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演劇鑑賞レビュー

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ストレートプレイ、ミュージカル問わず 私が観た舞台に関するレビューです
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記事一覧

観劇記録 まだ書いてなかったものたち

2024年もすでに6月。まだ書いてない観劇記録たちをざっくりと書いておくことにする。 ジョジ…

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感動しすぎて高崎まで公演追いかけちゃった話 ミュージカル『カムフロムアウェイ』

突然ですが 大千穐楽 ってなんのことかご存知ですか? 相撲中継とかで「千秋楽」という言葉…

はるまふじ
4週間前
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似て非なるもの 見下ろすと見下す ミュージカル『王様と私』

「お前は王を敬っていないのか?なぜ私より頭が高い。何人たりとも国王を見下ろしてはならん」…

はるまふじ
1か月前
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1月観劇記録 『トッツィー』

山崎育三郎さんとはあまり縁がない。 『モーツァルト!』は結局育三郎さんヴォルフの回は取れ…

はるまふじ
4か月前
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8月観劇記録 『家族モドキ』

普段はミュージカル界でご活躍の4人がストレートプレイを?どんな感じになるのかな? 忙しい…

はるまふじ
9か月前
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7月観劇記録 NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』

今年のNODA・MAPは高橋一生さん、松たか子さん、多部未華子さんが主要キャストをつとめる豪華…

はるまふじ
9か月前
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ウェス・アンダーソン監督の世界観を満喫&『桜の園』観劇 渋谷パルコで過ごすゆかいな休日

あー、楽しかった! 渋谷から家へと帰る電車の中で、シンプルな多幸感と爽快感で脳内がいっぱいになったのは、夏休み明けの疲れた体にムチ打って1週間働いた反動だろうか。 2020年春、大竹しのぶさん主演で上演されるはずだったチェーホフの『桜の園』。演出も主演も違うが、新生パルコ劇場で上演すると聞いてチケットを取った。2020年はコロナで全公演が中止になり、持っていたチケットを泣く泣く払い戻した。 2023年の今年上演される『桜の園』は、『セールスマンの死』のショーン・ホームズ

浦井健治さんが三たびチャーリィ・ゴードンに挑む ミュージカル『アルジャーノンに花…

ダニエル・キイスの小説『アルジャーノンに花束を』。 SF小説の名作として有名な本作は、世界…

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2022年 印象に残った作品たち

2022年も残りあとわずか。 今年観た舞台、映画、テレビドラマの中から印象に残った作品をピッ…

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最近の観劇&映画鑑賞記録など 

こころが震えた記憶はたくさんあるはずなのに、ちゃんと記録されていない。気づけばもう11月も…

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ミュージカルは音楽の芸術である 『RENT』25th Anniversary Farewell Tour

気が付くと、涙が頬を濡らしていた。 劇場で聴く「Seasons of Love」がくれるものの大きさは…

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演出家・蓬莱竜太の意欲作 『広島ジャンゴ2022』

天海祐希さん、と聞いてみなさんはどんなイメージを頭に浮かべるだろうか。 『女王の教室』の…

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大人も子供もミュージカルオタクも初心者もみんなみんな楽しい 『メリー・ポピンズ』

「最近ミュージカルを観るのにハマってて」と言うと、「そうなんだ。何かおススメとかある?」…

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板の上に、ピアフが居た。女優・大竹しのぶに喝采を

iTunesで、「エディット・ピアフ」を検索した。 アルバムの中から、いくつか曲を選んで聴いてみる。 YouTubeでチラ見したことがあるだけのエディット・ピアフ。歌声をじっくり聴いてみたくなったのは、大竹しのぶさんの演じるピアフを体いっぱいに浴びたせいだ。 3月16日、日比谷のシアター・クリエの前から8列目。 小さい劇場だから、もっと近いかと思ったら意外と遠かった。 オペラグラスを覗きこんでみた。そこにはエディット・ピアフが居た。 お世辞にも上品とは言えない。どうやら