私の代わりに怒ってくれて
仕事でちょっと落ち込むことがあったんです。
そのときの自分の気持ちは
「仕方ないかなぁ」と「でもなぁ」でした。
しょうがない の許す気持ちと、
どこかひっかかって許せないというか悲しい気持ち。
久しぶりに感じたごちゃ混ぜの感情でした。
たくさんの選択肢があるなかで
「その仕事の仕方を選んでるんだなぁ」と思うと、
それは私の価値観とは大分違うものだから受け入れられない出来事があって。
だけど、その仕事の仕方が間違ってるわけでもないんです。
だから、「違う」ってだけ。仕方のないことでもありました。
でも、悲しかったんですよね。
思わず近くにいたAさんに
「なんか今、うまくいかなかったんですよね」
ちょっとこぼしてしまいました。
愚痴りたいわけではない。だけど、ちょっと気持ちがしんどくって言ってしまいました。私のなかで「仕方がないのも分かるけど、それでもやっぱり本来はそうあるべきじゃない」って悔しい気持ちが隠せなかったんです。
Aさんは、
私のこぼれ話を聞いてくれただけでありがたかったし、「そうですよね~」くらいの共感が返ってきたらと思っていたので、、、思いがけない返事でした。
そのあと、
「ってか、本来はそうあるべきじゃないっすか!?」
ってAさんが怒ってくれたんです。
「だってさぁ、、!本当はさぁ、、!もっとこうしたらさぁ、、!!!!!!」
Aさんも日頃の思いを打ち明けてくれました。悔しさと、怒りも含ませて。私だけじゃなかったんだ、、と思いました。
その時感じたんです。
まるで、私の代わりに怒ってくれてるみたいだなって。私が思ってること、口には出せなかったことを目の前でAさんが言ってくれてるようでした。
「あ、、本当は私、怒りたかったんだ」
自分の本当の気持ちに気づいたとたん泣きたくなってしまいました。でも、仕事中だったので出てきそうな涙をぐっっと引っ込めます。引っ込めても涙目なのは変わらないけど、ほんとは泣いてもよかったかもしれないけれど、ぐっとこらえました。
本当の気持ちってこんなにも
大切なものなんですね。
「ま、がんばりましょう!」
いろいろなことも思いもあるけれど、負けずにがんばりましょう。そんなニュアンスを込めてAさんが言ってくれたから、仕切り直してお互い動き始めました。仕事をしてたらいろいろある。いろんな人がいるから、うまく行かないこともある。
いつまでもしゃべってられないのです。
終わらせたい仕事は山ほどあります、、、!
どの仕事からしようかな、これが先かな、、
手をつけ始めようとしたら、
これまたAさんがさささーーっとやって来ました。
「これは私の仕事だからね!」
そう言うなり仕事の山の上に覆い被さって、
仕事を守るかのような姿のAさんに(笑)
「私の仕事は気にしないで!」って
茶目っ気たっぷりに表現(体現?)してくれたようで。そんなAさんを見たら笑えてきちゃって、なんだか急に元気をもらったんですよね。
心のなかはいつのまにか
「もう大丈夫」になっていました。
傷つくのも"人と"だけど、
元気をもらうのだって"人から"だから。
人と関わるのが嫌になるくらい傷つく時もあるけれど、それでもやっぱり人が好きだなぁと思った日でした。
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