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6周年を機に「自分が会社を辞める理由」を全員で考えてみた

こんにちは、Gaudiyでインナーコミュニケーションや組織開発を担当しているparu(@haruka_asmg)です。

本日、2024年5月2日をもってWeb3スタートアップのGaudiyは創業6周年を迎えました👏

コミュニケーションデザイナーのInajunに作成してもらった6周年のキービジュアル

弊社は現在、フルタイムの正社員がまもなく100名を迎えるまでに組織拡大しています。個人的には「ついこの間、5周年を祝ったよね?」と感じるほどあっという間でしたが、事業も組織も着実にアップデートされています。

GW前の4/25(木)には、全社員向けの「Gaudiy 6th Anniversary Meeting」を開催しました。本noteでは、その中で実施した「Gaudiyを辞めるとき」をテーマにしたワークショップについて、主に綴ります。

なお、今回のGaudiy 6th Anniversary Meetingの企画・運営は、幅広いメンバーの協力をいただきました!(Special thanks🙏✨)

このnoteは、以下のような方々にぜひ読んでいただきたいです!

✔️ 終わりの見えない無謀な挑戦をしている方
✔️ 組織開発やインナーコミュニケーションなど、全社向けの施策を担当している方
✔️ Gaudiy社内の雰囲気をチラ見したい方(最後に雰囲気のわかる写真を載せています)


なぜ「会社の辞めどき」をワークショップの題材にしたのか?

Gaudiyは今、一人ひとりの行動や意識が、会社の未来を大きく左右する局面にあります。この重要な時期に〝メンバーの前進意欲をいかにドライブさせられるか〟が目下の課題でした。

最初に検討したのは、「目線の上がるありがたい言葉を聞こう」という方向性での創業者の講演や、「未来から逆算していまやるべきことを明らかにしよう」といった内容のワークショップです。

しかし、上記のようなワークショップは、一部のメンバーには影響あるかもしれないけれど、ほとんどのメンバーには大きな影響が出ないのでは…?という仮説がありました。また、これらはオープンに自分の思いに向き合いづらいのではないか?という懸念もありました。

そうした考えから〝これまでにない新しい問いかけ〟を模索していきました。

その議論の中でCEOから、「Gaudiyは長くいるところじゃない」「ずっと会社に残る人なんていない、自分もいつかは辞める」「Gaudiyを辞めるまでの間にいかに成長できるか」「Gaudiyを辞めたとき、超強くなっていてほしい」という言葉をもらいました。これらは、今回が初めてではなく、事あるごとにCEOから出てくる言葉です。

この言葉から、短い時間の中でいかに濃く生きるか、ということを意識できるような問いかけができるとよさそうだな、という考えに至り、メンバーそれぞれが「Gaudiyを辞めるとき」を考えるワークショップのテーマ設定に繋がりました。

本ワークショップでは、自分がGaudiyを辞める理由(=一種のゴール)を明確にすることで、「それを満たすまでは辞めない」「いま満たされている理由が維持されるようにがんばる」と、いま仕事に向き合う理由をあらためて認識できるようになることを目指しました。

「会社を辞める」という後ろ向きにも見える問いをもって「いまここにいる理由」を問い直す、そのユニークさがGaudiyならではだと思っています!

「Gaudiyを辞めるとき」ワークショップの全容

事前説明を含めて、約1時間ほどのワークショップを実施しました。

3人1組のシャッフルグループにすることで、業務上あまり話す機会のないメンバーとも交流でき、メンバー間のゆるやかな繋がりを生めるような場の設計を意識しました。

実際のワークの流れは以下です。

1.「自分がどうなったら、Gaudiyを辞めるか」「Gaudiyがどうなったら、Gaudiyを辞めるか」の問いに対する現時点の答えをDBに記入(15min)
個々人で、問いに対する現時点の答えを考える

2. 共有・深堀りタイム (15min/5min✕3)
グループ内で一人ずつ共有し「なぜ?」を重ねて深堀り、気づきを与え合う

3. 「辞める理由に対し、そうなるために/そうならないために、今後どうするとよさそうか」の〝どうありたいか〟をDBに記入 (5min)
共有・深掘りタイムでの気づきをふまえ、個々人でどうありたいかを考える

4. チーム共有タイム(15min)
記入内容をグループ内で共有し、数名は全体への共有を行う

意味のあるワークにするため、以下を注意点として伝えました。

<問いに対する考え方>

  • 今回のワークにおいては、プライベートの事情は検討に含めず、あくまで仕事に関することにフォーカスする

  • 観点はあくまで例なので、網羅的に考える必要なし

  • 「自分の本音」にちゃんと向き合う(書いてもよいと思える範囲で!)

<どうありたいかの記入>

  • 迷ったらグループメンバーと相談しながら考えてOK

  • 記入した内容は、今日時点のものであり、今後撤回してもよい

実際のワークショップの様子

実際のメンバーの回答を、いくつかご紹介します!

Q:自分がどうなったら、Gaudiyを辞めるか
- 社会シミュレーションを実現したら。

Q:Gaudiyがどうなったら、Gaudiyを辞めるか
- Gaudiyのビジョンや思想が変化して、それに共感できなくなったら。
- AIチームのビジョンを実現できる環境がなくなったら。
- 自分がいる必要がなくなったら(大企業のように事業モデルが確立されて誰でもオペレーションを回せば会社が継続できるとか)

Q:辞める理由に対し、そうなるために/そうならないために、今後どうありたいか

- 社会シミュレーションを実現するために、AI開発とプロダクト実装を加速させる。
- Gaudiyのビジョンや思想が薄まらないように組織作りに貢献する。
- AIチームのビジョンを実現できるようにGaudiyの収益、事業に貢献する。

Kitagawaさん(AIチーム PO)

Q:自分がどうなったら、Gaudiyを辞めるか
- 失敗/成功体験(検証速度)の頻度が極めて低くなったら
- 技術的に飽きがきたら(= Gaudiyの技術スタック全般を理解し使いこなせるようになったら)
- チームに対して諦めてフィードバックしなくていいやと思った時

Q:Gaudiyがどうなったら、Gaudiyを辞めるか
- プロダクトづくりで全員が発言責任を持たなくてもチームが成り立つようになってしまったら
- プロダクトを作らなくて良くなくなったら

Q:辞める理由に対し、そうなるために/そうならないために、今後どうありたいか

- 常に検証できる環境を作れていたい
- 自分が抱えている技術スタック以外にも関われるようになりたい

Nさん(エンジニア)

Q:自分がどうなったら、Gaudiyを辞めるか
- 年齢的に30になったら区切りで考える気がする(Gaudiyは心理的な安全圏すぎるので外でやれるかの不安は常に持ってる)
- 他にどうしてもやりたいことができたら辞めそう

Q:Gaudiyがどうなったら、Gaudiyを辞めるか
- IPOしたら絶対一回は考えると思う
- CEO変わったら考えると思う
- あとはクビ

Q:辞める理由に対し、そうなるために/そうならないために、今後どうありたいか
- Gaudiyの中でできることは自分にとってボーナスタイムなので、組織の向く方向に対して、自分にしんどいことを課していくことで扱える変数とキャパシティを広げていく

TORAJIROさん(デザイナー)

一人ひとり異なる、自身に向き合った答えが生まれました。反省や改善点は多々ありますが、「Gaudiyを辞めるとき」という問いに対して、これからの1年を迎える気持ちを整える有意義なワークショップにできたと思います。

ワークショップ実施後に得られた気づき

ここからは、本ワークショップの振り返りをお伝えします。

はじめに、メリットとして感じたのは以下です。

  • 自分自身では普段考えることのない角度の問いから、内省する機会の創出ができた

  • 自分を知るだけではなく、共有することでメンバーの理解にも繋がった

事後アンケート結果においては、「Gaudiyを辞めるとき」ワークショップの満足度は84.8%で、Gaudiy 6th Anniversary Meetingの1日を通じた満足度は96.1%でした。(※満足度は5段階評価、上記は4 or 5をつけた人の合計値)

以下、一部コメントを抜粋して紹介します。

<ポジティブな意見>
改めてGaudiyにいる理由と、自分の本音に向き合う機会になったと思う。それぞれ違って興味深かった。」
長期戦になることを理解して向き合えてるかは自身も怪しいので、こういう問いは重要だと思う。」
「ついつい『これが正解』というような答えを探してしまう中、辞めるという会社から離れる状態において自分が何をしたいか、何をやりたくて会社にいるのかを考えさせられた。」
「辞める話ってオープンにしていいんだ!?とGaudiyらしさを感じて楽しかった。他の人の話を聞いて学びも多かったし、「どういう状態になったら辞めるんだろう?」というのを、後ろ向きな理由だけじゃなくて前向きな理由も考えられてよかった。」

一方で、改善につながるコメントもいただきました。

<改善点のある意見>
「時間的には負担にならず集中力もきれずちょうどよいなと感じたが、その分同じグループの人について十分な深掘りはできなかったと感じました。」
「ワークとしてはすごい良かったと思います。モヤがある人に対するフォローなどは気になりました。」

ワークショップの最後には「あなたはGW明けから、これまでの行動をどう変化or強化していきたいですか?」という問いを渡して、ネクストアクションについて考えてもらう形にしました。

この回答については、ゴールデンウィーク明けの全社定例で、それぞれが所属するグループごとに共有する予定です!

まとめ&Gaudiyの雰囲気をチラ見せ!

本noteでは、Gaudiy 6th Anniversary Meetingの中でも「Gaudiyを辞めるとき」のワークショップに絞ってnoteをお届けしました!

今後も、全員が一体感を感じながら前進できている状態をつくるため、課題の特定と打ち手を実行してPDCAを回し、組織をアップデートできたらと考えています。

組織づくりは、プロダクトづくりと似ているな〜と思う今日この頃、少しでも読んでいただいた方の学びや気づきになっていたら嬉しい限りです。

最後に、絶賛仲間を募集しています!少しでも気になった方はこちらをご確認ください!カジュアルトークからもラフにお話しができます。ちなみに、
ちなみに、私のXはこちらです💁 https://twitter.com/haruka_asmg

最後にGaudiy 6th Anniversary Meetingの写真を載せます!私自身が心から推せる、Gaudiyの社内の雰囲気を感じてもらえればと思います….!

キャッチコピーは「この1年を、本気で楽しむ。」🎉
ワークショップでDBに記入、シャッフルで3名1組をつくりシェアしました
グローバルなメンバーも活躍中です!
Cake.jp社に6周年のオリジナルケーキをいただきました!
(PRの野崎さんありがとうございます✨)
乾杯〜〜!
懇親会はビッフェスタイルでケータリングを用意しました
笹塚オフィスで集合写真!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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