記事一覧

切望

それは天使なのか 神様なのか 男でも女でもなく 大人でも子供でもない 光のかたまりみたいな 希望のかたまりみたいな そして声が聞こえた ひとりで今日まで よく頑張…

朝露
4日前
6

ぼくはまだ アレにサインはしていない

いつから そんなに色っぽい目を するようになった? 女の子が 「神だか人間だか分からないけど大好きだ」と言った 爺さんが 「葬式にはきみの歌を」と 言った 通りすが…

朝露
6か月前
18

『そう…僕は死ななかった』

━━ 今もしも アナタが 生きていたら 聞いてみたい 「輪廻転生」今でも 信じてますか? ━━━━ そう ぼくはあの日 死ななかった 運び出された棺は空で その代わりに…

朝露
6か月前
23

今日の俳句

秋分や「おはぎあります」はためいて 季語 秋分

朝露
8か月前
14

不思議体験

先週、発熱した。 その日の朝、LINEのお知らせにある人のアイコンが出て 「朝つゆさん…」と文字までしっかり見えた。 でもすぐに消えて、どこを探しても見つからないし、…

朝露
10か月前
27

桜桃忌

昨日、6月19日は桜桃忌だった。 窓の外の、どんよりと重たく暗い梅雨空を見ていたら、17歳の自分に戻っていくようだった。 半袖の開襟シャツにプリーツスカートの制服、…

朝露
11か月前
25

【今日の短歌】

くるくると日傘をまわし六月の 恋には早い海辺をあるく

朝露
1年前
14

「シンデレラ記念日」

お昼にLINEが来て 待ち合わせ場所を決めた 夕方2人で表参道の交差点を渡った 帰りますと六本木でSuicaを取り出す私をタクシーに乗せてくれた 開けた窓から どんどん街の…

朝露
1年前
20

【今日の短歌】

六月の小夜の目覚めに降る雨は あじさいの花と姿を変える

朝露
1年前
17

弱ってる時に、弱ってることをちょっとでも気づいてくれる人が、1人でもいてくれたら、きっと救われる。ありがとう。

朝露
1年前
12

【今日の短歌】

キラキラとかがやく光落ちてきて 結び葉のなかKissをしようか ✎*。 結葉(むすびば) ⇒初夏 、茂った葉と葉が合い交わって結んだように見えること

朝露
1年前
11

【今日の短歌】

熟すまで恋に似ている宝石か 翡翠色した常世のみやげ

朝露
1年前
17

【今日の短歌】

切りすぎたボブのうなじに若葉風 振り向いた先 初夏が待ってる ✎*。昨日、noteで唯一、仲良くさせて頂いている方が、私だと言う似顔絵をクレヨンで描いてアップして下さ…

朝露
1年前
16

【今日の短歌】

日ようび嵐の音するキッチンで 甘なつ剥きてひとり夏空 ✎*。今年はかなりの強風や雨の日が多い気がします。 嵐みたいな強風と雨の日曜日、無農薬の甘なつが手に入り、 …

朝露
1年前
13

【今日の短歌】

水槽の中に2人で眠ってる まぁるくなって猫になろうか ✎*。雨の日の小さなアパートで 窓にいっぱいの雨。 まるで2人して水槽の中にいるようだ。 起きるのはもう少し後に…

朝露
1年前
9

2023.5.14の詩

たった1小説の メロディと歌詞に 出会って 嗚呼 この曲に 出会うために 生きていたと 思う瞬間が あるように 会っている この瞬間だけが 愛おしくて 切ない 本当は 「ア…

朝露
1年前
10

切望

それは天使なのか

神様なのか

男でも女でもなく

大人でも子供でもない

光のかたまりみたいな

希望のかたまりみたいな

そして声が聞こえた
ひとりで今日まで
よく頑張りましたね

もう安心して
もう泣かないで

あなたは自分のことだけ考えていいんです
あなたは健康になることだけを
考えましょう

あなたが望む
手助けをしてくれるリハビリの先生と
整体の先生と
なんなら腕の良い錬金術師も

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ぼくはまだ アレにサインはしていない

いつから
そんなに色っぽい目を
するようになった?

女の子が
「神だか人間だか分からないけど大好きだ」と言った

爺さんが
「葬式にはきみの歌を」と
言った

通りすがりの婆さんは
ぼくの魂を見透かすように
「玄人が好む顔になってきた」と
嫌味を言った

大丈夫…
ぼくはまだ
アレにサインはしていない

『そう…僕は死ななかった』

━━ 今もしも アナタが
生きていたら
聞いてみたい
「輪廻転生」今でも
信じてますか? ━━━━

そう ぼくはあの日
死ななかった

運び出された棺は空で

その代わりに
お決まりのストーリーの
賞取りレースを投げ捨てて

壁の向こうのカプセルに
乗り込んだ

時を超えている間
顔も声も肉体も
全て脱ぎ捨て

僕は…
僕は女になった

六月の杏のような
聡子の声も手に入れた

お母様が
紅い

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今日の俳句

秋分や「おはぎあります」はためいて

季語 秋分

不思議体験

先週、発熱した。
その日の朝、LINEのお知らせにある人のアイコンが出て
「朝つゆさん…」と文字までしっかり見えた。
でもすぐに消えて、どこを探しても見つからないし、LINE自体届いていなかった。
アイコンの方に聞いても、え?LINE??となんの事やらと言う感じ。
そのまま、その日は39度近くまで熱が上がり、なかなか下がらず3日ほど寝込んでしまった。

昨年、7月末に緊急入院した。
救急車で運ば

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桜桃忌

桜桃忌

昨日、6月19日は桜桃忌だった。

窓の外の、どんよりと重たく暗い梅雨空を見ていたら、17歳の自分に戻っていくようだった。

半袖の開襟シャツにプリーツスカートの制服、ソックス。
三つ編みの髪。
3階の教室の窓からは、重たく暗い梅雨空が見えていた。

理系のクラスの黒板の六月十九日〇曜日の横に、現国の先生の字で「桜桃忌」と書いてある。

暗い息の詰まる教室の中で、何故かそこだけ、ほんのりと艶めいて

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「シンデレラ記念日」

お昼にLINEが来て 待ち合わせ場所を決めた

夕方2人で表参道の交差点を渡った

帰りますと六本木でSuicaを取り出す私をタクシーに乗せてくれた

開けた窓から どんどん街の灯りが遠くなり
白い白いお月様が どこまでも付いてきた

6月6日はシンデレラの日となった

私は始まる恋だと思った

彼は今日が最後と決めていた

【今日の短歌】

【今日の短歌】

六月の小夜の目覚めに降る雨は
あじさいの花と姿を変える

弱ってる時に、弱ってることをちょっとでも気づいてくれる人が、1人でもいてくれたら、きっと救われる。ありがとう。

【今日の短歌】

【今日の短歌】

キラキラとかがやく光落ちてきて
結び葉のなかKissをしようか

✎*。 結葉(むすびば) ⇒初夏 、茂った葉と葉が合い交わって結んだように見えること

【今日の短歌】

【今日の短歌】

熟すまで恋に似ている宝石か
翡翠色した常世のみやげ

【今日の短歌】

【今日の短歌】

切りすぎたボブのうなじに若葉風
振り向いた先 初夏が待ってる

✎*。昨日、noteで唯一、仲良くさせて頂いている方が、私だと言う似顔絵をクレヨンで描いてアップして下さってた。
アイコンを元に描いて下さっていたのだけれど、実物の自分より、とても可愛くて美しくて、嬉しさでいっぱいになった。
それだけで、note頑張って続けてみようと思えた。
本当にありがとう。

【今日の短歌】

日ようび嵐の音するキッチンで
甘なつ剥きてひとり夏空

✎*。今年はかなりの強風や雨の日が多い気がします。
嵐みたいな強風と雨の日曜日、無農薬の甘なつが手に入り、
キッチンで皮を剥いていたら、ぱぁーっと爽やかな香りが瑞々しく広がりました。

【今日の短歌】

水槽の中に2人で眠ってる
まぁるくなって猫になろうか

✎*。雨の日の小さなアパートで
窓にいっぱいの雨。
まるで2人して水槽の中にいるようだ。
起きるのはもう少し後にしよう。

2023.5.14の詩

2023.5.14の詩

たった1小説の
メロディと歌詞に
出会って

嗚呼
この曲に
出会うために
生きていたと
思う瞬間が
あるように

会っている
この瞬間だけが
愛おしくて
切ない

本当は
「アナタヲヒトリジメシタイヨ」