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[ORBS]Orbsの次の狙いは、、、

出典:https://www.youtube.com/watch?v=nivlDsd1BEQ

Orbsの代表のRanのYoutubeの内容があったので興味深く聞いた。
Orbsの資金は潤沢にあり、Runwayが圧倒的に長い。過去に戦略転換も行っている。そんなレイヤー1チェーンが目指す未来はつねに追いたい。TONのときにも、このような盛り上がりを示す前から次はTONの開発するといっていたのだが、今回の話ではDeFiの先物取引(RFQやインテントベースの取引所)にも同様のソリューションを提供することを目指しています。

全体の内容について

  • Paris Blockchain Week: Paris Blockchain Weekは、パリで開催される大規模な暗号通貨・ブロックチェーン関連のイベントです。インタビュー対象者のRan Hammerは、過去1年間でこのイベントに5回参加しており、年々参加者の質が向上し、真剣に取り組むプロジェクトが増えていると述べています。また、ブル・ベアマーケットに関わらず、業界は着実に成長していると指摘しています。

  • 暗号通貨市場のサイクル: 暗号通貨市場は、ブル(強気)とベア(弱気)のサイクルを繰り返しています。Ran Hammerは、2015年から業界に携わっており、これまでに3回のベアマーケットを経験しています。彼は、各サイクルを乗り越えることで、企業は強くなると述べています。また、ブルマーケットでは皆が幸せになるため、イベントに参加するのが楽しいと付け加えています。

  • Orbs社の事業: Orbs社は、レイヤー3のプロトコルとして、DeFi(分散型金融)プロジェクトのバックエンドを提供しています。主に分散型取引所(DEX)のスポット取引と先物取引に注力しており、このブルマーケットでは、オンチェーンの取引量を最大化することを目指しています。Orbsは、DEXがCeFi(中央集権型金融)の取引所と競争できるようサポートしています。

  • 分散型取引所(DEX)における流動性の問題と解決策: DEXの最大の問題は、流動性の分断化です。異なるブロックチェーン、DEX、プール間で流動性が分散しているため、DEXでの取引価格がCeFiの取引所と比べて競争力を持ちにくくなっています。Orbsは、流動性を集約することでこの問題を解決し、DEXがより良い価格を提供できるよう支援しています。

  • Orbsによる流動性アグリゲーションの仕組みと利点: Orbsは、QuickSwap、Pathfindaなど、統合されたDEXに入ってくる取引を常にチェックしています。そして、異なる流動性ソースから流動性を集約することで、DEXが直接提供する価格よりも良い価格を提供できるかどうかを判断します。もしそうであれば、取引はOrbsを経由し、ポジティブなスリッページが発生します。これにより、ユーザーは better priceを得られ、DEXは収益を増やすことができます。

  • 暗号通貨業界に必要な改善点: Ran Hammerは、暗号通貨業界にはまだ改善の余地があると考えています。特にUI/UXの向上は常に求められていますが、DeFiのスワップ機能などは現在かなり良いUIを持っていると述べています。一方で、異なるブロックチェーンやエコシステム間の相互運用性を高めるためのブリッジやプロトコルの開発が必要だと指摘しています。

  • Orbsの今後の展開: Orbsは、既存のスポット取引における流動性アグリゲーションに加え、先物取引(RFQやインテントベースの取引所)にも同様のソリューションを提供することを目指しています。これはまだオンチェーンではあまり見られない取り組みであり、大きなインパクトを与える可能性があります。

今後の展開の詳細について

Orbsは、現在のスポット取引における流動性アグリゲーションの成功を踏まえ、先物取引の分野にも同様のソリューションを展開しようとしています。この取り組みは、オンチェーン上ではまだあまり見られない革新的な試みであり、暗号通貨業界に大きな影響を与える可能性があります。

具体的には、Orbsは以下の2つの種類の先物取引所との連携を計画しています。

  1. RFQ(Request for Quote)ベースの取引所: RFQは、トレーダーが特定の取引条件(価格、数量など)を提示し、マーケットメイカーがそれに応じて見積もりを提供する方式です。Orbsは、複数のマーケットメイカーからのRFQを集約し、最適な価格を提供することで、トレーダーにとってのメリットを最大化することを目指しています。

  2. インテントベースの取引所: インテントベースの取引所では、トレーダーが取引の意図(例えば、特定の価格で一定量の暗号資産を売買したい)を表明し、その意図に合致する注文を見つけることで取引が成立します。Orbsは、異なる取引所からインテントを収集し、マッチングを行うことで、流動性を向上させ、よりスムーズな取引を実現しようとしています。

RFQシステムは、トレーダーが特定の取引条件(価格、数量など)で見積もりを依頼し、流動性提供者からの回答を得ることを可能にします。これにより、特に大口取引や流動性の低い取引において、より良い価格とスリッページの低減が実現します。DeFiプラットフォームにRFQを統合することで、取引の透明性とカスタマイズ性が向上し、個人投資家から機関投資家まで幅広いニーズに応えることができます。

一方、インテントベースの取引所は、ユーザーの取引意図を汲み取り、最適な取引執行を目指すモデルです。単に価格と数量だけでなく、スリッページ許容度などの詳細な取引パラメータを設定できるため、ユーザーはより戦略的な取引が可能となります。

これらのアプローチを永久取引所に適用することで、以下のようなメリットが期待できます:

  1. 流動性の向上:複数の流動性ソースを統合することで、よりスムーズな取引と有利な価格を提供できます。

  2. スリッページの低減:RFQとインテントベースのシステムにより、大口取引でもスリッページを最小限に抑えられます。

  3. カスタマイズ性の向上:取引パラメータを細かく設定できるため、各ユーザーのニーズに合わせた最適な取引が可能です。

  4. ユーザー体験の向上:より直感的で使いやすいインターフェースにより、初心者から上級者まで取引の利便性が向上します。

  5. 機関投資家の呼び込み:高度な流動性ソリューションの提供は、機関投資家の参入を促進し、DeFi市場の成長に寄与します。

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