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ミュージカル参戦の記録(配信・円盤含む)

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ミュージカルの観劇が増えてきたので、独立したマガジンを作ることにしました。
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固定された記事

エンターテインメントの灯は消さない 緊急事態宣言下の今、観る側の私にできること

3度目の緊急事態宣言が、東京に出された。 対象地域は東京だけではない。大阪、兵庫、京都も…

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感動しすぎて高崎まで公演追いかけちゃった話 ミュージカル『カムフロムアウェイ』

突然ですが 大千穐楽 ってなんのことかご存知ですか? 相撲中継とかで「千秋楽」という言葉…

はるまふじ
13日前
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似て非なるもの 見下ろすと見下す ミュージカル『王様と私』

「お前は王を敬っていないのか?なぜ私より頭が高い。何人たりとも国王を見下ろしてはならん」…

はるまふじ
2週間前
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1月観劇記録 『トッツィー』

山崎育三郎さんとはあまり縁がない。 『モーツァルト!』は結局育三郎さんヴォルフの回は取れ…

はるまふじ
3か月前
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再びチャーリイ・ゴードンに会える日を願って ミュージカル『アルジャーノンに花束を…

ミュージカル『アルジャーノンに花束を』を観に行った話は、前に書いた。 ネタバレを含む感想…

はるまふじ
9か月前
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浦井健治さんが三たびチャーリィ・ゴードンに挑む ミュージカル『アルジャーノンに花…

ダニエル・キイスの小説『アルジャーノンに花束を』。 SF小説の名作として有名な本作は、世界…

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「聖杯」とは何だったのか ミュージカル『キングアーサー』

「アーサー王伝説」。 正直、あまり予備知識がない。いや、はっきり言おう。ほとんど知らない。 知らないからGoogle先生に訊いてみる。どうしたことだ。Wikipediaを読んでみたがよく分からない。どうやら伝説の王であるらしいが、史実上存在したかどうかハッキリ分からないとのこと。 ミュージカル『キングアーサー』公演決定のニュースが入ってきたのは、2021年の年末。ドーヴ・アチア氏の作曲で、フレンチロックの彩るカッコいい殺陣ありダンスありの華やかな作品になりそうだ。この時点

浦井健治さんへの手紙

浦井健治様 『キングアーサー』東京千秋楽を観て、観劇記録を書いていました。ノート3ページ…

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2022年 印象に残った作品たち

2022年も残りあとわずか。 今年観た舞台、映画、テレビドラマの中から印象に残った作品をピッ…

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最近の観劇&映画鑑賞記録など 

こころが震えた記憶はたくさんあるはずなのに、ちゃんと記録されていない。気づけばもう11月も…

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再再演に感謝を込めて 『キンキーブーツ』 ジャパンカンパニーにエールを

「本公演は、終了しました」という場内アナウンスが流れる。立ち上がったままの観客。鳴りやま…

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稀代のコメディエンヌ爆誕 ミス・アデレイド役 望海風斗のココがすごい

ミュージカルにおいて、「コメディエンヌ」をできる人は、そんなに多くない。思いつくままにあ…

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作品の土台をカジュアルに支える 浦井健治という役者の魅力

『五右衛門ロックⅢ』のシャルル・ド・ボスコーニュ。 『メタル・マクベス』disc3のランダムス…

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舞台と映像作品の”いいトコ取り”を試みる意欲作 帝国劇場『ガイズ&ドールズ』初日

これは、映画ではないか。いや、映画だろう? ちょっと言いすぎか。いやでも、かなりはっきりと制作者は意識してるはず。 帝国劇場で上演されるミュージカル、『ガイズ&ドールズ』。 事前に聞いていたざっくり情報は、2組のカップルの恋の行方を追う、ハッピーエンドで観た後幸せな気分になるミュージカル、というものだった。 そんなイメージを抱いて、事前情報抜きで帝国劇場に向かった私の度肝を抜いたのは、豊かな井上芳雄スカイの歌声でも、憎めない浦井健治ネイサンの情けなさでも、ひたすら可憐だが