カラオケと写真は一緒!?自分の道を見つけるためにするべきこと。気づいたこと。
こんにちは。flumpoolを聴きながら執筆しています。はるきです。
いや、決してBUMPから乗り換えた訳じゃないんです、ワケありです。
さてみなさん、すごく面白いことに気が付いてしまいました。
この感じは文章にしておきたいって思ったので、気持ちのまま言葉に紡ぎます。
今回は「写真の方向性を決めたい」と思っている人は「カラオケが上手くなりたい」と思っている人と同じやり方でイケるんちゃうか、という話です。
どういうこと?って思った人はぜひ、読んでみてください!
序章 ITTOKOでみんな抱えてる悩み
僕が運営している「フォトサークルITTOKO」でこんな人がいました。
「はるきさん、僕はどこを目指せばいいかわかりません」
そんなんノリと勢いとタイミンg よっしゃ任せとけ!ってことで少し考えてみたんです。そして10分ぐらい考えてた時に「あ、そうか」となりました。
「これってカラオケと一緒じゃね??」
そうなんです。カラオケです。
写真の方向性が決まる道筋って、カラオケが上手くなってく道筋とめちゃくちゃ似てるんじゃないか。ということに気付いたんです。
「全然違うじゃないですかァー??」と思うかもしれませんが、全然そんなこともないんです!みなさんもきっと、経験したことのあるカラオケ。学生時代、友達とカラオケに行った時に経験したこと。
「カラオケ」を科学したら「写真」が上手くなって、目指すべき道が見つかるかもしれない。
その期待とともに、この先に進んでください!
友達が歌ってる歌覚えて練習してへん?
友達とカラオケに行った時に、多くの人が経験することがあります。
みなさんはそうやって歌を覚えていった経験はありませんか?
そうやって、TSUTAYAかGEOに行ってCD借りてMDに入れてる人…は今はもうおらんやろうけど、何ちゃらミュージックとかでみんな聴いて風呂でコソ練してると思うんです。
そしてここが大事なとこ。
参考にして覚えることにした歌は決まって「自分が歌えそうな歌」なんです。
察しのいいガキはもう気付いたかもしれませんねぇ…
じゃあ、これを写真の領域にも適応させてみましょう。
・・・一緒でしょ!?
カラオケでも、目の前でKing Gnu歌われても真似しようとは思わないでしょう。真似しようと思うのは星野源とか、BUMPとか、flumpoolとかじゃないでしょうか?ヒゲダン覚えたところで全部裏声で歌えば良いんか!ってなりますよね?もっと歌いやすい人流行れ(切実)。
ここで大事なのは「自分でできそう」と思えるものに対してなら、何とか頑張って自分のものにしようとできるということなのです。
自分でできそうな撮り方やジャンルに居る一流たち。僕たちが目指すべき道はここにあるんじゃないかと、思うわけです。
じゃあみんなが目指すべき写真は何?目指すべき道はどこ?
そんな話を、この後しようと思います。
プレイリストに入れたflumpoolが3周目を迎えました。
目指したい道別、写真集のすゝめ
目指すべき写真を探すときにオススメしたいのが「写真集を読むこと」です。
写真集はいいんですよ。色んなインプットが詰まってる。
でも、選択を誤ると効果が出にくかったりもします。
今からは「目指したい道別、写真集のすゝめ」と題して自分の方向性と合致する写真集との出会い方を紹介していきます!ほんの一例ではありますが、ぜひ参考にしてください。
ケース1: 「線としての写真の境地」 我我 / 桑島智輝
まずはこちら。
先に言います。この本は危険です。
人の生き方を変えてしまう魔力を込めたアポカリプスです。それを知った上で読める人は読んでみてください。
この写真集の一番の見どころは「一本の線の中に写真が置かれている」ことです。
写真を撮るために撮っていない。撮られるために過ごしていない。そんな一本の線の中に、追いかけるように写真がある。2人の関係があって初めて為せる写真。
これが「我我」だと思っています。
何が危険かって話ですが・・・
ポートレートフォトグラファーが真似をしても、絶対にこの写真は撮れないんです。これが本当に危険。
この写真集を読むと、なぜかヌード写真を撮りたくなってしまいます。
この写真集を読むと、なぜかヌードを撮って欲しくなってしまいます。
ここで怖いのが「撮らされてることに気付けない」ことです。だから、なぜかやりたくなってしまう。
それぐらい、桑島さんと安達祐実さんのパワーが強いんやと思います。
でも、これはその2人の関係があってこそ。距離感という言葉では言い表せない心のつながりがあるから成り立つ写真です。
自分に大切な人が居て、その人と呼吸をするように長い時間をかけて、一つの物語を生み出す。そんな撮り方ができる人には、是非とも目指してほしい写真です。
さっきのカラオケで言ったら目の前で絢香×コブクロのWinding Roadを、超ハイクオリティで聴かされているようなもんです。1人じゃ歌えないよね(1人完璧に歌い切る同僚がいました。狂気)
よい子はマネしないでね!
ケース2: 「点で写真を撮る超一流」 Y/N / 福島裕二
続いてはこちら
僕が今目指している写真家、福島裕二さんの写真集。
僕が感じる見どころは「ポートレート写真の極致」とも言える、写真やモデルへの向き合い方がこの本には詰まっているということです。そして、それら全てを頑張ったら言語化できるということです。
福島さんの写真は常に「点」です。英単語でいうと"at"ぐらい一点を指しています(誰がわかるん)。
これが400枚一気に襲いかかってきます。ある意味苦しい。
しかし!これを見続けて400枚全部言語化すれば、めちゃくちゃ成長できます。
影の追い方、魅力の探し方、環境の使い方、そして技術。
ヌード撮りたいなら余計、この人の写真たちをちぎれるまで見てほしい!
めちゃ良くないですか!?自画自賛!
僕がこの人の真似をし始めて1か月。少しずつ自分のものになってきて、新しい選択肢になってきました。
真似できそうな歌を覚えて、コソ練した結果他の場所では自分の歌として披露できるようになってきたわけです。高校で覚えた歌は、大学行けば持ち歌になりますからね。
ちなみに写真でコソ練するなら、気心のしれた人と撮影しながら過程を踏むといいですね。相手がいない?僕に相談しなはれ
ケース3: 「真似できません。超感覚派」 レジャー・トレジャー / 奥山由之
最後にこちら
これは、よい子でも真似できません。
読めばわかる、圧倒的オンリーワン。下にちょろっと見えてるポカリも同様。
写真表現を楽しむ一冊としては超一級品です。だからこそ、見た途端叩きつけられる超一流の感性。こりゃダメだ。真似できん。
僕らが危険と言わなくても、一線引いてしまう力がある。誰もKing Gnuを真似しようとしないのと一緒です。知らんけど。
逆に言えば、これを「気持ちいいインスピレーション」だと感じたそこのあなた。迷わずそのインスピレーションのまま写真を撮ってほしいです。
その超一流の素質を、赴くまま恣に進んでみてください。第二のKing Gnuへの道はすぐそこです(違う)。
ちょっとまとめ
紹介したこの3冊には、それぞれ違う撮り方で為されています。自分にあった道と出会うというのは、撮り方の方向性と自分の写真を一致させるということです。
いろんな写真集を読みながら「この人はこういう風に写真を撮っているなあ」「この人が大事にしてる感情ってこれかなあ」「この人が持つ愛が素敵」みたいに、写真集を通してマインドの部分に触れてみてください。
写真表現には必ず、撮り手の感情が入っているはず。僕たちはそれをインプットしていくわけです。その先に「自分が歩きたい道」が待っていると、僕は思います。
あくまで一例。他にも様々な感情が、写真集に詰まっています。
どんどん読んでみて「ほえ〜」って言いながら読み解くのも悪くないですね。
おわりに
いかがでしたか。
カラオケと写真に共通する上達理論。理論ってカッコいい響きですね。
僕にとってのflumpoolはみんなにとって何になるかはわかりませんが「これなら頑張ればできるかもしれん!」という写真をたくさん見て、実際やってみること。これが自分の方向性、ひいては写真上達においてもとても大切な要素の一つなんじゃないかと、僕は思います。
僕もそんな会いにいけるアイドルみたいに、誰かの目標になれたら嬉しいなあ。
プレイリストの4周目が終わりそう。
ちなみに、flumpoolは彼女が好きなアーティスト。カラオケで無理やり歌わされたけどちゃんと歌えるようになったろうと、コソ練しています。
次のカラオケの時にはちゃんと歌えるように。
では、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?