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京都での暮らし(6/27)

自然に寄り添った暮らしがしたい。
そう思って、京都に来た。

でも正直、本当にそんな暮らしができるのかと自信がなかった。

そして今、私は東京にいる時よりもずっと、文字通り"自然に寄り添った暮らし"ができている。

6/27(土) たくさんの収穫と、新しい出会い

昨夜も夜中2時までお喋り。本と映画の話をたくさんした。
ミヒャエルエンデと遠藤周作、読みたいなあ。近く、古書店巡りしよう。

美容と健康のために本当は12時には寝たいのだけど、京都で早寝早起き生活をするのはしばらく難しそう。シェアメイトとの話が盛り上がると、オンライン飲み会どころではなく、終わらせ時がわからない。さすがに目がシパシパして開けていられなくなったら、寝ることにしている。

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今朝は、近所の喫茶店でモーニング。
関西の喫茶店モーニング文化が好き。

入れ替わり立ち替わり、常連のお客さんが我が家のように出入りして、全く途切れることなくずっとお喋りしてる。すごい活気だ。
会話の中身は大して無いんだけど、それが良い。

モーニングセット、目玉焼きも付ければよかったなと思いながら、司馬遼太郎の「微光の中の宇宙」を読みふける。司馬遼太郎が考察する、釈迦と偶像崇拝と美術の話が面白い。

午前中は一件オンラインミーティングがあり、久しぶりにちょっぴり仕事モード。京都であまりにのびのび暮らしていると、ビジネスモードに切り替えるのにエネルギーが要る。

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午後イチで、Gg'sの角谷さんがお野菜を届けてくれた。
引越祝いにと、新鮮なお野菜たちをこんなにどっさり!!
なんて心の温かい方なのだろう。

久しぶりにお会いした角谷さんは、今日もハツラツとしていた。
元気な人から元気なお野菜を買って、元気に過ごしたい。
近々、梅干し用に赤紫蘇を買おう。

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せっかく美味しいお野菜を頂いたのだから、美味しく調理しなきゃ。
そして、素敵な器に盛り付けたい。そこで午後は、市内の器屋さん巡り。
京都には素敵な器屋さんがたくさんあって最高だ。

京都のd&departmentはお寺の境内にある。
可愛い蕎麦猪口と、高級なお箸を手に入れた。

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器屋さんを5軒ほど巡り、京都御所の近くにある「hisoca」と「Second Spice」で、心惹かれた器をどっさり購入。どちらのお店もすごく素敵だったので、また行こう。ちょっと背伸びして、作家さんものもちょこちょこ買ってしまった。大切に使わなきゃ。

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16時の時点で、この日はトーストと実生柑しか食べておらず、お腹ペコペコ。
早速買ったばかりの器で軽くごはん。

昨日作った丸茄子の煮浸しには、梅干しを叩いて添えてさっぱりと。
水道水で作ったらちょっとカルキの臭いが気になったので、やっぱり料理には全て汲んできた水を使おう。
角谷さんに頂いた賀茂トマトは、玉ねぎと黒酢と醤油とオリーブオイルで作ったドレッシングをたっぷりかけて。イタリアンパセリが良い。これはヒットレシピかも。

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釣竿を背負って出かけていくシェアメイト。
これから鴨川に鮎釣りに行くんだって。
食い気味で、今度一緒に連れていってもらう約束を取り付けた。

キッチンで器の目止めをしていたら、京都在住のライター・ヒラヤマヤスコさんから連絡が。「飲みに行きましょう」という話をしていたのだが、なんと「今夜どうですか?」とのこと。やったー!!

外飲みも良いけど、今日はせっかく新鮮なお野菜があるので、私のシェアハウスで野菜料理を囲んで宴を開いた。

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Twitterでは繋がっていたものの、初めてお会いするヤスコさん。
想像通りの、超面白い方だった…!!
宇宙物理学のシェアメイトも混ざって、話は大盛り上がり。今宵もお酒が進む進む。

さっき作ったトマトと玉ねぎのサラダ、シェアメイトの女の子が「信じられないくらい美味しい」と目を丸くしていた。「素材が良いから」とすかしたけど、嬉しかったなあ。笑

叩きキュウリには、自家製のひしおを添えて。
のびるはさっと茹でて、酢味噌をかけて。こりゃ良いつまみだ。

ズッキーニは、やっぱりシンプルに焼くのが好きで。
じゅわっとした瑞々しさが、光栄菊のジューシーさに合う合う。

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スイスチャードはごま油で炒めて、醤油と酒とみりん、ちりめんじゃこと山椒で。これも良いつまみ過ぎる。スイスチャードの土っぽさが良い。

東京では足し算の料理になりがちだけど、京都では自然と引き算の料理になる。私の料理のスタイルもペアリングの考え方も、京都での暮らしを通して変化していきそう。引き算のペアリングができたら、面白いかもしれない。
「料理をする」ということの意味や概念が変わりつつある。

それにしても、夜は綺麗に写真が撮れないのがネックだ。自然光で撮りたい。

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紫色のいんげんは、茹でたら緑色に。色の変化をみんなで観察した。
色が抜ける原理と紫いんげん構造について、頭をひねる宇宙物理学の彼。
なんでも疑問を持って、答えを導き出そうとする姿勢。まさに科学者の鏡だ。

色んな種類の醤油をつけて食べ比べしようと話していたのに、いんげんがそのままでも美味しすぎて、何も付けずにバクバク食べてしまった。

気づけば4時間近くぶっ通しでお喋り。ヤスコさんは終電一個前で帰宅。東京でも会う約束をした。
面白い人は面白い人と繋がっているから、ますます面白いお友達が増えそう。
ああ、今日も楽しい一日だった。

あまりに刺激的で楽し過ぎる毎日にちょっと疲れが出てきたので、真島昌利氏の名盤「夏のぬけがら」を聴きながら、このnoteを書いています。

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