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マッシュルームとオレンジのみそサラダ<2020年3月のレシピ>

料理教室のレシピ第3弾。
今回は、みそを使った爽やかなサラダです!

ご紹介が遅くなりましたが、3月のテーマは「みそと日本酒」でした。
前回のレシピでは金山寺みそ、その前は合わせみそを使い、日本酒との相性を探りました。

レッスンでは、みそについての座学もがっつり40分ほど行ったのですが、その際に参考にさせていただいたのが、私が師匠として慕っている実践料理研究家・みそ探訪家の岩木みさきさんが出版された「みその教科書」。光栄なことに、私は料理撮影のアシスタントをさせていただいております。

控えめに言って、素晴らしく充実した内容です。
みその歴史から、みその分類、地域性、全国のみそ蔵の紹介まで、「これでもか!」というほどみそのことが網羅されていて、しかも料理家さんならではのアイデアやレシピがたっぷり盛り込まれた、岩木さんのオリジナリティと愛が詰まった一冊です。写真やイラストが多いため、とても読みやすく、一般の方からプロの方まで、永久保存版になること間違いなし。

ちなみに、岩木さんもnoteを始められたようですので必見です!!

そして、今回のレシピは、これまた岩木さんのご縁で出会った、岡山県真庭市の河野酢味噌製造工場さんの「味噌屋清治郎」というみそ。
(今日はリンクがやたら多くてすみません…)
ちなみに、新宿の伊勢丹でも売ってますよ!

精米歩合70%の米麹を使用している高級みそです。一般的なみその麹は精米歩合90%ほどなので、かなり米磨いている、いわゆる吟醸みそですね。

味噌屋清治郎の特徴は、なんといっても馥郁とした香り。蔵元さん曰く「パイナップルのような香りがする」というものだから、こりゃ日本酒と合わせずにはいられない…!!

ということで今回は、そんなフルーティーな香りのみそを使ったレシピです。

マッシュルームとオレンジのみそサラダ

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【材料】(2人分)
ホワイトマッシュルーム:4個
ネーブルオレンジ:1個
(A)みそ:大さじ1
(A)オリーブオイル:大さじ1
(A)オレンジ果汁:大さじ1
(A)米酢:大さじ1/2
(A)はちみつ:小さじ1
クレソン:適量
粗塩:適量
パルミジャーノチーズ:適量

【作り方】
①マッシュルームはペーパータオルで汚れを拭き取り、石づきを切り落とし、縦薄切りにする。ネーブルオレンジは身を取り出す(果汁は取っておく)。(A)は混ぜ合わせておく。クレソンはざく切りにする。
②器にマッシュルームを並べ、粗塩をまぶす。オレンジを盛り、混ぜ合わせた(A)をまわしかけ、パルミジャーノチーズをふりかける。仕上げにクレソンを盛る。

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こちらの料理に合わせたお酒は、同じく岡山県真庭市の辻本店さんの「御前酒 1859 プロトタイプ」

岡山県産の雄町を使用した、ボリューミーでジューシーな1本。
精米歩合65%の純米酒ではあるのですが、どこかオレンジを思わせる香りがあり、果物と相性抜群の味噌屋清治郎とオレンジを使用したサラダに合わせたのです。
菩提酛ということもあり、チーズをたっぷりふりかけたのもポイントですね。

生徒様からは、「マッシュルームって生で食べると美味しいんですね!」というお声が多かったです。そう、ホワイトマッシュルームって、スライスして生で食べると美味しいんですよね。オリーブオイルとの相性も抜群なので、オイルを染み込ませて食べると濃厚になり、なんとも言えない美味しさ。

そこに爽やかなオレンジのドレッシングをたっぷりかけて、パルミジャーノのコクを加えて、最後はピリッとクレソンの辛味と苦味。全てが調和した一皿です。

簡単だけど、ちょっぴりおうちレストランのような雰囲気を楽しめるレシピですので、「毎日のおうちご飯に飽きてきたな〜」という方にこそ、是非お試しいただけましたら嬉しいです♪

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