Haru

25歳。メンタル、人生観について気づいたことを語ります。創作や翻訳もします。

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散文集

自分の日記から抜粋した文章をここに記します。 "ひとつの星の下には、無数の魂の屍があるということ その屍の山の中に咲く一輪の花を見つけられる人でありたい" "私的なもの 詩的なもの 素敵なもの" "「私の人生は何かまちがっているのかな。ともだちを増やすことが正解なのかな」 「人生に正解はない。ただ、一人で生きていくのはきびしい」 と彼は答えた。 「正解はない。ただ、一人で生きていくのはきびしい」 私はくり返した。覚えておかなければならないことのような気がした。事実、彼の

    • わかりあいたいという欲望

      人間にはわかりあいたいという根源的な欲望があるんじゃないか。 と、最近気づきました。 わかるとは、理解すること。 そして「分かる」と書く通り、感情や思考をシェアすること。同期すること。 さみしいとは、わかりあえないこと。、、と、いう場合が多い。 そういう意味で言ったら、私はさみしい人間なのかもしれません。 身近な人と十分わかりあえないから。 でも「十分わかりあう」なんて元からとても難しいから、そのさみしさは許容範囲だ。 許容範囲なんだけど、たまにそのさみしさをどうにかし

      • 希望があるかぎり人間は生きられる、という話。

        希望があるかぎり人間は生きられる。 すでに色々な人が言っていることかもしれませんが、 私もこれは真実だと思っています。 もし明日人生が終わるとしたら、私は何を思い残すだろう。 ちょっと考えてみると、「あれもしたい」「これもしたい」と色々思いつくことがありました。 それは私の場合、まだ経験していないことをしたいというよりは、 「あの時感じたような幸せをもう一度感じたい」というものでした。 たくさんの幸せな記憶。 小さい頃、家族で食卓を囲んだ賑やかな夜。 クラシックオーケス

        • 存在の軽さと時間の不可逆性について。

          なんだか中二病か、文学と物理に同時にかぶれたみたいなタイトルになってしまいましたが。 最近、存在の軽さとか、時間の不可逆性について考えるときまってとても切ない気持ちになります。 まず、存在って軽いですよね。あまりに軽い。 だからみんな頑張って「重み付け」をしようとしたりする。 家系図を書いてみたり、位牌を作ってみたり、お墓を立ててみたり。 物書きをしたり、絵を描いたり、ある日の写真を現像してアルバムにしたり。 でも、みんないずれは死んでしまう。身体も意識も、跡形もなく

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          うつになるとは、どういうものか。【物語で説明してみた】

          うつになる、というのがどういう状態か、想像がつかない人も多いと思います。 知りたい人向けに一人称の物語にして書いてみました。 (誰のものかは言いませんが、実体験とリサーチに基づくものです。) ◆この記事から学べること - うつ・パニック障害になる過程、背景にある思考プロセスや感情の動き - 回復する方法 ** 麻衣子は営業部で働く23歳の会社員だった。 新卒1年目。仕事を始めて5か月目に入り、少し慣れが出てきたところだった。 慣れてきたのは良いことではあったが、配属当初

          うつになるとは、どういうものか。【物語で説明してみた】

          がんばるのはもう、やめました。

          今回は私の個人的な決意表明です。 私は25歳になったばかりですが、これからの人生の長期目標は「がんばらずに生きること」にしました。 私は子どもの頃から頑張るのが義務!努力こそ美徳!みたいに思っている人間でした。 親が厳しかったこともあってか、頑張れない私には価値がない、生きている資格がないといった極端な考えを持っていました。 元々人間性が良いわけでも、人としてすぐれたつくりをしているでもないのに、頑張れなかったらもう終わりだと。 …でも社会人になって色々悩んでから、が

          がんばるのはもう、やめました。

          死にたくなったら、花でも見よう。

          「死にたい」と言う時、人は「生きていても楽しいことがないし、苦しいだけだし、死んだ方がマシ」と考えているのだと思います。 実際そりゃそうですよね。 生にしろ死にしろ、人間は苦痛が少なく快楽が多い方に向かうものです。 (他の生物もそうなのかな。ジサツとかするんだろうか。詳しくないのでここでは言及しません。) ただ実際には、簡単に死んではいけない。 でも死にたい。もう消えてしまいたいよー。そんな時、どうすればいいんだろう?ちょっと考えてみました。 1、苦痛を減らす。 例えば

          死にたくなったら、花でも見よう。

          【短編】ジェリービーンズ・ゴースト

          最近よく奇妙な夢を見る。 飲んでいる薬のせいだろうか。 それはあまりに詳細で明確だから、時々現実がどれか分からなくなりそうになる。 でも現実には夢と違うところが一つある。 それは連続性があるということだ。まるで続き物のドラマのように。 そこで気づいた。 逆に言えば夢は基本的に一話完結なのだから、 見た夢を短編小説にしてみたら面白いのではないかと。 これから書くのは、4月末に私が見た夢の話だ。 *** 気づいたら私は死んでいた。 経緯はよく覚えていない。たしか自転車

          【短編】ジェリービーンズ・ゴースト

          「考えない」ことの大切さ

          思考って、難しいものです。 考えることが求められたり役に立つ場合は多いけれど、 思考、特にネガティブな思考は時に自分を苦しめてしまいます。 そこで今日気づいたのが、「考えない」ことの大切さです。 その思考は必要か? その思考の先に得られるものはあるか? その思考は、誰かを幸せにするのか? と考えて、答えがNoであればその思考を捨てる。手放す。考えない。 それが最善なのだと思います。 とはいえ、思考を手放すのが難しいこともあります。 そういう場合はどうすれば良いか

          「考えない」ことの大切さ

          退屈から抜け出す方法

          最近たまに「退屈だな」と思ってしまうので、そんな時の対策を考えてみました。 退屈なんて贅沢な悩みだと叱られそうですが、だからこそなるべく退屈と感じないようにしたいと思ってのことです。 どうせ生きるなら楽しんで生きたいですし、自分の人生に夢中になる方が素敵ですからね(と私は思います)! 1. コンテンツを使う 【ハードル:低】 音楽を聴く(クラシック、オーケストラやアニソンが特に没頭しやすい) YouTubeを観る 映画やドラマ、アニメを観る 本を読む 定番ですが

          退屈から抜け出す方法

          とある二人のお話(第三章)

          第三章 帰国の日。優斗と風花は空港で日本行きのフライトを待っていた。 「いやー、まいったよ。ビジネスクラスしか取れないなんてさ!」 優斗が笑った。 明るさが逆に痛々しい、少し乾いた笑い方だった。 風花はそんな優斗を見て、胸が締め付けられる思いがした。 「あ、ちょっとスタッフさんに用があるから行くね」 優斗が突然歩いて行き、空港スタッフに声をかけた。 何やら話し込んでいる。 しばらくするとVサインを出しながら戻って来た。 「エコノミーの風花の隣の席に変えてもらった」 「ど

          とある二人のお話(第三章)

          とある二人のお話(第二章)

          第二章 自分の寮に、新しく日本人が来るらしい。 留学期間も折り返しを過ぎた風花のところに、3月のある日そんな連絡が飛び込んできた。部屋で一人黙々と勉強していた風花は、驚きと喜びで思わず手を叩いた。 風花はとある東京の大学の学部3年生だ。 交換留学でイギリスに来て、マンチェスター大学で言語学の勉強を続けていた。 学業成績は教授陣から学科一と太鼓判を押されるほど優秀だったが、人付き合いは苦手な方。 寮では唯一の日本人ということもあり上手く馴染めていなかった。 だからこそ今回新

          とある二人のお話(第二章)

          とある二人のお話(第一章)

          ※この物語は、フィクションではありません。  私自身と恋人をモデルにした物語です。 第一章 優斗はイギリス行きの飛行機の中で胸を躍らせていた。 この留学では、どんなものが得られるのだろう。 どんな経験をし、いくつの見たこともない景色が見られるのだろう。 優斗は長野県にある国立大学の院生だった。 修士課程の二年目、文科省の奨学金の選考に通り、念願のイギリス留学の切符を手に入れたのだった。 奨学金の選考は政府主催とあり、熾烈を極めた。 全国の大学生が自分の将来の夢や留学計

          とある二人のお話(第一章)

          「内向的な文系の人」が何の仕事をすればいいか問題

          「内向的な文系の人」が何の仕事をすれば良いか? というのは、もはや社会問題なのではと思います。 文系といえば、企業からしたら往々にしてガンガンイケイケのコミュ力を求めてしまうものですからね。 文系出身者の8割は営業職に就くとどこかで聞いた覚えがあります。 でも文系にもお世辞にも営業っぽくないような、内向的な人も多いように思います。そういう人はどうすればよいのでしょう…?? まさにそれに当てはまる私が、最近自分ごととしてたくさん調べて考えた結果を書きとめておきたいと思い

          「内向的な文系の人」が何の仕事をすればいいか問題

          24歳私がほしいものを語ってみる。

          タイトルの通りです。 目的は自分の備忘録と、読む方の考えるヒントとしてです。 1. 時間とお金がほしい 働いているととにかく時間が足りない。 今はお金も足りない。 せめてお金で時間を買えるようになりたい。 2. スキルがほしい 働き続ける、稼ぎ続けることができるスキルや、 家事や介護を上手にできるスキルがほしい。 スキルがあれば自信にもなるから、もっと堂々とした人になれるはず。 3. 頭の良さがほしい 頭が良くなったら色々なことを上手くこなせるし、楽しめるし、 面

          24歳私がほしいものを語ってみる。

          拝啓 うつになったみなさんへ ~人生の楽しさを思い出す方法とストレスコーピング

          拝啓 うつになった皆様へ。 お加減はいかがでしょうか。 最近は心穏やかに過ごせていますか? 今日は同じ経験をした私から、 1. 人生の楽しさを思い出す方法 2. ストレスコーピング についてシェアさせていただきたいと思います。 1. 人生の楽しさを思い出す方法 私にとって効果があったのは、このあたりです。 あとは仕事やお金に安心ができて、ストレス源からなるべく離れられれば、たいてい大丈夫になるかなと思います。 2.ストレスコーピング ストレス源からなるべく離れられ

          拝啓 うつになったみなさんへ ~人生の楽しさを思い出す方法とストレスコーピング