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ずっとあたまの中がぐるぐるしている

ずっとあたまの中がぐるぐるしている

ある先生の授業でこんな言葉を習った

DMN
デフォルトモードネットワーク

私たちは通常物事を考えながら生きているけど,デフォルトの状態というのがあるらしい
いわゆる何も考え事とかをしていない時間
というとわかりやすいかもしれない

とにかく人間は頭の中を空っぽにしている時間というのがあるらしい

でも発達障害の方やアルコール依存の方などはこのDMNが常に活発に動いていて年がら年中頭が大騒ぎして

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「できる子」と思われたい呪い

「できる子」と思われたい呪い

M2の生活も1ヶ月が経って、後輩も入ってきて
授業ではなく実習がメインになったりと
自分の環境もやるべきことも大きく変わった。

ケースについて検討したりの時間が増えてくると
自分の課題も浮き彫りになる

そんな中でずっと、自分の中でじゃまなものが自分を支配している感じがする

それは何かというと、先生やみんなに「すごい」とか「うまく関わってる」とか言ってもらいたいと過剰に思う自分自身。

私は昔

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【本紹介】ころんで学ぶ心理療法⑤

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法⑤



初心者のための覚え書き

五感を使って面接を振り返ること

録音記録を聞き返すだけでなく、五感を使って面接を振り返る
→面接室の中で
セラピストとしてその時にどう考え、どんな感情がわいていたかを思い出す
クライエントになったつもりになって録音テープを聴く
クライエントがどんな気持ちや考えだったか追体験する
セラピスト側とクライエント側の記録がどれくらい噛み合っているかチェック

論文を書くこと

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【本紹介】ころんで学ぶ心理療法④

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法④

逆転移をいかしてみよう逆転移分析を自己開示技法につなげる方法

自分の逆転移分析をありのままに伝えること

→自分の姿が他者の目にどのように映っているのかを知る体験になる
→Thの素直な自己開示によって「よそよそしい」存在でなくなることによって新しいクライエントの自己洞察に向かうこともある

クライエントが新たな対人関係を学ぶ
→ネガティブなコミュニケートをしても壊れない対人関係があることを学ぶこ

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【本紹介】ころんで学ぶ心理療法③

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法③

面接に慣れたと思ったら

面接が生き詰まったと思ったら
「今この場で何が起こっているのだろう?今の状況はどうなっているのだろう?」自問自答して客観的に分析すること

慣れたころにやってきた落とし穴

事例
CL B(17)女子高校生
主訴:自分に自信がなく落ち込んでしまう。周りと比べて何事もできないのではないか、ダメな人間なのではないか。
来談経緯:学校の養護教諭からの紹介
内容:成績がよく性格の

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【本紹介】ころんで学ぶ心理療法②

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法②

逆転移の傾向と対策

ベテランのセラピストはどのようにして失敗事例を克服したのかを検討する

失敗例と成功例の違いは何か

①セラピストとしての役割意識が保たれているか
→「セラピストとして自分は今何をすべきか」が明確にあること

事例 厳しい家庭環境で育って現在友人関係を形成できない30代女性
「先生はどんな子育てをしていらっしゃるのですか」
失敗例:ここは私の個人的なことをお話しする場ではない

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【本紹介】ころんで学ぶ心理療法:初心者のための逆転移入門①

【本紹介】ころんで学ぶ心理療法:初心者のための逆転移入門①

はじめにこの本は、心理療法家の初心者が失敗事例からどのように学び成長していくかを主に逆転移の切り口から綴ったものである。

出だしからころんだ、はじめての面接初めの試練

心理療法の一般的な報告事例には
「セラピストが共感的態度で傾聴することに治療的な意味がある」
「セラピストの仕事とは、クライエントが自分の本当の問題を洞察できるように援助することである」
などと書いてあるので、「熱心に耳を傾けれ

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