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133.世界の見え方と脳の可能性に迫る!黄色は実は見えていない?

黄色、って知っていますか?
あれは黄色を認識しているわけではなく、赤と緑を認識したときに「黄色だ」と感知しているだけにすぎない、のだそうです。

つまり、「人は黄色が見えない」のです。

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光の三原色は赤、青、緑なので、黄色を感知するという感覚が人間にはありません。

黄色を感じ取れる能力は人間に備わっていないとのこと。

なんのこっちゃですが、非常に興味深い動画を視聴して、いろいろと知ることができました。

こういうの好きなんです。
面白い。

今見ている世界は果たして、どこまでを本当に「見ていて」どこまでを「感知」しているのか。

脳科学者の池谷 裕二さんという方のお話が、YouTubeにアップされていました。

「私が感じているこの世界は本物か」

生物は目や耳などの感覚器官を用いて、光や音などの環境情報を電気シグナルに変換し、それらを脳内処理しています。しかし、考え方を変えれば、自然界に存在する環境情報のうちの限定的な部分のみを感じとっているにすぎないともいえます。
https://www.youtube.com/watch?v=IWit9QzIDBU 概要欄

今は多くの波長を感知する測定器によって、この世には赤外線というものが存在するんだ、ということを認識しています。

ヘビは赤外線を感じるらしいです。

そうすると、ヘビが感知している世界と、人が感知している世界は違いますよね。
もしかしたらヘビは赤外線が「見えている」のかもしれません。
人が色を「見えている」ように。

さて、動画では一つの実験が紹介されていました。

地磁気について。
方角のことです。
例えば、北がどちらかわかる。南が「見える」。

哺乳類は方角を感じ取れませんが、もしかしたら発想と技術でそういう風にできるのではないか。

ということで、スマートフォンにも搭載されている地磁気センサーを、実験用のネズミに装着して実験をされたそうです。

その結果、やはり方角は「見えている」という結論に至ったそうです。

これを人間の脳で試したらどうなるでしょう。

方角が見えるようになったら、色と同じように「感知する」=「見えている」世界が広がるのでしょうか。

人間の脳は、そうやっていくとどんどん世界を新たに認識し、新たに処理をしていくようになるでしょう。

コウモリは超音波を感知して移動するそうですが、その脳は小さなものらしいです。

一方、それに対して人間の脳は身体の機能以上に発達している。
脳は処理できるかもしれないのに、そもそもそれを感知する器官がない。

つまり脳の可能性は、まだまだあるんだと。

池谷さんは、そこを追及されています。

感知する世界が広がる=脳の可能性を拡張させる

さて、人の感覚はどこまで広がるのでしょうか。
どこまで脳は処理できるのでしょうか。
どこまでいくと、パンクしてしまうのでしょうか。

動画の最後に、そんな脳の可能性についてお話されています。

地磁気だけでなく、同じようにできるのであれば、それこそ超音波も、赤外線も紫外線も、ラジオ波もすべて、捉えられるようにできるのであれば。

私たちは世界をどう「見ている」ことになるのでしょうか。

そして、その感知する世界を広げるのは、なんなら他人からももらえばいい、ということもおっしゃっています。

目の前の人が見ている世界の赤と、僕が見ている赤は果たして全く同じなのだろうか。
そんなところから、誰かと感覚を共有することもできなくはなさそう。

そしてその相手と一人でなく、世界中の人との脳をつないでもいい。

そうすると、全く新しい集合知、つまりは新しい心の形が生まれるかもしれません、と。

少し難しいですね。
そんなところまで言及されていました。

脳の未知なる、恐ろしいほどの、可能性。

まだまだ、人には可能性が秘められていそうです。
楽しみな、近未来。

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