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俳句で綴る東京の日常

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恋シリーズ1  冬桜

恋シリーズ1  冬桜

触れもせで眺むるばかり冬桜

ふれもせでながむるばかりふゆざくら

検索結果

「冬桜(ふゆざくら)三冬

【子季語】

寒桜、緋寒桜

【解説】

冬桜は十一月頃から翌年一月頃にかけて一重の白い花をつける。寒桜は緋寒桜のことで、冬桜とは別種。九州など暖かい地方に寒中緋色の花を咲かせる。」

冬の季語

恋シリーズ9  鏡開き

恋シリーズ9  鏡開き

鏡開きすべては持たぬ君の鍵

かがみびらきすべてはもたぬきみのかぎ

検索結果

「新年、供えてあった鏡餅を下ろして食べることをいう。 普通は一 月十一日に行われる。」

新年の季語

恋シリーズ8  七草粥

恋シリーズ8  七草粥

七草粥恋のとろける月日かな

ななくさがゆこいのとろけるつきひかな

検索結果

「新年の季語とされている七草粥とは、人日の節句である1月7日の朝に食べられる、日本の行事食の一つです。 具材には春の七草や餅などを使用し、今年一年間の無病息災を願って食べられるのです。 また、「正月の御馳走などで弱ってしまった胃を休める」という意味も持っています。」

恋シリーズ7  月冴ゆる

恋シリーズ7  月冴ゆる

こんな夜は君の瞳の月冴ゆる

こんなよはきみのひとみのつきさゆる

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「月冴ゆる(つきさゆる)

冬 時候 天文

冴えきった大気の中で凍りついたように見える月の様子」

冬の季語

恋シリーズ6  初日の出

恋シリーズ6  初日の出

初日の出君の睫毛の光るかな

はつひのできみのまつげのひかるかな

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「初日(はつひ) 新年

【子季語】

初陽、初旭、若日、初日の出、初日影

【解説】

一月一日の朝日。初詣とともに古くから、人々は正月一日、山や海から御来光を拝み、その年の幸福と平和を祈った。」

新年の季語

恋シリーズ5  長春花

恋シリーズ5  長春花

何人に素顔見せるや長春花

なんぴとにすがおみせるやちょうしゅんか

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「長春花(ちょうしゅんか)

春 植物

バラ科の常緑低木。花期は五月から秋ごろまでで、紅色や桃色の花をつける」

春の季語

「薔薇は夏の季語ですが、春を過ぎても長く咲くことから、江戸時代には、長春花(ちょうしゅんか)、もしくは、長春と呼ばれることが多かったようです。」

恋シリーズ4      春近し

恋シリーズ4 春近し

春近し逢ふは別れの始めかな

はるちかしあうはわかれのはじめかな

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「春近し(はるちかし)晩冬

【子季語】

春隣、春隣る、明日の春、春信、春まぢか、春を急ぐ、春遠からじ

【解説】

寒さも峠を越して、春が訪れようとする感じをいう。「春待つ」には心持ちが入るが、春近しはその季節の感じを詠む場合が多い。」

冬の季語

恋シリーズ3  白詰草

恋シリーズ3  白詰草

解けぬ謎切り札の君白詰草

とけぬなぞきりふだのきみしろつめくさ

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「苜蓿の花(うまごやしのはな) 晩春

紫うまごやし/クローバー/しろつめくさ/オランダげんげ/白詰草

【解説】

マメ科の多年草。ヨーロッパ原産。シロツメクサ、クローバーとも呼ばれる。牧草として栽培されたものが野生化した。

四つ葉のクローバーは幸運のしるし。混同されやすいが、黄色い花をつけるウマゴヤシは別種。」

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恋シリーズ2  初便り

恋シリーズ2  初便り

一陣の恋風吹くや初便り

いちじんのこいかぜふくやはつだより

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「初便り(はつだより)
新年の季語

【関連季語】

年賀状

【解説】

年が改まってからもらう最初の便り。年賀状も初便りだが、初便りというと、年賀状のような儀礼的なものではなく、用件あっての便りという意味合いが強い。」

風シリーズ4  雪解風

風シリーズ4  雪解風

初恋の行方知りたき雪解風

はつこいのゆくえしりたきゆきげかぜ

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「雪解風(ゆきげかぜ)

春 地理

雪解け時にふく風」

「春になって雪が解けること。 春の日差しや春の雨も雪を解かすが、北風にかわって吹く東からの風は雪解をさらにうながす。 」

春の季語

風シリーズ3  風冴ゆる

風シリーズ3  風冴ゆる

風冴ゆる寄り添う君の太き腕

かぜさゆるよりそうきみのふときうで

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「風冴ゆる

読み方:カゼサユル

大気が澄み風があざやかに透徹した感じをいう

季節 冬」

冬の季語

風シリーズ2  寒風

風シリーズ2  寒風

寒風や身も心にも突き刺さる

かんぷうやみもこころにもつきささる

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「寒風(かんぷう)

冬 天文
冬に吹く寒い風」

冬の季語

風シリーズ1 凩

風シリーズ1 凩

凩や横断歩道大股に

こがらしやおうだんほどうおおまたに

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「凩(こがらし)初冬

【子季語】

木枯

【解説】

冬の到来を告げる強い北風。乾いた木の葉を吹き落とし、木を枯らす風という意味もある。吹き飛ばされた枯葉は風の道筋を追いかけてゆく。」

冬の季語

初鴉

初鴉

羽広げ空支配する初鴉

はねひろげそらしはいするはつがらす

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「元日のまだ明けやらぬ空に声を上げる鴉である。 いつもは、ごみなどを食いあさって嫌われる鳥であるが、初日を受けたその姿は常とはことなり清らかな印象を与える」

「鳥類は、およそ1億5000万年前までに、恐竜から進化しました。 これまでの研究で、祖先である恐竜の段階から羽毛や鳥類型の呼吸器(気嚢系)がすでに進化していたことが見

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