Maple【MIMI全曲レビュー第6回】

さて、MIMIさんの1stアルバムがついに発売されましたね!
みなさんはもう聴きましたか?
個人的には『星涙哀歌』が一番気に入りました!

というわけで、MIMI全曲レビュー第6回は『Maple』です!

このペースじゃ、レビューよりも新曲の方が増えるペースが多い…w

まずは注意事項!


『Maple』

【個人的MIMI曲ランク】
SS

【パート別評価(10点満点)】
イントロ:8.9
Aメロ:9.3
サビ:9.8
間奏:8.8
Bメロ:9.4
サビ:9.8
Cメロ:9.7
サビ:9.8
アウトロ:8.5

サムネ・MV:8.9

【総評】
まず、この『Maple』を出す前が、『息をするだけ』『コウフク貯金』『Without Knowing』『フィオーレ』と、比較的優しい曲調が続いた後のこの曲。
力強い曲が来たなぁ、ってのが印象的でした。(第一印象だったかはわからないけど…)

普段は当たり障りもなく、みんなに優しく接してるけど、実は傷ついてるんだよ?
みたいなメッセージ性を感じて、(毎回だけど)俺の中で共感の嵐が起きて「わかるぅ〜」って思いながら聴いてましたw

そんな世界に諦めようとしながらも、諦めきれない感じも伝わってきて、共感の嵐が共感の台風になりましたw

そのうまくいかないモヤモヤ感を、誰に、何にぶつければいいのかもわからず叫びたくなるような、そんな感情を、わりと無気力に感じる「羽累」の声を使うあたりも、雰囲気に合っていて流石の一言。
初めて聴いたけど、この声もいいなぁ。

既存曲を違う声でも聴いてみたいなって思った曲でした。
とりあえず「羽累」は、『オマジナイ』歌って欲しい!

結構使い回しの歌詞が多いこの曲を聴いて感じたのは、昔は「1番も2番も同じ歌詞で手抜きか?」と感じたこともあったけど、今はガチガチのメロディ勝負をしにきてる感じがとても好き。
作り手側からすると、それだけ訴えたいメッセージってことなのかな?

曲構成としては、1番でAメロ→サビ、2番でBメロ→サビという、またまた変わった構成。
MIMIさんの曲は、曲構成が変わったものが多くて楽しい^^

1分51秒と言う非常に短い曲で、気付いたら終わってるけど、聴けば聴くほどぎゅっと内容の濃い曲という印象が強くなった!
(最短曲かと思ったけど、『ぽけっと・愛の歌』が1秒短かったw)


【パート別感想】
《イントロ》
ハナっから、「お、いつもとは違うMIMIさんだ!」ってなるイントロ。
ここまでピアノがないMIMI曲も珍しいのではないか?(いやあるのか?わからんw)
短い音が多くて、リズミカルに聴こえて、MIMIさんの曲の中では比較的明るめの曲に聴こえた。
今回はどんな曲なんだろ?っていうワクワク感がいつもより掻き立てられるイントロだった。

《Aメロ》
イントロでは目立たなかったピアノオンリーで攻めてくる感じ、本当MIMIしてる(?)ww

共感パートと比喩パートを織り交ぜた、いつものMIMIさんだー!って感じの歌詞。
最初から「もういいか」という感情から入るの、結構気持ちよく歌い始められて好き!
「ココロお砂糖かけても苦いまま」の比喩パート、ほんま天才の歌詞すぎる。
いろんな比喩書いてきてるはずなのにネタ切れ起こさないのマジですごい。
どこから湧いてくるのか教えて欲しいw

そして、最後の「溶かしてよ!」の歌詞で、サビにいきなり踏み切る感じ、ほんま好き。
サビに行く予兆見せずにいきなり盛り上がるの、めっちゃ好きなんですよねぇ。

《サビ》
Bメロを挟まないサビは、もうMIMIさんの曲では珍しくないですよねぇ。
嫌いじゃないです!

Aメロのラストワンフレーズで盛り上げて、ここから伴奏?もガッツリ盛り上げてしっかり「サビ!!!」みたいなサビで大好き

歌詞はまーた難解なのよw

「逢うメロディ半透明だ」
?????
鮮明に見えないってことを言いたいのかな?
こういう文章見てると、国語の読解やってる気分になるw

「大の字で寝そべったまま、ねぇこのまま最終Happy End?」
ここは、ほんとよくわかるよなぁ…
人生このままでいいのか…?
って考えることはめちゃくちゃよくあるから、大共感w

諦めつつも希望も捨てきれない感情が読み取れて、生きていく上で通るであろう葛藤がやはり共感しかない。

あと、この曲テンポがちょうど歩くリズムとマッチするんだけど、「Happy End?」のところのリズム感良すぎて、「はっ」「ぴー」「えんど」っでスキップもどきなリズムで歩いてまうww

「メープルの甘い香り」
タイトル回収。
ここのためてシンバル叩くとこ、マジで気持ち良すぎて大好きof大好き。

「本当の気持ちを溶かしてさ」
メープルの溶けるイメージと重ねた比喩。
ほろ苦い歌詞と甘いメープルの対比。
THE MIMIといえる歌詞だろ、ここ。

「数秒前から数秒後」
何度も言うけど、この表現力。
めちゃ耳に残るフレーズなんだよなぁ。

「形のない夜に包まれた」
………………?
分かりそうでわからないフレーズなんよw
夜に形がないのか、形のない何かがある夜なのか…
どっちとも捉えられても良さそうで、それを聴き手側に委ねてる感じの歌詞。
こう言うのがあるから音楽って面白くて奥深いんだろうね。

《間奏》
いきなり落ち着かせて、雰囲気も変わってアコギで攻めてくるイントロ。
「こうくるかぁ〜!」と思わず唸ってしまうw
3連符も使ってくるあたり性癖を刺してくるんよなぁ。

《Bメロ》
ここで、Bメロブッ刺してくるのもう大好きすぎるw
ピアノの「ターッタラ」のリズム大好きすぎる。

んで、ここの歌詞もバチこり好き。
なんだかんだ文句とか不安とかネガティヴな感情ありながらも、結局この人生、この世界が好きなんだよなぁ。

《サビ》
この前のBメロがあるおかげで、1番と同じ歌詞なのに、ちょっと意味が違って聞こえてくるんだよな。
このレビュー書いてて気付いたw

なるほど、こういうギミックだったのか…
奥深すぎるだろ…

《Cメロ》
ここは本当にリズム感と音程が性癖も性癖w
サビから、そんなに伴奏が変わってる気がしないのに、ここまでメロディライン変えることできるんやな…

「Don't」と「know」、「Cry」と「lie」の音程差が好きすぎて、

「Don't」👆👆
「know」👇👇

って、流行ったKOTOKOさんの『INTERNET YAMERO』のサビの踊りみたいな指しちゃうんだよねw

(絵文字なので表示されてなかったらごめんなさい!それぞれ「Don't」の後に人差し指を上に向けた絵文字を2つ、「know」の後に人差し指を下に向けた絵文字を二つ並べてます。)

ここも主張強めパート。
魂の叫びみたいな感じで歌ってて気持ちいい。カラオケ実装はよ。

《アウトロ》
たったの2小節。
MIMIさんの曲はメロディが良いから、アウトロもずっと聴いていたいって気持ちはもちろんあるけど、この曲の世界観、この曲の主人公?のイメージからすると、このくらいさっぱりしてるのは解釈一致w

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第1回から比べると、だいぶ長いレビューになってますが、ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございます!

このレビューはもちろん新規ファンにいろんな曲の魅力を知って欲しい意図もありますが、それにしてはあまりにコアな気もするので、MIMIファン(MI民の愛称が定着しつつあるかな?)のみんなで語り合いたいなぁって目的が一番故、ここでもTwitterでもいいので、気軽にコメント残してくれると嬉しいです!

「スキ」してくれるのも、とっても励みになってます!いつもありがとう!

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