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野田市最古の櫻木神社で疫病退散祈願

 今日、春分の日は野田市最古の神社で桜の名所として知られる櫻木神社にお詣りしてきました。昨年、初めて参拝して境内や参道に満ち溢れる「気の良さ」にすっかりファンになり、桜の季節になったら再訪しようと心に決めていました。

 この神社が良いと勧めてくれたのは、鑑定をしている柏モディ 開運館E&Eでご一緒している紫貴光先生です。歌舞伎俳優の八代目芝翫さん(元橋之助さん)が襲名興行成功祈願をされた神社でもあります。妻である三田寛子さんは長年キッコーマンのCMに出演されていて、キッコーマンの城下町である野田市にある神社でご縁を感じるとおっしゃっていたそうです。

藤原鎌足の子孫、藤原嗣良によって創建された由緒ある神社

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 櫻木神社は平安朝の851年(仁寿元年)に、大化の改新で活躍した藤原鎌足の子孫で、五代目にあたる藤原冬嗣の三男・藤原嗣良によって創建されたといわれています。冬嗣は嵯峨天皇の信任を受け、右大臣に昇進した人物です。

 その息子の嗣良がこの地に居を移した際、サクラの美しい大木のもとに倉稲魂命(ウカノミタマ)・武甕槌命(タケミカヅチ)の神を祀ったのが始まりだそうです。宮司家社家文書によれば、神社のある地域いは古くは「桜木村」と呼ばれ、後に「桜台村」となったことから、昔から桜が咲き誇る美しい里であったと考えられています。

ケンケンパと厄の玉投げで疫病退散祈願・災厄消除祈願

 さて、今日、櫻木神社を訪れてまず目についたのが、「疫病退散祈願・災厄消除祈願」の茅の輪です。看板には「ケンケンパで厄落とし」と書かれており、「地面を蹴るこの遊びは、邪気や厄を祓い自身を浄化させるという意味が含まれています。」と解説が。ケンケンパにそんな意味があったなんて初耳です。

 そしてさらに面白いことに、「厄」と彫られた白い玉を200円で買い求め、茅の輪までの飛び石をケンケンパをしながら渡っていき、一礼して茅の輪をくぐったら、その玉を石に掘られた赤い「厄」の文字に向かって、思いっきり投げつけるという趣向です。ね、楽しそうでしょう? 老若男女、かなりの数の参拝者がこの疫病退散祈願にトライしていました。私と夫もその中の一人です(笑。

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毎年販売される「さくらの日まいり限定御朱印」は大人気

 東武アーバンクラインの野田市駅から徒歩10分という、決してアクセス良好とはいえない櫻木神社が全国から参拝者を集める理由の一つに御朱印があります。毎年「さくらの日まいり限定御朱印」が販売されるほか、期間限定の御朱印をいろいろだしているのだそうで、それがメルカリやヤフオク!で取引されるほど人気があるのです。私自身は御朱印を集めてはいませんが、確かに「さくらの日まいり」の御朱印は美しいですね。櫻木神社は御朱印を全国に広めた神社の一つでもあるそうです。

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清浄で福々しい櫻木神社は「商売繁盛」祈願に最適かも

 櫻木神社で感心するのは、参道や境内が美しいのはもちろん、ご不浄(トイレ)が独創的でとてもキレイなことです。神社は神が宿る場所なのですから、隅から隅まで清浄であるべきですが、櫻木神社ほどご不浄がキレイで用をたすと清々しい気持ちになれるところを知りません。

 そして御朱印はじめ、サクラのおみくじや絵馬、お守り、ランドセルのキーホルダーなど、デザインが秀逸で楽しみながらお金を落とせる、つまり寄付できるのです。本殿に参拝したら終わりではなく、桜が描かれた看板の前で記念撮影できたりと、色々なスポットが用意されていて、参拝者の滞在時間がかなり長い神社だと思います。

 こんなことを申し上げたら不敬にあたるかもしれませんが、寄付が集まるから施設や境内を立派にして、参拝者が喜ぶサービスを考える余裕ができる。施設が立派で内容が充実しているから、人が集まるという好循環が回っている「福々しい」神社なのです。ですから、個人的には「商売繁盛」を願うなら櫻木神社が最適という気がします。

 ライターだろうが占い師だろうが、どんな職業であろうと、櫻木神社のような「良い気を発するプロフェッショナル」でありたいものだなと、そんなことを考えながら参道をぷらぷら歩き、桜を愛でつつ帰途についたのでありました。

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