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面接前に準備しておくと良いこと(基礎)


2024年になり、つい数えてみると採用に関わり始めて早20年となりました。自分がビックリします💦
最近もコーチングだけではなく、中途採用に関わるお仕事を頂いておりますが、その中で話していることをちょっとまとめてみました🌸


はじめに(前提)

まず最初に頭に入れておいて欲しいことは、中途採用面接は対話です。一問一答式というよりも、キャッチボールをしながら話を深めていきます。

新卒面接のように
「御社を志望した理由は、社是が素晴らしく非常に感銘を受けました。またSDGsなどの社会貢献やジェンダーイシューなど社会の問題にも積極的に取り組んでいる姿勢が・・・私も御社に入って活躍したいと感じました!」
みたいな、美辞麗句を並べた誰にでも当てはまりそうなセリフを苦労して話さなくても大丈夫です。自分の素の経験で勝負しましょう。


①自己紹介の注意点

次に、皆さん簡単に自己紹介をするかと思いますが、面接官が興味のある自己紹介、できていますか?もしくは、自分が突っ込んで欲しいネタを散りばめていますか?

自己紹介で、単なる経験の羅列を行なっている方、非常に勿体無いです。
相手がどんな人を欲しいと思っているのか?経験、コンピテンシーで考えてみてください。面接に行けるということは、書類選考が通過しているということ。面接でよければ採用される可能性が高いという事です。面接官にも最初から前のめりで面接に参加頂きましょう。

・今までの職歴の中で、転職して役に立てそうなもの
・求められているコンピテンシー、適性をアピールできる経験

これは1つではなく、複数あると思います。求人票や企業HP、今は口コミなどもありますから、そこから企業の求めていると想定できるものをピックアップしながら、自分の経験と照らし合わせていきます。そして、アピールできそうなものを、自己紹介の中で重点的に入れていきます。

②職務経歴を話すポイント

次に、職務経歴についての詳しい問答、、、これは勘違いしてはいけないのが「あなたの話が聞きたい」のではなく「あなたの仕事ぶりが、当社において有効に働くのか」というジャッジをしているという事です。面接官の方の対応がすごく良いと、つい嬉しくて、あれやこれやと話してしまいますが、当たり前ですが先方はジャッジしているのです。
そのため、先ほどの自己紹介の時に考えた「企業が欲しい人物像」にあてはまる経験や適性を鑑みつつ、語れる具体的なエピソードを準備しておく必要があります。成功したものでも、失敗したものでも構いません。

・課題があって、それを自分はどういう捉え方をし
・自分なりの仮説を立て、周りを巻き込み、行動し
・結果が出て、そこから自分が何を学んだのか

ということを、客観性を持って、数字が出せるものは数字を入れながら話せるエピソードを、切り口を変えて3つくらいは用意しておいた方が良いと思います。テーマとしては、職務遂行に必要な能力、達成意欲、周囲との協調性は基本的に入るように、その上に各企業が重視しているポイントを入れていきます。(もちろん、なければ無しで。偽造してはいけません)

③志望動機は何を話したら良い?


そして、志望動機。最近重視していない企業もありますし、企業の方から入社して欲しい!!と請われるような方であれば必要ないかと思いますが、企業の良いところを探す意味でも、事前に準備しておきましょう。

「志望動機は何を話したら良いのでしょう?」という質問をよくされます。私は3つの視点で考えることを伝えています。
・なぜその業界を選んだのか
・その業界の同業他社の中で、なぜその企業なのか
・自分との接点や、企業のソフト面の魅力

この業界というものは、大きく分けた業界でも、業界の中の小分類でも構いません。20代であれば、色々な業界に行けるので、大分類でも構いませんし、40代であればある程度経験業界で転職先は決まりますが、その中でも企業形態などが異なると思います。

そして、その業界の中でも、同業他社と違うところはどこなのか?規模か設立年数か、教育体制か、何か新しい事をやっているのか、サイトを確認したり、業界地図など利用しながら比較してください。これは、良い悪いではなく、特徴を確認します。自分が惹かれる特徴を見つけてみてください。

最後に、自分の感情の部分で考えます。その会社や、応募している職種に何か思い入れや接点を持つ経験はありますか?その会社の商品に触れたり、社員の人に接したり、昔応募したことでも、良い噂でも構いません。何か接点を考えてみてください。

ちなみに、20年前に私が転職する時に伝えていたのは、

今回の転職では、社会貢献性が高く、お客様からダイレクトに喜ばれる仕事がしたいということと、また利益率の高い業界に行きたいと思い、人材業界を選びました。
その中でも、特に業界NO.1の御社では、2位以下の会社が御社を目指しているのと見ている世界が違い、業界を背負って新しい事に挑戦できることが素晴らしいと思って志望しました。
また、私の尊敬する上司が元御社の社員で、社風や仕事の仕方などを聞いており非常に魅力的だと感じたこと、恐らく私にも馴染みやすいのではないかと感じております。

要点はこんな感じだったと思います。実際はもう少し前後の流れから話したかもしれません。20代だったので、このような大まかな感じでも採用してもらえたのかと思いますが、年齢や職種によって緩急つけれたら良いと思います。

④最後に・・・(続く)

ちょっと長くなってしまったので、一旦こちらで終了します。また続きも時間があればまとめてみたいと思います。

面接とはお互いを知る場であるので、変な準備をせずに、ありのままの自分でいけば良い!という方もいらっしゃり、希保的には私はその通りだと思います。ただ、相手の知りたい経験について、うっかり忘れて伝えられない、伝え漏れがある、起承転結がはっきりしない、話がまとまらない、となり、後から後悔する場合はお互いにとって不幸です。

面接でお互いのことを良く知った上で、お互いが正しい選択をする、ということが有意義な時間の使い方かと思います。
面接は大変だけれども、楽しい出会いの場でもあります。
こんなに色々な企業について知ることは稀な機会なので、楽しみつつ進めていければ良い経験になると思います!面接受ける方、頑張ってください!

最後まで読んでいただいてありがとうございます。



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